少年団イベント続き

　昨日、３月最後の練習日ということで、卒団式、いわゆる６年生を送る会を行った。
　親にも来てもらい、子どもたちと一緒にバドをやってもらう、毎年恒例のイベント。心配は親の怪我だけ。無事、怪我する人もなく盛り上がったまま終了した。

　この卒団式で、いつもは指導者から一言ずつ言葉を伝えるのだが、今年はなかった。
　今年は、なんと、寄せ書きをしたのだ。指導者一同から、さらには残る団員全員から。

　２枚の色紙をもらった６年生たちは本当にうれしそうにしていた。少なくともあの子達の手元に１０年、あるいはそれ以上残ることになるのではないか。

　このアイデアは子どもから出されたのだという。私は知らなかったが、慕われている女性の指導者に子どもたちが相談したという。６年生には内緒にして、ひそかに団員の言葉を集める・・・。ほんとうに粋な、心ある贈り物。

　自分は今までこんなこと考えもしなかったし、考えても自分からは言わなかっただろう。今回卒団する６年生はそれだけ下級生に慕われていたと言えるのかな？
　微笑ましくて、うれしくてこっそり感動していた。


　その６年生は、本日、こっそり練習をしていた。最近よく練習試合に行く中学校の部活にお邪魔しているのだという。
　やる気があって、しかも指導者の思惑どおり中学生と仲良くなってくれてうれしいが、内緒で行くのは指導者としては非常に、苦しい。
　一応、中学校へ行き、先生にあいさつをして６年生に注意をした。
　だけど、やる気のある子たちを本気で怒れない。内緒はダメよ、みたいな怒り方になってしまった。

　あの子達が進学する中学校には、バド部がない。部活としてやっている他校の生徒に負けないぐらい練習の場を用意してあげたいと思う。
　実際には難しいとは思っていたが、この中学校では第２の練習の場として使わせてもらえそうな雰囲気だ。幸い、先生も協力的だし、部員もきっと迷惑とは思っていないだろう。まだ、少年団の方が強いから。
　今後、きちんと意思疎通をして、お互いが刺激しあえるような関係を続けていきたい。


　さて、明日は全少年団員とその親、指導者が一堂に会しての懇親会だ。毎日少年団だな・・・・。
　明日はすごい修羅場になる。ぎゃーぎゃー騒ぎまくるぞ。子どもたちは。
　

　でも、少年団の活動が色々な方向で活発になるのはうれしい。

　５月の連休は登山も計画している。お出かけする家庭に迷惑では？の意見もあったが、やる。
　そして、うちの団員は家庭のイベントを中止や変更までして、この登山に参加すると思う。
　風邪ひいて、迷惑だからくるなと言ってもやってくる子どもたち。足やおなかが痛くても、見学だけでもとやってくる子たち。そして、結局そういう子の多くががんばって練習に参加していく。

　かわいくて仕方ない。
　自分で一定程度は冷静でいなければ、とも思っていても感情が先に出てしまう。