7月18日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第228回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はビタペクト6個と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを1部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2620個、セルロースの合計は150個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2192部となりました。
今回で通算244回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2620人の子どもにビタペクトを、約143人の子どもにセルロースを、2192家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。
(家族A)
ピンスク市(チェルノブイリ原発から約280キロ)から来た家族。
お母さんが6人の子どもを引率していました。この家族には1個のビタペクト3を渡しました。
この家族は2009年5月、2010年7月、2011年4月、2015年6月にも保養滞在していたことがあります。そのときの様子はこちらをご覧ください。
「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第90回」(家族A)
「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第105回」(家族A)
「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第116回」(家族A)
「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第179回」(家族A)
2009年、2010年、2011年そして2015年の測定結果については以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
母親(事故発生時14歳) 0ベクレル → 9ベクレル → 17ベクレル → 17ベクレル → 6ベクレル
女子 (15歳)26ベクレル ○ → 33ベクレル ○ → 23ベクレル ○ → 45ベクレル ○ → 11ベクレル
男子 (15歳)18ベクレル ○(2011年初測定) → 23ベクレル ○
→ 34ベクレル ○
女子 (14歳)22ベクレル ○ → 32ベクレル ○ → 19ベクレル ○ → 25ベクレル ○
→ 12ベクレル
女子 (11歳)(2009年は測定なし)30ベクレル ○ → 17ベクレル → 7ベクレル → 13ベクレル
男子 (6歳) 5ベクレル(2015年初測定) → 19ベクレル
女子 (4歳)(2018年初測定)10ベクレル’
この一家は10人子どもがいますが、そのうち6人の子どもを連れてきています。
車椅子の男の子は15歳になってすっかり大きくなりましたね。
子どもたちの健康状態ですが、6歳の男の子は斜視で、両足が曲がっており、2度手術を受けて、だいぶ上手に歩けるようになっていました。
このように運動障害を抱える子どもはなかなか一般のサナトリウム施設で保養滞在できず、行くことができないそうですが、SOS子ども村は受け入れてくれるので、助かります、とお母さんは話していました。
今回は子どもたちの内部被曝量も大幅に減りました。
お母さんは被爆の原因は近所の森で摘まれたビルベリーではないかと以前疑っていましたが、最近ビルベリーは食べないようにしているそうです。
前回保養に来たとき、ビルベリーなど測定したほうがいいですよ、とアドバイスしましたが、今回尋ねたら、食品の測定はしていない、と話していました。(まあ、そんなものですね。子どもが大勢いると、育児に追われて、目に見えない放射能のことは後回しになってしまうのでしょう。)
(家族B)
ジトコビチ市(チェルノブイリ原発から約190キロ)から来た家族。家庭タイプ孤児院の家庭でした。
お母さんが10人の養子を引率していました。この家族には5個のビタペクト3を渡しました。
測定結果は以下のとおりです。丸印の子どもにビタペクトを1個ずつ渡しました。
母親(事故発生時18歳)6ベクレル
男子(16歳) 18ベクレル
女子(16歳) 16ベクレル
女子(15歳) 15ベクレル
女子(15歳) 17ベクレル
女子(14歳) 18ベクレル
男子(12歳) 23ベクレル ○
女子(12歳) 23ベクレル ○
男子(11歳) 29ベクレル ○
女子 (7歳) 34ベクレル ○
男子 (7歳) 23ベクレル ○
お母さんに子どもたちの健康状態について尋ねました。16歳の男子と11歳の男子は2人とも心雑音が聞こえるそうです。16歳の男子は今はよくなっているそうです。
子どもたちの多くが背骨が曲がっており、カルシウム不足を指摘されていますが、お母さんから言わせると、この家庭に引き取られる前、生みの親から育児放棄されていた子どもが多く、そのために栄養不足になっている、ということでした。
今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、日本語で子どもの名前を書いたカード、5円玉お守りなどをプレゼントしました。
子どもたちはお母さんと日本に行きたいと話していました。育ててもらった子どもたちが育てのお母さんに日本旅行をプレゼントする日が来たらいいですね。
画像は記念撮影した様子です。
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
今回はビタペクト6個と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを1部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2620個、セルロースの合計は150個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2192部となりました。
今回で通算244回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2620人の子どもにビタペクトを、約143人の子どもにセルロースを、2192家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。
(家族A)
ピンスク市(チェルノブイリ原発から約280キロ)から来た家族。
お母さんが6人の子どもを引率していました。この家族には1個のビタペクト3を渡しました。
この家族は2009年5月、2010年7月、2011年4月、2015年6月にも保養滞在していたことがあります。そのときの様子はこちらをご覧ください。
「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第90回」(家族A)
「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第105回」(家族A)
「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第116回」(家族A)
「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第179回」(家族A)
2009年、2010年、2011年そして2015年の測定結果については以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
母親(事故発生時14歳) 0ベクレル → 9ベクレル → 17ベクレル → 17ベクレル → 6ベクレル
女子 (15歳)26ベクレル ○ → 33ベクレル ○ → 23ベクレル ○ → 45ベクレル ○ → 11ベクレル
男子 (15歳)18ベクレル ○(2011年初測定) → 23ベクレル ○
→ 34ベクレル ○
女子 (14歳)22ベクレル ○ → 32ベクレル ○ → 19ベクレル ○ → 25ベクレル ○
→ 12ベクレル
女子 (11歳)(2009年は測定なし)30ベクレル ○ → 17ベクレル → 7ベクレル → 13ベクレル
男子 (6歳) 5ベクレル(2015年初測定) → 19ベクレル
女子 (4歳)(2018年初測定)10ベクレル’
この一家は10人子どもがいますが、そのうち6人の子どもを連れてきています。
車椅子の男の子は15歳になってすっかり大きくなりましたね。
子どもたちの健康状態ですが、6歳の男の子は斜視で、両足が曲がっており、2度手術を受けて、だいぶ上手に歩けるようになっていました。
このように運動障害を抱える子どもはなかなか一般のサナトリウム施設で保養滞在できず、行くことができないそうですが、SOS子ども村は受け入れてくれるので、助かります、とお母さんは話していました。
今回は子どもたちの内部被曝量も大幅に減りました。
お母さんは被爆の原因は近所の森で摘まれたビルベリーではないかと以前疑っていましたが、最近ビルベリーは食べないようにしているそうです。
前回保養に来たとき、ビルベリーなど測定したほうがいいですよ、とアドバイスしましたが、今回尋ねたら、食品の測定はしていない、と話していました。(まあ、そんなものですね。子どもが大勢いると、育児に追われて、目に見えない放射能のことは後回しになってしまうのでしょう。)
(家族B)
ジトコビチ市(チェルノブイリ原発から約190キロ)から来た家族。家庭タイプ孤児院の家庭でした。
お母さんが10人の養子を引率していました。この家族には5個のビタペクト3を渡しました。
測定結果は以下のとおりです。丸印の子どもにビタペクトを1個ずつ渡しました。
母親(事故発生時18歳)6ベクレル
男子(16歳) 18ベクレル
女子(16歳) 16ベクレル
女子(15歳) 15ベクレル
女子(15歳) 17ベクレル
女子(14歳) 18ベクレル
男子(12歳) 23ベクレル ○
女子(12歳) 23ベクレル ○
男子(11歳) 29ベクレル ○
女子 (7歳) 34ベクレル ○
男子 (7歳) 23ベクレル ○
お母さんに子どもたちの健康状態について尋ねました。16歳の男子と11歳の男子は2人とも心雑音が聞こえるそうです。16歳の男子は今はよくなっているそうです。
子どもたちの多くが背骨が曲がっており、カルシウム不足を指摘されていますが、お母さんから言わせると、この家庭に引き取られる前、生みの親から育児放棄されていた子どもが多く、そのために栄養不足になっている、ということでした。
今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、日本語で子どもの名前を書いたカード、5円玉お守りなどをプレゼントしました。
子どもたちはお母さんと日本に行きたいと話していました。育ててもらった子どもたちが育てのお母さんに日本旅行をプレゼントする日が来たらいいですね。
画像は記念撮影した様子です。
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。