ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2024年4月11日。ウクライナ侵攻から779日目

2024-04-10 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2024年4月10日。

 前日の10日、ベラルーシから隣国のポーランドに、一度に220人以上の外国人(ベラルーシ人ではないですよ。)が不法入国を試みて、国境の柵を乗り越えようとする様子が監視カメラで捉えられました。集団は複数のはしごを準備していたほか、入国を阻止しようとするポーランドの国境警備隊に対して、石などを投げつけ抵抗したということです。
 結局、集団は不法入国を諦めベラルーシ国内へと引き返しましたが、現場には木に釘を打ち付けた武器などが残されていたということです。
 この人たちが今、ベラルーシ領内にいるのはまちがいないですが、どこでどうしているのでしょうか。 


 ウクライナのトリピリスカ火力発電所は今日、ロシアのミサイル攻撃で破壊されました。
 ゼレンスキー氏は米公共放送PBSのインタビューで「ミサイル11発が飛来した。最初の7発は迎撃に成功したが、残りの4発がトリピリスカを破壊した。」と語り、すべてのミサイルを迎撃できなかったと不満を表しています。

 ロシア大統領は今日、ベラルーシ大統領と会談し、「我々のエネルギー施設に対し最近相次いだ攻撃に対応する義務があった」とし、「エネルギー施設の攻撃はウクライナの非武装化という目標と関連したもの」だと述べまし。


 ウクライナ議会は動員逃れへの罰則強化などを盛り込んだ軍への動員に関する改正法案を賛成多数で可決しました。
 法案では、18歳から60歳の男性は最新の個人情報を軍に登録することや兵役に関する書類の携帯を義務付けることなどが盛り込まれています。
 また、動員に従わない人は車の運転を禁止するなど、動員逃れへの罰則も強化されています。
 当初、法案に盛り込まれていた「動員された兵士は3年後に動員を解除される」とする条項は削除されました。
 法案はゼレンスキー大統領が署名した後、1カ月後に発効します。
 ウクライナも兵士不足が深刻化しているようです。