ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2024年7月14日。ウクライナ侵攻から874日目

2024-07-14 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2024年7月13日から14日の二日間、ベラルーシのゴメリ州で強風と大雨により、大きな被害が出ました。これはベラルーシでは台風とは呼ばないのですが、私の目には台風にしか見えないです。また雹や霰も各地に降りました。
 倒木の被害が最も多く、また各地で停電と断水が起きています。
 レチッツァ地区にあるサマーキャンプ場では、大雨・強風警報が出ていたにも関わらず、場内の屋外ステージでダンスのコンサートを行うため、大勢の子どもが屋外に出ていました。関係者の話では、天気が急激に変化し、一瞬で停電になったということですが、コンサートを延期すべきでしたね。
 逃げ惑う子どもたちのうち複数名が倒木の下敷きになり、13歳の中学生が死亡しました。他にも3名が重傷。
 このキャンプ場の責任者は、イベントの運営に問題があったとして、起訴される可能性が高いですね。
 ベラルーシではこのような災害が起こりそうな警報や注意報を、国中の全ての携帯電話にSMSで一斉に送信しています。