ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシのコロナウイルス感染者58505人。死者数346人

2020-06-21 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 6月21日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は58505人になりました。1日の新規感染者数は569人です。600人以下になりました。
 死者数は346人です。
 37666人が回復しました。
 86万件を超える検査数となりました。 

 ベラルーシには職業にちなんだ日(休日にはなりません)があります。日本でいうと、母の日とか〇〇記念日のような感じです。
 消防隊員の日とか教師の日などがあります。(ちなみに「図書館の日」はあるのに、「司書の日」はないです。その代わり「文化関係従事者の日」に司書は組み込まれています。)
 今日は医療従事者の日です。
 コロナウイルス流行中のこの日、ベラルーシの医師が(女性の産婦人科医で、感染病専門医ではないです。)「ベラルーシでは医療従事者が薄給のため、優秀な人が職場を去っていくことが多い。」と訴えました。
 するとベラルーシの政治家の一人(女性)が、「医者になる前に医者は薄給の職種だと知ってたでしょう? 知ってて医者になろうと決めたのが悪い。家族のためと思うなら、私だったら(医者を辞めて、医者より給料の高い)庭掃除人になる。」と答えました。
 この庭掃除人というのは、夏場は落ち葉を片付け、冬場は雪かきをする人のことです。
 
 私から言わせれば、医療従事者と言ってもピンキリなので、雪かき作業員よりたくさん給料をもらっている医者もいますよ。
 このコロナウイルス流行中、披露している医療従事者には労いの言葉をかけないといけないのですが、政治家がこういうこと言っていると、コロナウイルスと戦っている現場の医療従事者の意欲も下がりますね。これを機会に転職する人も増えるかもしれません。
 
 ヨーロッパの国では、コロナウイルスと戦っている医療従事者に感謝と応援の拍手を毎晩決まった時間にする、といったことがありました。
 日本では医療従事者やその家族に、「コロナに感染してるんじゃないの。うつさないで。」という冷たい発言がありましたね。
 ベラルーシでもヨーロッパのように拍手で応援する、感謝するといった行動はないです。しかし日本のような差別はないです。
 ベラルーシでは医療従事者にボーナスを支払う決定をしましたが、それだけでは埋め合わせにならないぐらい、感染リスクもあるし、死亡した看護師もいます。

 ちなみにリダ市の救急隊員だった人が反政府ブロガーのインタビューに答えたところ、7日間身柄を拘束されたニュースの続報です。出てきた後、救急病院から「雇用契約が切れた、更新する予定もない。」と言われ無職の状態になりました。今、一人でも多くの医療従事者が必要なときに、解雇です。
 この救急隊員は30代で妻子もあり、いきなり無職になってしまいました。救急隊員の知識も経験もあるのに、どこも雇ってくれません。
 しょうがないので、大統領選まではこの反政府ブロガーの支援活動をすることにしたそうです。そのことが報道されると、同情した人たちから、
「これ、当面の生活費に充ててください。」
と寄付金が寄せられ、それが驚くほど集まり、救急隊員としての年収2年分になりました。
 これで、子どもがいて、お父さんが無職でも、しばらく大丈夫ですね。
 しかし、「え、2年分の年収もらえた? いいなあ。」と羨ましくなった日本人もいるかもしれませんが、救急隊員の給料自体がそもそも低いからこういう計算になる可能性もありますよ。
 それにこの人には早く再び救急隊員として働いてもらいたいなあと思います。自分の好きな職業の分野で活躍できて、なおかついい収入がもらえるような社会にベラルーシがなってほしいと願っています。

 
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者57936人。死者数343人

2020-06-20 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 6月20日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は57936人になりました。1日の新規感染者数は603人です。減ってきました。
 死者数は343人です。
 36749人が回復しました。この数が感染者数に近づいてほしいですね。
 すでに58万件近い検査数になりました。

 正直に言って、現在のベラルーシでは、コロナウイルス関連ニュースより、8月の大統領選関連ニュースのほうが多いです。
 ベラルーシ人の関心もコロナウイルスより、選挙のほうに移っています。

 それで、ベラルーシと共通している部分が多いので注目しているスウェーデンについてのニュースを。 (一部抜粋)

[ストックホルム 18日 ロイター] - 新型コロナウイルス禍への対応として都市封鎖(ロックダウン)を実施していないスウェーデンで、国民の抗体保有率が約6.1%にとどまっていることが最新の検査で分かった。スウェーデンは国民の多数が感染することで免疫を得る「集団免疫」の獲得を目指しており、期待を裏切る結果となった。

集団免疫は、ある集団において十分な一定人数が感染して免疫を獲得すれば感染拡大を食い止め、残りも感染を免れるという考えだが、新型コロナでは未検証であり、回復した患者の免疫の程度や持続期間も分かっていない。

スウェーデンでは17日、コロナ感染による死者が5000人を突破した。人口当たりのコロナ関連死は他の北欧諸国と比べて高いものの、英国やスぺイン、イタリアなど厳格な都市封鎖を導入した国々よりは低い。

・・・・・・・・・

 上記の、ある集団において十分な一定人数が感染して免疫を獲得すれば感染拡大を食い止め、とありますが、この一定数がどれぐらいなのか、人口密度なども考慮しないといけませんが最低でも40パーセントは必要でしょう。
 スウェーデンの抗体保有率が6パーセントでは、全く効果がありません。
 ベラルーシ人の抗体保有率も同じようなレベルだと予測できます。
 これでは集団免疫獲得は数年は無理ではないでしょうか。コロナウイルス対策として、集団免疫獲得を目指したり期待するのは諦めたほうがいいと思います。
 
 ちなみに今日の時点でスウェーデンの感染者数は56360人で、ベラルーシとほぼ同じ。
 死者数は5079人で、ベラルーシより高い死亡率・・・というより、ベラルーシの死者数が極端に少ないと言っていいのではないでしょうか。
 スウェーデンの回復者数は9661人で、ベラルーシのそれとはずいぶん開きがあります。
 ベラルーシのほうが「まし」のように感じますが、ベラルーシの公式発表されている数字は疑問符がつくので、何とも言えませんね。

 とにかくベラルーシ人の抗体保有率はスウェーデンと同じぐらいだろと、スウェーデン側の数字から予測できます。
(スウェーデンの数字からベラルーシの数字が予測できるけれど、その逆は予測しないほうがいいです。)
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者57333人。死者数337人

2020-06-19 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 6月19日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は57333人になりました。1日の新規感染者数は676人です。700人以下ですが、昨日より増えてしまいました。
 死者数は337人です。
 35275人が回復しました。
 すでに82万件を超える検査数となりました。

 WHOはベラルーシでの状況に相変わらず警鐘を鳴らしています。
 ミンスク市内でコロナウイルスの有料の簡易検査ができる病院が発表されましたが、たったの3箇所でした。人口200万人の都市なのですが。
 簡易検査というのは、午前中に検査を受けるとその日の4時までに結果を教えてもらえるという検査だそうです。23ベラルーシルーブルなので、安いほうだと思いますが、どうなのでしょうね。
 そんなに希望する人がいるのか、あるいは殺到するのか、予測がつきません。夏に国外へ行く予定のベラルーシ人は渡航先によっては、感染していないことを証明しないといけないので、検査が必要になってくるでしょう。

 7月3日は独立記念日なのですが、また大勢が集まる記念式典をするのでしょうか。今年は規模を縮小するらしいですが・・・。
 
 ロシアで5月9日に行われる予定だった戦勝軍事パレードが6月24日に延期されました。これも本当に実施されるのか、と思われていましたが今のところ、敢行されるようです。
 招待されていたベラルーシの大統領も出席を表明。ベラルーシ共和国軍もパレードに参加するそうです。
 ロシアも感染が広がっていて感染者数の多さは世界で3本の指に入るのですが、大丈夫かなと思います。
 


 

ベラルーシのコロナウイルス感染者56657人。死者数331人

2020-06-18 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 6月18日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は56657人になりました。1日の新規感染者数は625人になりました。また減りましたね。
 死者数は331人です。
 34023人が回復しました。
 すでに80万件を超える検査数となりました。

 1日の新規感染者数が減ってきているのでうれしいです。
 しかし、このような数字を多くのベラルーシ人は信じておらず、「大統領選までは減り続けるけれど、それが終わったらまた増えるでしょ。」と言うベラルーシ人もいます。
 感染が広がりすぎると、予定していた選挙もできなくなります。
 一方でベラルーシ保健省は、新規感染者数が減ってはいるけれど、まだ予断は許さない状況で、今後も推移を見守る必要があると発表しています。
 
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者56032人。死者数324人

2020-06-17 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 6月17日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は56032人になりました。1日の新規感染者数は663人です。減ってきましたね。
 死者数は324人です。
 32735人が回復しました。
 77万件を超える検査数となりました。

 コロナウイルスに感染したベラルーシ人は治療のための薬が無料になることが決定しました。
 症状の軽重による差別化はなく、一律無料です。
 適用される薬の一覧も発表されましたが、従来のインフルエンザ用治療薬で、抗生物質がほとんどでした。
 もちろんコロナウイルスによる新型肺炎用の特効薬ではありません。

 ベラルーシの公立学校では高学年生は夏休みも登校して花壇の手入れをする登校日がありますが、今年は全て中止となりました。

 開催するのかどうか注目されていた(と言っても、ベラルーシ人の多くは「どうせ実施するでしょ。」と思っていたでしょう。)ベラルーシ最大の音楽祭、スラヴャンスキー・バザールが予想通り、7月16日から5日間の予定で行われることが決定しました。
 ヴィーツェプスク・スラヴャンスキー・バザールについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
 会場について調べましたが、6347席だそうです。ここが5日間に渡り満席になるのでしょうか。
 ビテプスク(ヴィーツェプスク)で感染第二波が起きないことを祈ります。
 もっとも観客全員ビテプスク市民ではなく、さまざまな地域から聞きに来るのですが、その人たちが帰った先で感染が広がるリスクがありますね・・
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者55369人。死者数318人

2020-06-16 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 6月16日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は55369人になりました。1日の新規感染者数は689人です。ついに700人以下になりました。うれしいです。また増える可能性もありますが・・・。
 死者数は318人です。
 31273人が回復しました。
 76万件を超える検査数になりました。

 同僚Cさんのお母さんは、結局入院もできず(地元の病院のベッドに空きがないため。)検査で陰性です、と言われても症状が残っているので、今も自宅療養中です。毎朝コーヒーを飲んで、匂いがするか味がするか自分で「検査」しているそうです。

 Bさんは21日間の病欠が過ぎてもまだ治らない(肺炎と診断されたけれど、入院を拒否したため自宅療養中。)ので、続けて26日間の有給休暇を取りました。これで最長47日間連続で出勤しなくてすみます。
 何とかしてこれ以上症状が悪化させることなく、この期間中に自力で「肺炎」を完治させないといけません。
 ただBさんは年齢的に、もうこのまま定年退職してしまう可能性もあり、長年働いた職場をコロナウイルスのせいで、こんなふうに病気といっしょに去ってしまった・・・となるのはせつないですね。

 ちなみにベラルーシの公務員は有給休暇を取った後は、無給休暇(26日以内)も取れます。しかしこれだと収入が減ってしまうので、これを病気療養のために使うのは悩ましいですね。
 普通の風邪のように1週間ぐらいで治ったらいいですけど、肺炎を自力で治す場合はどれぐらい時間がかかるのか・・・というよりこじれた時が怖いですね。
 
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者54680人。死者数312人

2020-06-15 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 6月15日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は54680人になりました。1日の新規感染者数は707人です。昨日より減りました。
 死者数は312人です。
 30420人が回復しました。
 74万件を超える検査数となりました。

 最近はウオーキングを兼ねて徒歩か、車で出勤・帰宅で、ほとんど公共交通機関は使わないようにしています。しかし今朝は久しぶりにバスで出勤しました。乗ったときの乗客数は10人。マスクをしていたのは私を含めて2人だけ。これがベラルーシの現状ですね。

 買い物も車の運転ができる夫が我が家の買い物係になっているのですが、先日久しぶりに買い物へ行きました。
 スーパーのお惣菜コーナーで働いていた3人の店員のうち、マスクをしていたのは1人だけ。もう1人は顎マスク。もう1人は片耳マスクで、同僚とぺちゃくちゃおしゃべり。手袋もしてなかったですね。
 お惣菜コーナーにはお客さんもほとんどいなかったです。
 レジではみんなきちんと間隔をとって並んでいました。
 消毒液は置いてあるけど、ほとんど誰も利用せず・・・私は持参しているハンドサニタイザーで自分の手は消毒。もちろんマスクをしていました。
 これもベラルーシの現実ですね。

 

ベラルーシのコロナウイルス感染者数53973人。死者数308人

2020-06-14 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 6月14日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は53973人になりました。1日の新規感染者数は732人です。800人以下のままですが、昨日より増えてしまいました。
 死者数は308人です。
 30103人が回復しました。
 73万件を超える検査数となりました。

 ミンスク市内には分館を合わせて、約20箇所に児童図書館があるのですが、そのうちの何箇所かで働く職員で、5人のコロナウイルス感染者が出ました。以前に記事を書いたBさんはこの中に入っていません。
 この5人は1箇所の集団感染ではありません。
 感染経路も不明ですが、本を借りに来た来館者との接触が可能性としては高いです。児童図書館は休館することなく、ずっと開いていましたから。
 感染がはっきり分かったにも関わらず、それぞれの職員が勤務していた児童図書館は消毒作業も全く行われず、告知も情報開示もなく、もちろんニュースにもならず、通常通り開館しています。
 私は正式に感染者が出たとなれば、少なくともその人が働いていた図書館は強制的に閉鎖されると思っていましたが、子ども向け施設であるにも関わらず、そのような対応は全くなく、何事もなかったかのようです。もちろん同僚の職員も強制的に検査を受けさせられると思っていたのですが、そんなことも全くありません。
 Bさんが陽性反応が出たら、私も検査を受けさせられて(もちろん無料ですが)職場も閉鎖されると思っていました。
 しかし、そんな対応策は何も実施されないのだなあと、改めて思いました。
 明日は月曜日、また出勤です。例年よりは開館時間は1時間短縮されています。
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者53241人。死者数303人

2020-06-13 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 6月13日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は53241人になりました。1日の新規感染者数は721人です。昨日より増えてしまいましたね。
 死者数は303人で、とうとう300人台になりました。
 すでに29111人が回復しました。
 71万件を超える検査数になりました。
 
 先日のBさんやCさんのお母さんの話の続きになるのですが、公務員の場合、コロナウイルスにかかっていたとしても21日以上連続の病欠は取れないのだそうです。
 「肺炎」であっても。そんなわけで、病欠の開始日(仕事を最初に休んだ日)から数えて21日になる前に、再検査の結果が「陰性」2回にならないといけないわけです。
 経済重視とも言えるし、上からの命令至上主義とも言えます。本人が、咳が出て困っています、と言っても、21日経ったら、とにかく治ったことにしておかないといけないらしいです。
 毎日、回復者数の発表を正式にしていますが、まだ完全には治りきっていない人もこの数に入っているのではないかと思います。

 地方の診療所で受付の仕事をしていたCさんのお母さんの感覚では(あくまでこの人の感覚であると言っておきます。)死者数も実際には何倍もあるようだということです。少なくとも実際には1000人以上いるだろうということです。

 どこの国でもそうだと思いますが、実際の数は完璧に計算できないのでは、と思います。
 それでもベラルーシは(以前数回発表が遅れたこともありましたが)毎日公表しているだけでもましなのかと思います。
 ときどき、こんな発表本当かどうかもよく分かりませんと言いながら、ブログに数字を毎日投稿していることに意味があるのか、と思うこともあるのですが、結局、この公式発表の数字、そして推移によって、いろんなことが決定されていていくので、この国で生活、特に公務員の一人として仕事をしている私としては注視しなくてはならないです。
 
 来週からは、貸出業務以外は平常通りの業務だったミンスク市立児童図書館も、中止されていた業務のうち一部は再開されるようになります。
 これも最近、新規感染者数が減ってきたと公式発表があったので、それに基づいての判断です。他にも来館者増加キャンペーンを(もう何年も)続けているので、早く再開したいという思惑もあるのです。
 実際、夏休みに入り、来館者数は増えています。
 入館するときマスクをしてくださいと来館者にお願いしていますが、忘れたという人もおり、厳しい罰則がないので、図書館員も「だったら、本は借りられません!」といった対応もできないままです。
 入り口に置いてある消毒液も見向きもしないし。使用しているのは図書館員ばかりです。

 ベラルーシ人の多くはもうあきらめているのか、楽観主義者なのか・・・
 無症状のまま、すでに感染している人もたくさんいて、意外と第二波が来ても、あまり影響を受けないかもしれません。(強毒化してなければ。)

ベラルーシのコロナウイルス感染者52520人。死者数298人。地方では

2020-06-12 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 6月12日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は52520人になりました。1日の新規感染者数は704人です。減ってきました。明日は700人以下になるかもしれません。
 死者数は298人です。
 27760人が回復しました。回復した人の数は1日で1000人以上です。病院のベッドも空きが出てくるかもしれませんん。(自宅療養していた回復した人もたくさんいるでしょう。回復者数イコール退院者数ではないのでご注意ください。)
 69万件を超える検査数となりました。

 同僚Cさんの話です。Cさんは感染者ではありません。
 Cさんはゴメリ州の地方都市の出身です。今はずっとミンスクで働いています。
 Cさんのお母さんがコロナウイルスにかかっていることが分かりました。
 Cさんのお母さんは地元の診療所の受付をしています。そしておそらく外来患者からコロナウイルスをうつされたようです。
 コロナウイルスに特有の症状、乾いた咳、味覚障害、嗅覚障害、発熱などなどがあり、本人がすぐに、自分はコロナだと分かったそうです。
 医療関係者なのに、検査を受けさせてもらえず、抗生物質だけもらって1週間経過。全くよくならないので、別の抗生物質を処方してください、と頼んでいるのに、何もしてくれない医者(自分の同僚)。
 しかし、Cさんのお母さんは、診療所で働いていたので、コネがあったため、コロナウイルスの検査を無料で受けることができました。
 結果は陽性。しかし、肺のレントゲンはきれいなまま。そしてやっぱり「肺炎ですね。」と診断されました。
 じゃあ、入院となると、「空いているベッドがありません。」「田舎なので特別な感染病対策用隔離病棟がありません。」などと言われて、自宅療養へ。
 この町では、肺炎患者が増えすぎて、ありとあらゆる病棟が肺炎患者用に振りわけられており、廊下にまでベッドを置いているケースもあるそうです。
 次の日、往診に来た医者が、
「再検査します。腕出して。」
「え、昨日陽性の結果だったのに、もう再検査ですか? 症状もまだおさまってないのに。ゴホン、ゴホン。」
 仕方なく腕をだすと、なぜか血液を採取して、これで再検査します、と言われました。
 最初の検査では鼻の粘膜の採取だったのに、再検査は血液検査?
 翌日、「検査の結果、陰性でした。」
「そんなわけないでしょ。ゴホゴホ・・・。」
「明日また再検査します。」
「また血液採取するの? 通常の粘膜の採取じゃないんですか?」
という質問に答えず、医者は、
「次の検査で、陰性だったら、自宅療養終了。来週の月曜日からまた職場復帰してください。陰性の結果が2回出たら、回復したってことですから。」
「ええ? また診療所の受付の仕事をするの? まだ咳が出ているんですけど。」
 医者は何も言わず帰ってしまいました。

 今がここ・・・です。本当に来週の月曜日からCさんのお母さんが職場復帰するかどうかはまだ分かりません。
 もし復帰したら、診療所の受付の人がコロナウイルス感染者で、咳しながら受付業務をするということです。
 この小さい町はどうなってしまうのか・・・。
 
 Cさんもお母さんも陰性の結果など信じていません。
 またCさんは最後にお母さんに会ったのが2ヶ月前で、今年の夏の休暇もお母さんが完全に治ってから帰省すると言っています。絶対そうしたほうがいいですよね・・・。

ベラルーシのコロナウイルス感染者51816人。死者数293人

2020-06-11 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 6月11日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は51816人になりました。1日の新規感染者数は750人です。とうとう800人以下になりました!
 死者数は293人です。
 26643人が回復しました。
 67万件を超える検査数になりました。

 (今日は仕事が忙しく、ブログに時間がさけませんでした。また明日、投稿します。)

ベラルーシのコロナウイルス感染者51066人。死者数288人

2020-06-10 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 6月10日の書き込みです。
 ベラルーシの頃ないウイルス感染者者51066人になりました。1日の新規感染者数は801人です。だいぶ減ってきましたね。再び増えないことを祈ります。
 死者数は288人です。
 25667人が回復しました。
 66万件近い検査数になっています。

 ベラルーシはようやく夏になりました。紫外線がコロナウイルスをやっつけるといった情報も聞きましたが、私自身はあまり信じていません。
 でも本当だったら、ベラルーシでも紫外線がどんどんコロナウイルスを減らしてくれているはずです。
 一方でベラルーシの医師は「夏になったからと言って、感染者が減るとはかぎらない。今までと同様、手洗いなどするように。」と訴えました。
 確かにベラルーシは冬、寒い国なので、インフルエンザや風邪など冬に流行します。でも夏風邪という言葉があるように、気温が高ければ、風邪をひかないとは言い切れませんね。
 ベラルーシでも日本でも気を緩めないようにしないといけませんね。 

ベラルーシのコロナウイルス感染者50265人。死者数282人。職場に感染者疑いの人が出た場合

2020-06-09 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 6月9日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は50265人になりました。とうとう5万人台になりました。1日の新規感染者数は812人です。また900人以下になりました。このまま800人以下になってほしいです。
 死者数は282人です。
 24506人が回復しました。
 64万件を超える検査数となりました。

 以前にも職場に病人が出た場合のケースについて投稿しましたが、今回はコロナウイルス感染疑いの人のケースです。
 同僚Bさんはある日の朝39度の熱を出しました。それまでにも数日咳が出ていましたが熱はなかったので、マスクはしながら図書館業務を続けていました。熱が出たので、往診を頼むと、薬の処方箋を出されたので、それを3日間服用するよう言われました。3日後、よくならず、医者に言うとまた3日薬を飲みなさい、しかし治らず、また3日薬を・・・と言われているうちに10日経っても、まるでよくなりません。
 それで、医者に、
「これはコロナウイルスではないですか? 検査を受けさせてください。」
と言ったのに、検査の必要なし、と言われて検査を受けられないままでした。(もし、ここでこの医者が受けて良い、あるいは受けなさいと言っていたら、検査料金は無料でした。)
 肺のレントゲン検査は受けることができたので、撮影すると、肺はきれいなまま。

 しかしBさんは有料なら希望者はコロナウイルスの検査を受けられることを知っていたので、受け入れ機関に電話。順番待ちがありましたが、そこへ行ってPCR検査を受けることができました。およそ60ベラルーシルーブルを払い、結果を待っていると、
「陽性ですね。」
「やっぱり、コロナウイルスにかかってたんですね!」
「いいえ、肺炎が陽性です。」
「え、コロナウイルスが陽性なんですよね?」
「いえ、陽性なのは肺炎です。」
「でも肺のレントゲン写真は異常なしだったんですけど。」
「でもあなたは肺炎です。」
「つまりコロナウイルスによる新型肺炎ですよね。」
「肺炎です。」
 Bさんは「肺炎患者です。」と書かれた診断書をもらって帰宅しました。
 本当に肺炎だったら入院しないといけないのですが、Bさんは肺のレントゲン写真がきれいだったことから、肺炎とは信じていなくて、入院するのをやめました。それから、同居している母親(90歳)の世話をしているので、入院できないんだそうです。
 症状が出ているので出勤していませんが、もし、コロナウイルス陽性だったら、この同居しているお母さんにうつしてしまわないか心配です。どうやってお世話しているんでしょうか? 自分も体調悪いのに。

 またこの「PCR検査」の診断書(検査結果)に「コロナウイルス陽性」と書かれていたら、同居家族も否応なく検査させられますが、そう書いていないので、家族は検査を受けられません。あるいは有料の検査を受けに行かないといけません。
 そしてBさんの職場で働いている職員も検査を受けさせられ、その結果によっては図書館も閉鎖です。
 しかしBさんは肺炎が陽性で、コロナウイルスが陽性ではなかったので、同僚の職員は誰も検査されておらず、図書館も通常通り開館しています。

 マスクはしていたけれど貸出コーナー担当だったBさんが発熱前に来館者にうつしてしまったかも分かりません。またBさんの感染経路は不明です。
 職場には今、病気の人は他にいません。
 私もBさんからうつされたかなあと考えましたが、Bさんが最後に出勤した日(発熱した日の前日)から数えてすでに2週間が経過しているので、だいたい潜伏期間も過ぎたかと思います。私は何も症状が出ていないです。 

 Bさんが自腹で検査を受けたこの1回という回数は、上記の64万件という検査数の中に入っていると思います。しかし、感染者数の中にBさんは入っていないでしょう。
 陽性率が何パーセントです、という発表は無意味なようです。



ベラルーシのコロナウイルス感染者49453人。死者数276人

2020-06-08 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 6月8日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は49453人になりました。1日の新規感染者数は823人です。10日連続900人以下です。よかったです。しかし、このペースだと明日とうとう5万人台になりそうです。
 死者数は276人です。
 23880人が回復しました。
 63万件を超える検査数となりました。

 戦勝記念パレードが行われた5月9日以降の陽性の結果は減少し、1ヶ月経った今、このパレード敢行について結果はどうだったのか誰も何も言っていないとテレビ番組でテーマになりました。
 つまり数字を操作しているのではないかという疑惑があるということですが、私から言わせれば、完璧に正確な数字はどこの国にも出せないと思います。
 しかも、5月9日以降で1日の新規感染者数が最高だったのは、5月17日発表の969人です。
 これは発表されたのが5月17日ということで、だいたい昼ごろ発表されているので、実際には5月16日までに検査結果がはっきり分かった人、という意味です。
 なので5月16日がピークだったということです。これは5月9日からちょうど一週間後に当たります。
 
 5月9日以降、陽性の結果数が減った(あるいは意図的に減らされた)というのはまちがいです。
 確かに「5月9日のパレードの後、感染者数がやっぱり増えたねー」とか「減ったねー」とか「それはどうしてなんだろう。」とか、話し合うことすらないというのは正しいです。
 一般人は数字のことは最初から信じていない人が多いし、信じていない数字のことをあれこれ議論したってね、という雰囲気です。
 まあ、それでも毎日保健省が公表しているんだから、それが真実だとして、やはりそれを元に分析してくれる学者がいてほしいのはやまやまですが。

 ちなみにこのテレビ番組では、
「5月9日の軍事パレードに参加した人、見にきた人は合計1万5000人だった。ミンスク市内のとあるショッピングセンターで買い物をした人は、土日の2日間で、13万人だった。」
とも指摘していました。
 もちろんミンスクにはマスクしないと入店できません、買い物できませんといった規制はありません。
  
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者48630人。死者数269人

2020-06-07 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 6月7日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は48630人になりました。1日の新規感染者数は879人になりました。前日よりたったの4人だけですが、減りました。
 死者数は269人です。
 23647人が回復しました。この数は一日で632人増えていますが、やはり1日の新規感染者数より、1日の新規回復者数が少ないと、空いている病院ベッド数のことが気になります。
 もっとも自宅療養扱いの感染者が非常に多いでしょう。
 すでに62万件を超える検査数となりました。