こんにちは。
先日リフォームから帰ってきたパライバトルマリンと、結婚25周年のエタニティは、凄かった。暇なクラフトマンが手塩にかけたんだろう、最高の出来となってやってきた。
それを主人と受け取りに行った際、見せて貰って、
ストンと、どうしようもない感情に襲われた。
こんな気持ちは、早々にない。ダイヤモンドでさえ、ここまで煽られる気持ちはなかった。綺麗ね、良かったわと、思うだけで、実は、もう息子達に譲る前提だったから、他人事のような感じで、綺麗さを眺めていた。
今回は違う。狂ったように、ネット上や、オンラインショップを見ている。
いやいや、手元にあるやないけ、本命が。
しかし、違う。まともに見られないのだ。そうか、これが初恋かと思うほどの煽られ系である。指輪とネックレスは、同色だったので、落ち着くと思ってた。
落ち着かないのである。
しかも、はめてる指輪の事さえ忘れて寝てても、常時、緑青色の服を着たメーテルみたいなひとが、枕元に立ってる。
なんだろうと思うほどの煽られ感。
これは、たぶん、恋だ。
色石にありがちな恋だ。ダイヤは、DとかEってレベルがあるので、色見本まで買ったわたしにとって、色の好みと言うのは特に揺れない。Dが1番なのは当たり前である。好みの青白さ。そのぼおぉっと光る青白さに惚れた。
けど、色石は、同色を探す事さえ今は難しい。
たまたま、友人からの申し出に、わたしは、持ってるパライバを忘れて、恋に落ちた。古い初期の頃の色が好きなのだ。オールドマインかエイトリータかは、分からないけど、とにかく、初期鉱山の色。
恋に落ちたら、自分はやばい奴確定である。重い、煽られる、振り回される、全力疾走のメンタルど不安定である。故に恋は嫌い。愛は安定してて好き。
その恋に狂った自分が怖いのに、何故か楽しんでる気がする。苦痛さえ、既に甘美で、自分最低、何してんの、老いらくの恋?と思うほどの、恋愛馬鹿である。
それが、石に向けてとは。
しかも、自分の悪い癖は、恋すると、バックアップに同じものを持たないと気が済まないのである。二股真っ青。
恐らく、実家を出るまで、実家を出てからも、大事にしていた唯一無二の存在を、壊され続けたわたしのトラウマだろう。
ネックレスはリフォームと言うより、横に倒したい。
ああ、こんな高い石に振り回されるとは。しかも、高値の花。
ところで思うんだけどね。ホント、バックアップ癖があって、ぬいぐるみでさえバックアップ取ってる。だから、家の中、狭いんだ。
ネックレスは大きな枠にも入れたい。四六時中眺めていられるように。
あー、こんな時に金が高いんだよな。いつもわたしが色石に恋に落ちる時、金が高いよ。うん。プラチナで、メレビッシリのアンティークがあると安心だけど、そもそも、
わたしは普段使い用の石を探してたんだ。そこへフラッと友人が来たんだ。
まさか、恋に落ちるとは。
朋