誰でもよかった

昨日、TVを見ていたら画面の上に臨時ニュースが流れました。
秋葉原で事件との一報。

５人が心肺停止状態で運ばれ、けが人も10数名・・
時間の経過によって亡くなられた方が７名　重軽傷が１０名。
今朝のニュースでは重篤の方が２名居られるとのこと。

犯人は青森出身の静岡県裾野市に住む２５歳の派遣会社員。
逮捕される時の写真を見たところ　細身の男性です。
インタビューを受ける人は一様に『そんな風に見えなかった』『勤務態度は真面目だった』などなど。。。

こうした事件を起こした加害者はまず
『世の中がイヤになった』『生きてるのがイヤになった』
『誰でもいいから殺そうと思った』
そんな言葉を吐く。

犯人がどんな環境で育とうが、どんな状況にあろうが、
その自分勝手な行動で傷つけられ、命を落とされる被害者にも
それぞれの人生があって、人との繋がりがあって生きて来た歴史がある。
それを摘み取らずにいられない衝動に駆られるなら、
その衝動は自らに向けるべきじゃないのだろうか。

暴論と思われるかもしれない。
勿論　生きていくのが一番だと私も思う。
けれど、ちょっと考えれば分かることではないんだろうか。
自分が送って来た人生と同じように他の人もいろんな人生を送っている事を。。

隣で幸せそうに笑う人も、涙を流す時、怒りに震える時、いろんな自分を感じながら生きています。