レリーズタイムラグ

「元」デジカメブログ、今は興味あること全般、何でも節操なく書いてます。

今度こそ「最後の単三」?・・・Canon PowerShot A1400 その2

2014-03-29 10:00:00 | 寸評
自分が買った機種の他人評を読むのが好きです。ボクが買うのはもっぱらローエンド機なんで、大体は酷評なんですけどね...

今回のA1400も総じて芳しくないです。ボク自身も芳しく書いとりませんし、まあ想定内です。ひとつ意外に感じたのが「(光学式)手振れ補正が付いてない」のを、残念とか指摘している人が結構いるということ。確かに付いてないんですが。長年デジカメ買い漁っている経験上「やっつけ仕事の単三機種に手振れ補正なんか付いてるわけない」なんてことは半ば常識だと思ってたんですが...時代は変わりました。

ひと昔前までは「単三機種=そのメーカーで一番安い機種」でしたが、今はそうでもありません。専用充電池機種、安すぎ。同じような値段とあれば、機能的にも同等と考えるのは当然といえば当然でしょうか。かつて両者の価格差の主要因だった「専用充電器」が付いてないですもんねぇ、最近のヤツ。みんなUSBケーブル給電ですか。小さくて薄くて手振れ補正も付いてて単三機種と同じかヘタすりゃ安い専用充電池機種があれば、そりゃそっち買いますよ。

まぁでも、市場から絶滅してしまう前に、もう一台くらいは使ってみたいですけどね、手振れ補正から何から全部ついて、なおかつコンパクトな「本気の」単三機種。

今度こそ「最後の単三」?・・・Canon PowerShot A1400

2014-03-21 22:00:00 | 寸評
本年最初のデジカメネタです...

CANONの PowerShot A1400 という機種です。買ったのはかれこれ半年くらい前。あんまり使ってなかったので今頃な感じですが。

単三電池2本で動きます。相変わらずの単三機種フェチ。単三機種の先細り傾向は再三書いているとおりですが、最近、さらに絶滅寸前の気配が漂っているため、ちょっとでも見どころのある機種は押さえておこうと思って買ったもの。その、私的「見どころ」とは...


<ボディーが黒>
エントリー単三機種では久しくお目にかかれなかったカラー。鏡胴も黒というのがいい。

<広角端F2.8>
際立って明るいというわけではないけど、ニコンやフジの単三機種はもっと暗い。
コストの問題もあり、キヤノンもいつ寝返るかわからないので・・・

<思ったより軽量コンパクト>
単三電池が入るグリップ部だけボコッと膨れ上がった外観はスマートとは言えないけど、
右手でガッチリ握りこむ部分が最も重いため、カタログ値(174g)ほどの重さは感じない。
・・・この辺は実際持ってみないとわかりづらい感覚なんですが。


「今どき光学ファインダーを実装」という点を評価しているユーザーも少なからずおられるようですが、ボクは使わないので無反応です。メガネ掛けてるしなぁ。電池がピンチの時には助かるかも。

画質そのものについては、同じレンズ、同じDIGIC4の他機種でピンとこなかったので、これっぽっちも期待してませんでしたが、まぁそのとおりです。レンズは逆境に弱く、画素数から期待するほどの解像感もないです。発色は割と自然で、このところ曲者ばかり使ってきたせいか、なんだか癒される感じ。ただまぁ、前述したとおり、存在意義そのものに金を払っているもんですから、写りがどう出ようと文句はありません。海が山に、犬が猫に写ったりさえしなきゃそれでいいです...


VH-510でEye-Fi mobiを試す

2013-07-09 22:10:04 | 寸評
ちょっと前までは、デジカメのWi-Fi機能なんて電池食うだけのムダなギミック・・・などと吠えてみたりもしていましたが、nexus7(アウトカメラがない)で写真つきのネタを書きたいという衝動的欲求を満たしたいがために、また無用な出費をしてしまいました。

さすがにいきなりWi-Fi付カメラ新規導入では思い切りが過ぎるかと考え、とりあえず、存在だけは前まえから知ってる Eye-Fiカード を試してみることにしました。買ったのは「mobi」なる新型です。差すのは当然、手持ちで唯一のEye-Fi対応機、オリンパスのVH-510です。

感想としては、やろうとしていたことは出来たので及第点ではあるでしょうけど、それ以上でも以下でもないという感じです。主にカメラ側の責任なんですが、ちょっと煩雑。再生画面でメニューを呼び出し、そこから2ステップくらいあって画像選択画面が登場。選択が終わったらいったん撮影画面に戻し、タブレット側のWi-Fi環境をスイッチしたら転送開始・・・面白がってるうちは頑張ってやりますけど、なんか面倒でそのうちやんなくなりそう。あと、カード読み込みの都合か、カメラ自体の起動と終了が遅くなってるのも気になる。

タブレット側のスイッチングについてはそれ用のアプリかなんかでよくなるかも知れませんが、カメラ側の手数はどうにも・・・とはいえせっかく買ったんで、もう少し「生かしてる感」を得られるまでは使ってみましょう。とりあえず次は「外出先でiPhone4と連携」に挑戦でしょうか。ちなみに冒頭の画像は、実際に転送したものを加工して張り付けてみたんですが、写っているもの自体に特に意味はありません、すみません。

大体代替・・・OLYMPUS VH-510<3>

2013-06-09 21:46:16 | 寸評
なんのこっちゃわからん写真ですが、一応いつもやっている高感度画質の話を少々。

DMC-SZ7はパナソニック独自開発の非裏面照射型MOSだったので、裏面照射型のCMOS機は何気に久しぶり。でも屋外日光下で使う分にはiHSテクノロジーのチューニング?が派手目なためCMOS独特の色味の浅さが全く感じられません。正直、忘れてましたというくらいのレベル。では対CCDでの優位点である高感度画質はどうかというと、個人的にはそこそこ頑張ってるほうかなと思います。

「巧い」というのが率直な感想です。これもiHSマジックでしょうか。高感度画像を捌くときの手法として「ディティール度外視でノイズリダクション」「ノイズ乗り覚悟で解像感残し」という両極があり、どっちに寄り過ぎててもイヤなんですが、当機は絶妙の落とし所に落ち着いている印象です。こればっかりは好みがあると思うので、あくまで個人的な印象ですが。被写体にもよりますがISO1600までは我慢できます。

というより、感度を特に「ISO HI(高感度オート)」に設定しなくても、割と思い切りよく800とか1250とか使ってくれちゃう思考回路のようなので、そのくらいまでは我慢できないとちょっとやってらんないというところもあります。そういえばオリンパスって前から結構そんなだったよなぁ・・・なんか前にも書いた覚えがあるよなぁ・・・なんて思わず回顧してしまった。まぁ、前回も書いたように「暴れ馬」ですからね。

大体代替・・・OLYMPUS VH-510<2>

2013-02-16 23:49:16 | 寸評
前回は能書きばかりで肝心の当機自体のことを全く書いてませんでした。一応ボクなりに感じたことをまとめておきます。まずは仕様でも。

 ・有効画素数:1,200万画素(裏面照射型CMOS)
 ・焦点距離:25mm~200mm(光学8倍) ・開放F値:W3.3~T5.9
 ・手ブレ補正:CMOSシフト式
 ・液晶モニター:3.0型、46万ドット

最近のトレンドである裏面照射型CMOSとプチ望遠の光学系を実装し、かつ手ブレ補正も搭載(あんま効いてる感じしないけど)してます。これで8,000円を切って買えるんですから、どんだけ付加価値ないのか人気ないのか。それはさておき・・・

肝心の画質ですが、一言でいうと「やりすぎ」・・・でしょうか。

基本的にあんまり細かい設定出来ません。「プログラムオート」に設定してもシャープネス、彩度、コントラストともに調整不能のカメラ任せ。で、ざっくり言うとそのすべてをマックスにプラス補正してる感じの仕上がりになります。液晶モニターで見る分には素晴らしく綺麗に撮れてるように見えるんですが、PCで見ると(別に等倍でジロジロ見てるわけでもないのに)あちこちが気になるちょっと落ち着かない画像ばかりという具合。

特にシャープネスというか輪郭強調がかなり極端で、遠近入り混じるような構図では近くの被写体がまるで合成してるかのように浮いて見える感じがあります。人物を撮った時は特に気になります。発色もどちらかというと派手なので、受け付けないという人もきっといるはずです。ボクは見た目の派手さに騙されやすい素人なので、発色自体は割と気に入ってたりはします、空とか。あと画質関係で言うと、ノイズは結構乗ってる方でしょう。地味に逆光には強いかな。良いとこも悪いとこもよく目立つ画質です。ゆえに「やりすぎ」

購入動機のひとつである「軽快感」ですが、撮影そのもののサクサク感は期待通りです。ばしゃばしゃとシャッターを押せる感じ、速さが取り得のセンサーの素性をよく引き出していると思います。起動も合焦もなかなか軽快、このあたりは事前の能書きどおり。不満はインターフェースで、まずメニュー画面の操作追従性がちょっとだけトロい。あとボタンが小さくて硬い。特に4方向キー、背面のスペースは結構ゆとりがあるのに何でこんなに小さいのかというくらい小さい。硬さでいえばシャッターもそこそこ硬くてしかもストロークが長い。手ブレの原因になりかねません。個体差もあるのかなぁ・・・

というようにクセが強すぎて人には絶対薦められませんが、無難な機種ばかりの昨今にあって久々に出会った「暴れ馬機種」という感じで、ボク自身はかなり面白がって使っています。誰も持ってない機種はボクの真骨頂でもありますし、もうしばらくは遊んでみたいと思っています。