レリーズタイムラグ

「元」デジカメブログ、今は興味あること全般、何でも節操なく書いてます。

東京土産・・・SONY Cyber-Shot DSC-WX170

2014-04-27 00:00:00 | 寸評
超軽量・超コンパクトな光学10倍ズーム機、ソニー・サイバーショット DSC-WX170 の話を唐突に。

以前、パナソニック・ルミックス DMC-LZ7 を買った時、最後まで迷った と書いた DSC-WX100という機種の後継機です。後継機とはいえ、巡りめぐって結局どっちも買ってしまっている自分の節操の無さに、ある意味感動を覚えます。

DSC-WX100を見送った理由のひとつに、コントロールホイールの操作性が苦手な点を挙げていますが、このDSC-WX170は、さらに苦手な「タッチパネル」です。案の定、慣れないもんで誤動作連発、イライラします。いろいろ設定しながら撮るの、早々に諦めました。軽さ小ささは素晴らしいけど、電源オフ時のレンズ部分が盛り上がっているのはいただけない。色んなとこに引っ掛かります。ボディカラーもイマイチ。ゴールドなんてボクの持つ色じゃないです...

これだけ文句があんのに逆になんで買ってんのかという話ですが、「先日の東京出張時に勢い余って」というのが実のところです。情けない話です。出張先の神田でたまたま立ち寄ったキタムラが、近隣店舗の展示品をアウトレット販売してる店であり、多数置いてある中でも、スペック比でいくとかなりの格安と思えた当機に対し「ここで買わなきゃ次は無い」の論理が働いてしまったという...ちなみに藤沢・辻堂店の展示品だったそうで。

設定を諦めたと書きましたが、そもそも、放っておいてもなかなかキレイに撮れてはしまいます。<色は見たとおり><輪郭は見た目以上>要するにいつものソニーの感じですが、素人目にはキレイに見える絶妙のさじ加減といったとこでしょうか。「エッ!」と思うような仕上がりになることはあんま無い。そして10倍ズームはやっぱり楽しい。

ちなみに元のDMC-LZ7は奥様が使っておいでです。別にわざわざ書くことでもありませんが、当時あんだけ持ち上げた機種なんで、売っぱらった訳じゃないってことだけは一応。

是(こ)を「チプカシ」と 人はいふなり

2014-04-13 00:00:00 | 時計
長年使っていた「セイコー5」が最近どうも不調。息子が中学生になったらくれてやると勝手に決めているのに、あんまり酷使が過ぎるとそれまで持たんかも知れん。そこである程度温存策を取るべく(そこまでイイやつでもないんだけど)新しい常用時計を買うことに。

「セイコー5」の<オートマ><アナログ>から来るアバウト感にはある程度慣れましたが、どうせ買い換えるなら久々に<クォーツ><デジタル>の秒単位のキチキチ感が欲しい...というところまで決めて、特にメーカーだのデザインだの決めずにざっくり絞り込み。あと、ポイントが溜まっていたので、足しにして安く買えれば...と思っていたところ、足すどころかポイントのみで買えてしまい、しかもそんな価格にも関わらず何故かわんさかレビューが付いている商品が。

それがこの A158W (左)と F-91W (右)。ともにお値段980円(増税前)也 。思わず唸ってしまった。まだ売っているのか!自分が学生の頃、小遣いでも買える時計って感じで、時計屋っていうより近所の文房具屋に吊り売りされてたようなモノが、ほとんどデザインも変わらず未だに・・・しかも、懐かしんで買う人が大半かと思いきや、一周回ってレトロアイテムとして買っている若者もかなりいる。これはオモシロイ。値段的にすぐ飽きても全然惜しくない。即購入。

最初に買ったのはウレタンバンドのF-91Wのほう。数多のレビューの中に、某国際テロ組織の御用達との記述が見受けられる物騒な?機種(経緯は ウィキペディア に詳しい)。まぁそれだけ性能に間違いがないということだろうと。この価格で曜日、日付(月がでないのはご愛嬌)の表示があってストップウォッチまで付いている。どうやら防水も信用できるらしい。点いてはいるがよく見えないライトも当時っぽくてよい。そして樹脂感丸出しなだけあって軽い。とんでもなく軽い。これで980円(増税前)。同じような値段でも、雑貨屋とかに置いてある「どっかのブランド風」の、見るからにすぐ壊れそうなブツとは格が違います。

ただこの見栄えではさすがにシゴトには着けて行けないということで、程なく追加購入したのがメタルバンドのA158W。ムーブメント的にはF-91Wと同じの兄弟機のようで、メタルバンドの分だけこっちが高そうな気もするけど、値段は同じ980円(増税前)。まぁ実際手に取って見ると「これでよく崩壊しないものだ」と関心するほどペラペラで軽くて安っぽいバンドではありますが...そして写真では金属に見えなくもないフェイスは、実のところ樹脂製のシルバーメッキなのです。ただそのおかげで、持ち味の軽さは失われずに済んではいます。ちっともズシッときません。買ったはいいが、こんなんでシゴトに着けていけるかとなると、世間的には8割方アウト判定でしょうか。しかしボクはこの「なんとかしようとしてなんとかなってない感」が、もうたまらなく気に入ってしまいまして、あと基本的に「時計としては」ちゃんとしてるという実利もあって、お構いなしに着けていってる次第です。覗き込んではニヤニヤしてます。

この2つに限らず、カシオのこの辺りの商品群、つまり今でもホームセンターとかディスカウントストアで吊り売りされている昔ながらのデザインの安い時計は「チープ・カシオ」略して”チプカシ”と呼ばれ、コアな愛好者が少なからず存在するみたいです。チプカシ。ぴったりですね、言いえて妙な脱力感が。