レリーズタイムラグ

「元」デジカメブログ、今は興味あること全般、何でも節操なく書いてます。

こんなカメラを使ってました[11]SONY Cyber-Shot DSC-W30

2011-02-21 22:15:45 | こんなカメラを使ってました
中古機種名:SONY Cyber-Shot DSC-W30
画素数:有効600万画素
使用時期:2006年頃
中古購入お勧め度:65点(現行のNP-BG1バッテリーが使えるスタミナ機)

前回のF455と入れ替えで持つようになった普段使い用の小型機です。

当時のソニーのラインアップでは唯一と言っていい「安いサイバーショット」であることがウリとなり、これといって取り得がない割にけっこう売れた機種です。光学ファインダーが一応正統派志向だったWシリーズの名残でしょうか。そのかわりってことでもないんでしょうが、当時のレビューでも「物足りない」とされていた2.0インチ・85,000ドットの小さく粗い液晶モニターが最大の弱点です。

逆に最大の長所はカタログ値で400枚のスタミナ。これに関しては頼もしかったです実際。小さくて軽くてよく持つので、旅行の共として欠かせない機種として重用していました。そういえば現在ではあまり珍しくなくなりましたが、内臓メモリを30MB積んでいるのも重宝しました。レスポンスも必要十分といった感じで、全体的に小気味良いといった印象の機種でした。画質的にはいかにもソニーといった感じで、アッサリすぎるくらいの自然な色乗り。解像感とかはまずまず悪くない感じ。ただし、高感度(「当時としては」高いISO1000)を売りのひとつとしてましたが、これは正直400より上は使い物になりません。

中古屋巡りをしてると大体いつも1台くらいは目にしますが、なぜかやたらと「傷モノ」ばかりなのは、プラスチッキーなボディのせいか、あるいはみなさんボクと同じで、カバンやポッケに放り込んであちこち連れ回った結果なのか・・・今あえて買って試してみるほどの機種でもありませんが、スタミナ源であるバッテリー「NP-BG1」は今春モデルのDSC-HX7Vあたりにも採用されているれっきとした現行製品なので、値段によっては「中古のNP-BG1におまけでデジカメ本体が付いてくる」と思って買ってみるのもいいかも知れません・・・

やれることはやる・・・Nikon COOLPIX L21

2011-02-20 19:01:24 | 寸評
前回はL21の非力さについて散々書き散らしましたが、もうひとつ、決定的に力の足りないところがあります。それはワイド端が狭いところ。今どき41mmって・・・今ほど28mmデフォルトが浸透してなかった頃でも、37~38mmあたりの機種は「ワイド端がやや物足りない」なんてレビューでよく書かれていたのに・・・知らずに買った方はお気の毒としかいいようがない。ボクはご覧のとおり、お店で食べたものを撮る事がとても多いのですが、41mmで膳全体を撮ろうとすると軽く腰が浮きます。だからこのように一品毎に撮っているわけです。

しかし安いレンズで無理矢理ワイド端を広げて周辺が流れたり歪んだりするくらいならこれでいいとも思うし、逆に広角レンズを入れて価格が上がると位置付けがわかんなくなります。身の丈にあった仕様と言えるかもしれません。

というように何かと制約の多いL21ではありますが、その割に気に入って持ち歩いている理由は、ひとつは前述したとおり「小さい」ということもありますが、そもそも「写り」自体はそこそこ良い、というのがあります。発色のクセは少ないし、値段からしてもっと眠たい感じになるのかと思いきや、意外と切れとか立体感とか出ます。画質的にも、与えられた能力でやれることはやっているという感じがあって気に入ってます。スペックが豪華な割に写りに反映しない機種というのも少なからずありますから、逆にこういうの面白いです。

逆流デジカメ②・・・Nikon COOLPIX L21

2011-02-18 23:41:23 | 寸評
ちなみに1つ前で話題にした「先回りで買った機種」ってこれのことじゃありません。じゃあ今年に入っていったい何台買ってんだって話ですが・・・

先日ドライブで神戸三田プレミアムアウトレットに久々に行ったところ、お約束のニコンダイレクトで COOLPIX L21 が安く出ていましたのでつい買っちゃいました。

「安く」と言いましたが、最初から安くて然るべき機種ではあります。昨年の2月に発表された機種なのに、画素数はまさかのアンダー10メガ(有効8.0メガ)、液晶は2.5インチ、しかも電源は汎用の単3電池。同時期の他社エントリークラス機種と比べてもさらに一段階落ちのスペック・・・発売当初の実勢価格がいくらくらいだったか覚えていませんが、ニコンさんに失礼を承知で言えば「9,800円でも高い」機種です。だから購入動機は値段じゃありません。冷やかしのつもりで試し撮りをさせてもらったのが良くなかった・・・貧弱スペックが故のこの機種の最大の美点「乾電池で動くのにとても小さい!」に気づいてしまったのです。

単3乾電池駆動のデジカメは、4~5年くらい前まではどんどん小型、軽量化が進んでいました。4本必要だった電池が2本で済むようになり、部品もどんどん技術が進み・・・過去カメラ企画で取り上げた、同じNikonの5600なんてほんと小さかったんです。それが、液晶の大型化が進むとともに今度はピーク時から徐々に大きくなりはじめ、今はどの機種も「これ以上は小さくなれないんですボク」という感じで味気ないサイズの機種ばかりになってしまいました。きっとメーカーには小さくできる技術力はあるんでしょうが、今や安くないと売れない単3機種にその技術力や開発費は投じられないんでしょうね。

話がずいぶん脱線しましたが、そんなご時勢にこのL21は、休眠在庫の寄せ集めとしか思えないその部品群(特に液晶の小ささ)が効いて、往年の機種を彷彿とさせるコンパクトさ。いや、スペック的には完全に2~3年前の機種ですから、これで大きかったら何しに出てきたん?てことにはなるんでしょうが・・・そんな機種をぬけぬけと今売っているという開き直りっぷりに逆に感動したこともあって「中古を買った」ぐらいの感覚で使っている今日この頃です。