どの角度から見るか

今回の武居vs比嘉の試合も判定で意見が分かれているようだ。
まぁ、結論から言うと、何を言っても判定は変わることはないし、
判定を任されたのはジャッジする3人で、それ以外の人に判断する権限はないということ。

それを前提とした話。

これが面白いのが、キック側の人は武居が勝っていたと言う。
で、ボクシング側の人は比嘉が勝っていたと言う。

そう考えるとボクシングの試合なので、
ボクシング側の意見が正しく聞こえるようには見える。

が、これは単純な発想。

もっと根本のところを見ると、
やっぱりボクシング側の人は比嘉を応援していた人が多い。
それはキックから来た武居とボクシングをずっとやってた比嘉では、
ひいき目というのがある。

口ではね、ボクシング側の人は武居を評価しているように見えて、
内心はやっぱりね、キックから来た選手に純粋なボクサーが負けるというのは悔しいのだと思う。
その気持ちは分かる。

ボクシング側の人は一緒に比嘉と練習したりしたことがあったりするだろうからね。
人間性も良い人なのだろうから、応援したいという気持ちがバイアスとしてね。

自分は武居を応援している側だったけど、
判定はどっちが勝ってもおかしくないと言う感じだった。

難しかったのが11Rのダウンかな。
そこまでは2ポイント差ぐらいで武居かなって思ってたけど、
ダウンでイーブンになったような気がした。
他にも微妙なラウンドもあったから、もしかしたら負けかなって思ったけど、
12Rの一方的な武居のラウンドになった瞬間に分からなくなった。

どっちが勝ってたというのを言い切れる試合ではなかったんじゃないかな。
だから、ジャッジの判断で良いと思う。
任されてる人が判断した結果だから。

多分、どっちかが勝ってたと思ったと言ってる人は、
それは単純にひいき目だと思う。