eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

教育会社における理念

2010-11-10 13:55:07 | eラーニング・ベンチャー企業

教育研修会社において、理念は明確であり、すべての業務にしっかり貫かれていなければなりません。

ネットラーニング・グループは、理念をもっとも大切にする会社です。

わたしたちがサービスを開始した2000年4月から持ち歩いているブルーのパンフレットは、結果に責任をもつ教育研修サービスの理念を明確に提示しています。そのころ、eラーニング各社が持ち歩く基本パンフレットには、学習コースやLMSの画面イメージをならべたものがほとんどでした。わが社のように、画面イメージはひとつもなく、理念と教育研修サービスの中身、90%の修了率などを明示したパンフレットは皆無でした。
いまも、私たちは、同じブルーのパンフレットを持ち歩いています。

ネットラーニング・グループは、理念を顧客に理解いただくことからはじめています。

私たちは、ものを売る会社ではありません。教育研修サービスを提供する会社です。

私たちは、eラーニングを個別学習を基本とする教育学習革命ととらえています。補助的な、あるいは基礎的な分野にだけやくにたつ研修手段ととらえるのか、人類がはじめて獲得した大規模に展開できる本格的な個別学習の方法であり、教育研修の世界を抜本的にかえるものととらえるのかによって、もちろんサービスの内容や提供会社のビジネスモデルもちがってきます。

私たちは、顧客から、学習者から学び、教育研修サービスの内容を日々進化させます。

私たちは、最高・最多・最新をめざして、2,200をこえる講座を提供しています。どこよりも早く、どこよりも多く、どこにもまけない最高のコースウエアを提供していきます。たえず教材を改良しつづけて最高の品質を実現するために、わたしたちのコースウエアは自社開発で行います。

私たちは、業界のリーダーとして、新しい市場の発展の先頭に立ち、業界の発展に力をつくします。

私たちは、ダイバーシティやワークライフバランスを重視するとともに、できるだけ多くの人たちに障害をこえて学習機会を提供できるよう最善の努力をしてまいります。

 



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2 コメント

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ありがとうございます (岸田 徹)
2010-11-11 16:39:31
関心をもっていただき、ありがとうございます。

まず、「自社開発」について。
わたしたちのコースウエア制作は、著者を用意するという点では、出版に似ているところもあります。
たとえばコンプライアンス関係の講座は、社内でラーニング・デザインにもとづきコースウエアを設計したのち、この分野で最高の評価をうけている郷原信郎名城大学コンプライアンス研究センターセンター長・教授に執筆をいただいています。
同じように、簿記の桑原知之氏など各分野のできるだけ最高レベルの執筆者に執筆をお願いしながら、学習上のさまざまな工夫をコースウエアの中に組み込んでいます。
なお、ほとんどの著作権は、著者からわたしどもが譲り受けております。また、著者名はコースウエアに明記されています。
もちろん、高度に専門的なコースも用意しています。

つぎに90%の修了率。
おっしゃるように、必要条件ですね。学習されないのでは、何の効果も出しようがないのですから。
わたしたちは、必要条件として、決定的に重要だと考えています。
ROIの測定は、実施企業側の協力が不可欠です。
こんな例もあります。ある企業でわたしどもの<アセスメント+ラーニング>の仕組みをつかってコンプライアンスの全社員研修を実施されたときです。最初に簡単なテストがあり、その社員がよく理解している項目は目次から消えて学習を省略できるというものです。結果的には、その企業は、例年にくらべて700人日ほどその研修時間を削減することができました。莫大なコストダウンです。ROIが高まったのはまちがいありません。
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ご質問 (かつしん)
2010-11-10 14:23:27
いつも興味深く拝見させていただいております。
疑問が2つあるので、コメントさせていただきます。

> わたしたちのコースウエアは自社開発
これは、教材を「非」専門家が開発するということを意味していると考えますが、その認識で正しいでしょうか?
この場合、
「浅い内容(実体験から得た知見が含まれない、導入教育レベル)」
とならざるを得ないと思いますが、その点はいかがでしょうか?
ネットラーニングさんのコンテンツは、導入教育レベルにフォーカスされているという理解でよろしいでしょうか?

> 90%の修了率などを明示
常々疑問に感じておりましたが、
修了率90%(を保証)は、そんなに誇れるものなのでしょうか?

研修目的の達成度を測定する指標として修了率というのは、それほど大切なものでしょうか?

修了率は研修目的を達成するための必要条件の1つであり、十分条件ではないと思います。
修了率以外に、定量的(経営者はROIを気にかけますよね)、定性的な指標は無いのでしょうか?
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