「中部電力は13日、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)を大津波から守る防波壁の建設工事を21日から始めると発表した。
工事完了は2012年末の予定。津波対策の実施で、浜岡原発の早期運転再開を目指す。
防波壁は高さ18メートル、総延長約1・6キロ。東日本大震災と同じマグニチュード9の地震で想定される高さ10メートルの津波を防ぐ構造という。」
2011年9月13日21時09分 読売新聞の記事だ。
原発再開をめざす中部電力は、これで大津波は防げるという。それをこえる津波が現実に襲来すると、またまた「想定外」なのだろう。
きょう、東海、東南海、南海地震などが同時発生する「南海トラフの巨大地震」について、内閣府の検討会は、科学的に考えうる最大の震度と津波の高さ(満潮時)を公表した。静岡県御前崎市の中部電力浜岡原子力発電所付近は、震度が7、津波は中部電力の想定を超える21メートルが予測されているのだ。
津波の高さの1.5倍の防波壁でも津波はせりあがってこえていくといわれるので、21メートルの津波を防ぐには、35メートル前後の防波壁でも足りないかもしれない。現在の建設中のもののほぼ倍の高さが必要なのだ。
高さ18メートルの防波壁をつくって、安全だと言い張って原発再開に持ち込もうとしているところに原発問題の本質がある。このままでは、本当に原発が廃止されるまでに、福岡第一原発以上の悲惨な事故をさらに必要としていることになる。
工事完了は2012年末の予定。津波対策の実施で、浜岡原発の早期運転再開を目指す。
防波壁は高さ18メートル、総延長約1・6キロ。東日本大震災と同じマグニチュード9の地震で想定される高さ10メートルの津波を防ぐ構造という。」
2011年9月13日21時09分 読売新聞の記事だ。
原発再開をめざす中部電力は、これで大津波は防げるという。それをこえる津波が現実に襲来すると、またまた「想定外」なのだろう。
きょう、東海、東南海、南海地震などが同時発生する「南海トラフの巨大地震」について、内閣府の検討会は、科学的に考えうる最大の震度と津波の高さ(満潮時)を公表した。静岡県御前崎市の中部電力浜岡原子力発電所付近は、震度が7、津波は中部電力の想定を超える21メートルが予測されているのだ。
津波の高さの1.5倍の防波壁でも津波はせりあがってこえていくといわれるので、21メートルの津波を防ぐには、35メートル前後の防波壁でも足りないかもしれない。現在の建設中のもののほぼ倍の高さが必要なのだ。
高さ18メートルの防波壁をつくって、安全だと言い張って原発再開に持ち込もうとしているところに原発問題の本質がある。このままでは、本当に原発が廃止されるまでに、福岡第一原発以上の悲惨な事故をさらに必要としていることになる。
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