eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

eラーニングによる投資教育

2006-04-21 22:16:48 | Netlearning,Inc.
マネックス証券は、eラーニングによる投資教育「マネックス・キャンパス」のモニターを募集しましたが、1日で申し込みが1,000名に達し、締め切りとなりました。


以下、マネックス証券のウェブサイトからの抜粋です。

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マネックス・ユニバーシティのeラーニング
<マネックス・キャンパス>モニター募集開始(先着1,000名)


皆さまに投資について正しい知識・正しいご理解をいただくべく開校した「マネックス・ユニバーシティ」。

現在、マネックス・ユニバーシティでは、ウェブ上で投資に関する知識を体系的に学べるeラーニング <マネックス・キャンパス>を鋭意準備中です。インターネットの特性を最大限に活用し、お好きな時に気軽に楽しく学べる<マネックス・キャンパス>、今夏を目処にサービス開始の予定です。

なお、<マネックス・キャンパス>はこのたびサービス開始を前に、モニター版として1,000名の皆さまを先着順で募集します。マネックス証券にすでに口座をお持ちのお客様は、一定の条件を満たすと受講費用が全額無料となる特典も! (下記「■モニター版ご利用価格」をご覧ください)

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コースのやさしさと満足度と

2006-04-21 21:30:47 | eLearning
わたしたちは、ネットラーニングのコースを修了したすべての受講生の方に、アンケートの記入をお願いしております。

全体にコースの満足度は非常に高いのですが、受講生から見てコースの内容がやさしかったのか、むずかしかったのかということと、コースの満足度には強い関係があります。

コースの内容が「やさしかった」と回答した受講生の満足度は、他にくらべてきわめて低いのです。学習する場合に、学習内容に手ごたえがあり、しっかり身につくということが受講生にとって大切だということでしょう。

「やさしい」という意味がむずかしいかもしれませんが、受講生のレベルにあったeラーニングのコースであることが必要でしょう。

5時退社の日

2006-04-21 09:28:22 | Netlearning,Inc.
昨日も、5時退社の日を実施しました。

5時に会社をでると、1日がずいぶん長くなります。自分の時間を大切にできることがいいですね。

定着してきたので、そろそろ、月1回を2回にふやします。いずれは、毎週1回にします。たとえば、毎週金曜日は全社員5時退社にするなど。

すべての社員が毎日5時に退社にできる日は、まだ、夢ですね。

自学自習

2006-04-20 15:11:05 | eLearning
eラーニングは、自学自習です。したがって、学習をいかに継続し、最後までやりとげることができるかが、最大の課題になってきます。

そのために、さまざまな工夫がされてきました。

学習が中断する大きな理由のひとつは、「つまずき」でしょう。わからないところがでてきた場合、自学自習でそれを解決するのはかなりむずかしいことです。

この対策として、まず、コース設計の工夫が積み重ねられてきています。
そのひとつは、学習しながらのぼる階段のステップを最小にして、つまずきをできるかぎりなくそうというものです。学習すべき内容を最小の単位に分割し、それを適切な順番に配置します。また、その最小の単位のなかで、学習やテスト、解説、復習などを組み合わせた仕組みをつくります。
つぎに、それでもつまずいた場合、誤答分析により、どこにつまずきがあったかを判定し、自動的にそこにもどって学習できるような設計をします。誤答分析は、テスト問題の誤答の組み合わせから、なにがわからなくて間違ったのかを判定するものです。

そのほか、さまざまなコース上の「つまずき克服」の工夫がありますが、それでも解決しない場合は、やはり、先生に質問し教えてもらえることが決定的に重要です。担任制のチュータであれば、学習者の実力や過去の学習状況などをよく理解し、適切に指導してくれます。

このように、チュータは、つまずき克服の究極の切り札でもあり、学習上のさまざまな相談相手でもあります。

学習継続のための課題は、まだ、たくさんあります。学習中に学習効果を実感できることも、そのひとつでしょう。そのためには、学習効果を継続的に測定できることも必要です。また、学習内容がやさしすぎると満足度が低いということは、これまでの学習者に共通しています。手ごたえがあり、学習効果を実感できることが、学習継続にとってかなり重要なことです。

ゲームベースドや、ストーリーベースドなどの工夫も、学習継続に役にたちます。

学習者が100%コースを修了するよう、今後も、研究や工夫を続けてまいります。それが、わたしたちの最大の課題のひとつです。

広告媒体のシェア

2006-04-19 11:19:07 | Internet and mobile

広告媒体シェア(%)  新聞   雑誌  ラジオ  テレビ  車内・看板 衛星関連 インターネット

1995         21.5    6.9   3.8    33.2    34.2      0.3     0.0

2000         20.4    7.2   3.4    34.0    33.6      0.4     0.4

2005         17.4    6.6   3.0    34.2    33.3      0.8     4.7

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広告の媒体としてインターネットの伸びが著しいですね。新聞の落ち込みが目立ち、ラジオもじりじり減少しています。

インターネットの場合、広告媒体のシェアはまだ5%程度であっても、その売り上げが少数の企業に集中しています。インターネットの広告のありかたは、まだまだ大きな変化がありそうです。

eラーニングも、売り上げが少数の企業に集中するという産業構造があるかもしれません。

 


教育の基本

2006-04-18 12:57:41 | Netlearning,Inc.
教育の基本となる考え方は、なんだろうか?

わたしは、教育で達成すべきものは、自分で考える力を身につけさせること、自ら学ぶ力を身につけさせることだと思う。

日本の教育は、ずっと、そこを誤ってきたのではないだろうか。

先生が教えるとき、先生をこえる生徒を育てなければならない。先生のコピーをつくることではない。

自立して、自分で的確な判断をする能力をもち、本質と根源にいたる思考をとおして創造する能力をもった人たちを育てる。

教育会社ですか?

2006-04-16 21:58:29 | eラーニングビジネス
英会話のビデオを売っている会社は、教育会社ですか?おそらく、だれも教育会社とは思わないでしょう。教材出版社は、教育会社ですか?

では、eラーニングを提供している会社は、教育会社ですか?

「わたしたちは、教育会社ではありませんから・・・・」あるセミナーで、eラーニング会社の幹部の方が、質問に答えるときに前置きをされていました。

各eラーニング会社は、「あなた方は教育会社ですか?」と聞かれたらどうお答えされるのだろうか。

わたしたちは、ネットラーニングを教育研修をおとどけする企業と考えています。ネットラーニングは、教育会社です。

eラーニングビジネス調査報告

2006-04-14 20:46:52 | eLearning
イーラーニングコンソーシアムが2004年12月に実施したベンダー調査の概要が送られてきました。

回答は、47社です。

それによりますと、2005年度の売り上げ予測は、
システムベンダーが、約12億円
コンテンツベンダーが、約46億円
サービスベンダー約15億円

意外に少ない数字におどろかれる方も多いと思います。その後の伸び率についても、おどろくほど低い予想となっています。当時の雰囲気をうかがい知ることができる感じです。

おそらく、いま同じ調査を実施すれば、かなりちがう結果がでるのではないでしょうか。

ちなみに、ネットラーニングは売り上げを公表していないので、この数字にはふくまれていません。

76%の会社で人材不足!

2006-04-13 20:14:20 | 企業研修
PRESIDENT 最新号96ページの記事です。

2007年には団塊世代の大量退職がひかえ、景気も上昇局面にあるいま、すでに!!76%の企業で人材が不足しているという。

直接的な原因は企業業績の回復、構造的には少子高齢化が背景にあると指摘されています。

ビジネスが複雑高度化し、それに対応する人材不足は恒常化するおそれがあるとみられており、「人間を育て、パフォーマンスをあげてゆくという方法への転換が求められている。」

企業にとって、人材育成が優先的な課題になっています。しかし、「日本企業の人材投資意欲が海外企業より低い」のも事実です。