岩西小学校の満開の桜とメタセコイア 2019年4月9日撮影
4月以後、小学校の風景・・・寂しくなった。
高くそびえ立っていた一本のメタセコイアが伐採されていた。
私はこの数年、桜のシーズンに必ず小学校の桜を撮影する。
いつまで、桜を写せるか・・・そんな思いを巡らしながらシャッターを切ってきた。
今年4月6日入学式の日、桜は散りかけていたが、両親に挟まれて校門をくぐる新一年生たちの姿が目に入った。
伐採されて搬出を待つだけのメタセコイアが校門の奥に横たわっていた。
シャッターを切った。
年輪の一つ一つにメタセコイアが見守ってきた子供たちの姿を感じたからだ。
昨日、孫が「ありがとう、小学校のシンボルツリー メタセコイア」というしおりを持ち帰ってきた。
年輪から42年・・・私がここに来て42年、同じ時を過ごしてきた。
大きくなりすぎて、土の中の根っこが盛り上がり、アスファルトを持ち上げてしまったり、水道管を壊してしまったりして、安全を考えての伐採だったとのこと。
将来大木になると分っている木の運命なのか。
校庭の片隅に植えられていたら、このメタセコイアはもう少し生きられただろうに・・・。