会社の帰りに全巻借りてきた。そして今、読破した。
『うさぎドロップ』 著者:宇仁田ゆみ(祥伝社/FEELコミックス 全9巻)
祖父の訃報で訪れた祖父の家で、30歳の独身男、河地大吉(ダイキチ)は一人の少女と出会う。
その少女、鹿賀りんは祖父の隠し子であった。望まれぬ子であったりんを施設に入れようと言う親族の意見に反発したダイキチは、りんを自分が引き取り育てると言った。こうして、不器用な男としっかり者の少女との共同生活が始まる。
(以上、ウィキペディアより)
さてはて、ここから先はネタバレ三昧ですよー。各自、自己責任でお願い致しますー。
大まかな感想としては、普通に楽しめたです。一気読みしちゃったし。番外編が読みたいくらい。
ただねぇ~。最後のダイキチの選択が、というか、その選択は私的には大いにアリなんだけど、そこに到るまでのダイキチの心の変化というか、心理描写的なものが足りなくって、非常に勇気やら覚悟やらのいる一世一大の大選択のはずなのに、勢いやら情に流されてる感じが拭えなくて、私的にはちょっと、いまひとつだったなぁ…。もっとこう、ダイキチが強くりんちゃんのこと想ってる(娘としてじゃなくて)心理描写なり何なりが、欲しかったっすー。ぷすー。それだけが不満。(←何様w)
現実的に私個人としては絶対有り得ないけど、物語の形としては好きなんすよ。事情があって自ら育てた血の繋がらない娘的存在と、将来的にほにゃらら~っていうのは。(内輪ネタでアレですが、私の書いたガルーダとか、その前の小説(?)とかを読んでくださってる方は、私がそっち系(歳の差&育ての親&家族的関係のカッポー)大好きっってご存知&大納得してくれるハズ(笑))
でもねぇ~。最終的に二人をそういう関係にさせるなら、りんちゃんが6歳で初めて出会うんじゃなくて、せめて12歳とか14歳あたりで、ダイキチと出会って欲しかったかなぁ…。まあ、そしたら子育て内容が薄くなっちゃうけどさぁ。
でも、だってさぁ、6歳だよ? 6歳の頃から自分の手で、親としての愛情こめまくって、それこそ命がけで育てた子供を、年頃になって好かれたからって、そういう目でみれるぅ~? 私の脳内では無理ですわ、ちょっと。想像力足りない、圧倒的に。
いやね、りんちゃんがダイキチに恋愛感情抱くのは分かるのよ。でも、ダイキチは無理でしょ。だって、6歳からずーっと我が子同然で育てたんだよ? それをさ、恋愛対象にするって、それってすなわち、キスしたりセックスしたりするわけでしょ? その子と。…………。いやいやいやいやいや。無理っしょ。うん、無理。てか、無理じゃなきゃあかんでしょ、人間として。いくら血が繋がってないっていってもさぁ。ごめんね、固定概念が捨てられなくて。でも、やっぱりそこが引っかかっちゃうわけですよ、どうしても。
せめてさ、12歳とかね、14歳とかの思春期の入り口らへんの子供スタートなら、あんまり抵抗なく受け入れられるんだけどねぇ。(←あくまで物語としてなら、ですよ。現実は無理) 6歳はちょっと……。←しつこいww
だからこそ、ダイキチのりんちゃんへの強い思いというか熱い思い(娘としてじゃなく)を、もうちょっと深く詳しく、切なく伝わるように描いてほしかった。うん。何様でごめん。読者様だから、許して。←オイww
いや、ダイキチがね、りんちゃんを突き放すとか拒否るの無理っていうのは、分かるのさ。目に入れても痛くない子だもん。でも、じゃあダイキチは、りんちゃんのこと異性としてちゃんと好きなの? りんちゃんがダイキチのこと好きな気持ちと同じ気持ちを持てるの? ってところが、まったく見えない分からないのさ~~~。ぷすー。
まあ、ラストはともかく、序盤(りんちゃんが小さい頃)は、子を持つ親の大変さ、子供を育てながら働くことのハードさ、でも、そこに溢れる愛情とかが、染み入るくらい何度も描かれていて、とても良かったです。映画化されたのも頷ける。てか、映画ってラストまでやんのかな。りんちゃんの子供時代で終わって欲しいな。←コラ。
話ごろりと代わるけども、コウキのお母さん、何故あそこまでダイキチに対して遠慮というか、「私なんか…」っていう感情が強かったんだろう?? ダイキチが長いこと、はっきりしなかったせい? 子持ちなのはお互い様だし、歳だってそんなに離れてないし、お母さん美女だし、善良な女性だし、何もそこまで頑なに一人で頑張ろうとしなくても良かったのに。まあ、結果的に良い人と出会って再婚したから、問題ないけども。
そしてコウキ。何故ああも何回も、アカリ先輩に会いに行く? りんちゃんのこと好きなら、本当に好きだったんなら、呼び出しなんて無視して、アカリ先輩が嫌がらせする隙もないくらい、りんちゃんの傍にいてあげたらいいじゃん。それが出来なかったってことは結局、コウキはアカリ先輩のことも好きだったって話なのかな。ほっとけないってやつ? それなら、りんちゃんに付き合おうとか好きとかいうなよ~~。りんちゃんはお前のママでも姉ちゃんでもないんだぞ~~。甘えん坊め。
この話で一番好きっていうか、一番親しみが持てる人は、ダイキチのお母さんだな。自分の子供前にして、育てるのに自分を犠牲にしたって言っちゃったのは、どうかと思うけど。たとえ、本気で思ってても、思ってなくても、それは言っちゃダメな言葉だったよね。とはいえ、お母さんだって人間だものね。人間は完璧じゃないからこそ人間。だから、やっぱりお母さん好き。そしてやっぱり、偉大だと思うわ。
そんで、めっちゃどうでもいいんだけど、結局、りんちゃんのパパって誰なのよ? そして何故、ダイキチのおじいちゃんは、そこまでしてりんちゃんママを守ってあげようとしたの? 同情? 愛情? その両方? おじいちゃんの行動は、私には理解出来ないけど、もし自分のおじいちゃんが同じようなことをしてて、6歳の叔母さんが突然出てきたら、マジ焦るわ。焦るけど、ちゃんと家族の輪に温かく迎え入れてあげたいとは思う。だって、まだ6歳の子供だし。子供にはあったかい愛情の毛布が絶対に必要だもの。
けど、じいちゃんじゃなくて、それが父ちゃんだったら、とりあえず一発父ちゃんを殴るな。グーは無理だけど、パーで、ベシッと強めに叩く。たとえ遺体でも。(←罰当たりもん) そんで、どういう事情があったにせよ、あんたは一体どんだけ母ちゃんを裏切ったら気が済むのかと、遺体に向かって延々五時間はネチネチと怒りをぶちまけるね。もちろん、その子がいない場所でよ。その子の前では頑張って我慢するけど。子供には罪はないからね。同じ男を父親として持つ者同士、姉として妹として、きちんとその子は受け入れるけど、親父のこと許せるかどうかは、分からないわ~。フフフフ。私、お母さんっ子だから~。←そういう問題か。
はー、読み終わってすぐ、思いつくままに感想書いてたら、とりとめがなくなっちゃったぜ。まあ、いつものことだけど(笑)。
んじゃ、寝オチするまで、また読み返します~~。
番外編、読みたいな~~。
『うさぎドロップ』 著者:宇仁田ゆみ(祥伝社/FEELコミックス 全9巻)
祖父の訃報で訪れた祖父の家で、30歳の独身男、河地大吉(ダイキチ)は一人の少女と出会う。
その少女、鹿賀りんは祖父の隠し子であった。望まれぬ子であったりんを施設に入れようと言う親族の意見に反発したダイキチは、りんを自分が引き取り育てると言った。こうして、不器用な男としっかり者の少女との共同生活が始まる。
(以上、ウィキペディアより)
さてはて、ここから先はネタバレ三昧ですよー。各自、自己責任でお願い致しますー。
大まかな感想としては、普通に楽しめたです。一気読みしちゃったし。番外編が読みたいくらい。
ただねぇ~。最後のダイキチの選択が、というか、その選択は私的には大いにアリなんだけど、そこに到るまでのダイキチの心の変化というか、心理描写的なものが足りなくって、非常に勇気やら覚悟やらのいる一世一大の大選択のはずなのに、勢いやら情に流されてる感じが拭えなくて、私的にはちょっと、いまひとつだったなぁ…。もっとこう、ダイキチが強くりんちゃんのこと想ってる(娘としてじゃなくて)心理描写なり何なりが、欲しかったっすー。ぷすー。それだけが不満。(←何様w)
現実的に私個人としては絶対有り得ないけど、物語の形としては好きなんすよ。事情があって自ら育てた血の繋がらない娘的存在と、将来的にほにゃらら~っていうのは。(内輪ネタでアレですが、私の書いたガルーダとか、その前の小説(?)とかを読んでくださってる方は、私がそっち系(歳の差&育ての親&家族的関係のカッポー)大好きっってご存知&大納得してくれるハズ(笑))
でもねぇ~。最終的に二人をそういう関係にさせるなら、りんちゃんが6歳で初めて出会うんじゃなくて、せめて12歳とか14歳あたりで、ダイキチと出会って欲しかったかなぁ…。まあ、そしたら子育て内容が薄くなっちゃうけどさぁ。
でも、だってさぁ、6歳だよ? 6歳の頃から自分の手で、親としての愛情こめまくって、それこそ命がけで育てた子供を、年頃になって好かれたからって、そういう目でみれるぅ~? 私の脳内では無理ですわ、ちょっと。想像力足りない、圧倒的に。
いやね、りんちゃんがダイキチに恋愛感情抱くのは分かるのよ。でも、ダイキチは無理でしょ。だって、6歳からずーっと我が子同然で育てたんだよ? それをさ、恋愛対象にするって、それってすなわち、キスしたりセックスしたりするわけでしょ? その子と。…………。いやいやいやいやいや。無理っしょ。うん、無理。てか、無理じゃなきゃあかんでしょ、人間として。いくら血が繋がってないっていってもさぁ。ごめんね、固定概念が捨てられなくて。でも、やっぱりそこが引っかかっちゃうわけですよ、どうしても。
せめてさ、12歳とかね、14歳とかの思春期の入り口らへんの子供スタートなら、あんまり抵抗なく受け入れられるんだけどねぇ。(←あくまで物語としてなら、ですよ。現実は無理) 6歳はちょっと……。←しつこいww
だからこそ、ダイキチのりんちゃんへの強い思いというか熱い思い(娘としてじゃなく)を、もうちょっと深く詳しく、切なく伝わるように描いてほしかった。うん。何様でごめん。読者様だから、許して。←オイww
いや、ダイキチがね、りんちゃんを突き放すとか拒否るの無理っていうのは、分かるのさ。目に入れても痛くない子だもん。でも、じゃあダイキチは、りんちゃんのこと異性としてちゃんと好きなの? りんちゃんがダイキチのこと好きな気持ちと同じ気持ちを持てるの? ってところが、まったく見えない分からないのさ~~~。ぷすー。
まあ、ラストはともかく、序盤(りんちゃんが小さい頃)は、子を持つ親の大変さ、子供を育てながら働くことのハードさ、でも、そこに溢れる愛情とかが、染み入るくらい何度も描かれていて、とても良かったです。映画化されたのも頷ける。てか、映画ってラストまでやんのかな。りんちゃんの子供時代で終わって欲しいな。←コラ。
話ごろりと代わるけども、コウキのお母さん、何故あそこまでダイキチに対して遠慮というか、「私なんか…」っていう感情が強かったんだろう?? ダイキチが長いこと、はっきりしなかったせい? 子持ちなのはお互い様だし、歳だってそんなに離れてないし、お母さん美女だし、善良な女性だし、何もそこまで頑なに一人で頑張ろうとしなくても良かったのに。まあ、結果的に良い人と出会って再婚したから、問題ないけども。
そしてコウキ。何故ああも何回も、アカリ先輩に会いに行く? りんちゃんのこと好きなら、本当に好きだったんなら、呼び出しなんて無視して、アカリ先輩が嫌がらせする隙もないくらい、りんちゃんの傍にいてあげたらいいじゃん。それが出来なかったってことは結局、コウキはアカリ先輩のことも好きだったって話なのかな。ほっとけないってやつ? それなら、りんちゃんに付き合おうとか好きとかいうなよ~~。りんちゃんはお前のママでも姉ちゃんでもないんだぞ~~。甘えん坊め。
この話で一番好きっていうか、一番親しみが持てる人は、ダイキチのお母さんだな。自分の子供前にして、育てるのに自分を犠牲にしたって言っちゃったのは、どうかと思うけど。たとえ、本気で思ってても、思ってなくても、それは言っちゃダメな言葉だったよね。とはいえ、お母さんだって人間だものね。人間は完璧じゃないからこそ人間。だから、やっぱりお母さん好き。そしてやっぱり、偉大だと思うわ。
そんで、めっちゃどうでもいいんだけど、結局、りんちゃんのパパって誰なのよ? そして何故、ダイキチのおじいちゃんは、そこまでしてりんちゃんママを守ってあげようとしたの? 同情? 愛情? その両方? おじいちゃんの行動は、私には理解出来ないけど、もし自分のおじいちゃんが同じようなことをしてて、6歳の叔母さんが突然出てきたら、マジ焦るわ。焦るけど、ちゃんと家族の輪に温かく迎え入れてあげたいとは思う。だって、まだ6歳の子供だし。子供にはあったかい愛情の毛布が絶対に必要だもの。
けど、じいちゃんじゃなくて、それが父ちゃんだったら、とりあえず一発父ちゃんを殴るな。グーは無理だけど、パーで、ベシッと強めに叩く。たとえ遺体でも。(←罰当たりもん) そんで、どういう事情があったにせよ、あんたは一体どんだけ母ちゃんを裏切ったら気が済むのかと、遺体に向かって延々五時間はネチネチと怒りをぶちまけるね。もちろん、その子がいない場所でよ。その子の前では頑張って我慢するけど。子供には罪はないからね。同じ男を父親として持つ者同士、姉として妹として、きちんとその子は受け入れるけど、親父のこと許せるかどうかは、分からないわ~。フフフフ。私、お母さんっ子だから~。←そういう問題か。
はー、読み終わってすぐ、思いつくままに感想書いてたら、とりとめがなくなっちゃったぜ。まあ、いつものことだけど(笑)。
んじゃ、寝オチするまで、また読み返します~~。
番外編、読みたいな~~。