鳥に出来るなら、猫にだって。

迷子インコが保護された先で、自分の飼い主の住所等を喋って、無事飼い主宅に戻ったってニュースを聞いて、今、必死に黄色に、私の携帯番号と実家の住所を教え込み中。

インコって、すごい。いや、飼い主さんの努力の賜物だろうけども。でも、すごい。あんなちっちゃいのに、物凄く頭がいい。ねぇ、ちょと黄色ちゃん。あなた、インコの何倍も頭大きいんだからさ、やろうと思えば絶対できるって！　頑張って、覚えようぜ、住所も、人間の言葉も。（←その前にお前が猫語をマスターすべし）

まあ、黄色には、万が一のために、住所と連絡先を書いた首輪をしてもらってるし、脱走して迷子にならないように、日々気をつけてはいるけど。
でも、どんなに気をつけてても、世の中何があるか分からないからさ、黄色ちゃん。やっぱり、自分で家の場所を言えるっていうのは大きいと思うのよ。頑張ろうぜ。何事もやる前から無理って決め付けちゃダメだって、よく言うじゃん、ね？　と、愛猫に無茶なことを本気で訴えてみる。

多分、人語は理解してると思うんだ。ただ、喋る意思がないというか、そんなもん喋ってどうすんの的な猫価値観で、喋らないだけだと思うんだ。

頼むから、迷子とかピンチの時には、喋ってくれよ。ママ、たとえ地球の裏でも迎えに行くし、地の果てまでも探すから。だからだから、とりあえず、住所覚えよう？　ねぇってば～。



「……やばいわ…。とうとう、頭がおかしくなったわ、この人…」　ＢＹ　黄色お嬢様。