硝子のスプーン

そこにありました。

また会おう。なんちゃって。【ヨルムンガンド 15話 感想】

2012-11-08 03:18:11 | アニメ(感想等)
ヨルムンガンド 第15話 「Dance with Undershaft phase.2」

ココとヨナをよく守った。だが、君がいなくなるのは、辛い。アール。
と、レームの真似して言ってみる。

アールは、ヨナがココのリミッター(枷)だと言っていたけれど、ヨナだけじゃなくて、私兵隊のみんながそういう存在なんじゃないのかなぁ。失った時一番、バランスを崩す可能性が高いのは、確かにヨナかもしれないけども。

ココは本当に、仮面の下は歳相応に弱い女の子なんだねぇ。
「スパイでもいいよ。みんなには言わない。だから…」っていうところで、なんか胸が切なくなった。ココの『失いたくない』っていう必死な気持ちが伝わってきて。アールにもきっと伝わったよ。てか、アールには分かってたかもな。ココがそういうふうに言うだろうことが。歳相応に弱い女の子だって言ってたくらいだもんね。

ケツのルツさんが、ホテルで会った時に、アールが何か変だって気づいてついてきてくれてたらなぁ。でもそれだったら、アールがスパイだってこと、みんなにバレちゃってたしな。最後まで仲間としてみんなの一員でいられるほうが、アール的には良いのだろうな、きっと。

ヘックスは、なんというか、哀しい人だったね。
正義ってなんだろうねぇ。愛国心ってなんだろうねぇ。難しいねぇ。

ブックマンは、ちょっとかっこいいとか思ってしまった。
「ソウと呼ぶことは許さん」。ブックマンなりのアールへの敬意と好意と追悼の意だと受け取っていいよね。
Cパートの一人芝居(?)、物悲しかった。アールもヘックスも対照的だけれど、ブックマンにとっては、代わりのきかない『仲間』で『部下』だったんだね。
残す側も勿論辛いだろうけど、残される側っていうのは、やっぱりどうしても、物寂しくて苦しいというか、辛いからやだな。先が続くだけ、余計。でも、大事な人にそんな苦しい思いさせたくないから、やっぱり私は残される側でいいや。←何の話だw


アールが殺された後の、ココの鼻血が痛かった。
ヨナの花束に、じんときた。
一人でお墓に来たブックマンが、哀しかった。
多分、アールの素性について何となく気づいちゃったであろう皆が、誰も何も言わないのも、沁みた。
ブックマンとココの、腹の探り合いのようでアールに敬意を表した会話も、良かった。

常に笑うことで、心を強くさせようとしたエコーと、素のままでいいと言った、素の強さを信じたアール。
どちらもココを本当に大事に思ってたんだなぁ。
いい人って、なんで早く死んじゃうのかなぁ。私は悪い奴になって、長生きしよう。私の大事な人たちのために。←何か間違ってるw(いい人だって長生きするww)

ココは強くあることを強いられているのかもしれないけど、それが彼女が選んだ道ならば、そうあるしかないよね。支えてくれる人たちを失った時、壊れてしまう生き方ではあるけれど、だからこそ失わないために、強くあらなきゃいけないんだね。そこまでして、ココが作ろうとしてる『世界平和』って、誰のための『平和』なんだろう。


そうそう。OPみて気づいたんだけど、ヨナ、キャスパーといるよね?? 車の中のカットで。
あれ、なに? ヨナ、ココから離れて、キャスパーのところに行くの? 私、キャスパー、ちょっと苦手なんだよなぁ。好きになれるかなぁ。てか、なんでキャスパーのところに……。まあ、キャスパーのところなら結局、ココの陣地内(?)だし、チェキータさんが見れるだろうから、いいけど。←そして相変わらず、チェキータさん好きw


とにかく、今回は、アールに敬意と追悼の黙祷を捧げる。

「また会おう。なんちゃって」

イケメンアールに。(`;ω;´)ゞ



最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (のん)
2012-11-14 20:07:39
個々とキャスパーの違い、雪さんの言うとおりかもしれないです、本当に。なんか、私もそんな気がしてきたです。(←すぐ影響されるw)
でもほんとに、キャスパーの守りたいものが何なのかよく分からないから、苦手なのかも。

ヘックスに限らず、ココの敵になる人(特に殺し屋部隊)は、けっこう皆あっさり死にますよね。それだけ『武器』というものは恐ろしいってことなんでしょうね…。出来れば一生持ちたくないですわ…。

次回は日本が舞台とあって、楽しみです♪
チェキータさんも楽しみ~♪♪
ヨナがいつ、ココから離れてキャスパーのところに行くのかだけが、ハラハラですが……w
返信する
Unknown ()
2012-11-13 22:27:49
やっと見たwアールがいなくなるのは予測できたし、なんか避けてた。。

展開早過ぎなようにも思うのだけど、気のせいだろうか。ヘックスももう少し絡んでくるかと思ったけど、案外あっさりいっちゃったね。でも実際、武器を持っている人間の死って、こんなふうにあっさりしてるのかもって。

ココと彼女を守る皆って、世界の縮図にも思える。色んな土地から来た色んな技能を持った男女の集まりで、その中の弱点でもあるヨナ=子供が守れないような世界は、ココにとって大切なものではなくなるのかもって。命のかかったぎりぎりの中で、子供の存在って「希望」なんだよね。

ココとキャスパーの違いって、このあたりにある気がする。「守りたいもの」が何なのか、そこが違っている気がします。
返信する