繰り返す敗戦のショックで壊れてしまった姉・玉露に代わって立ち上がった次弟・鳩麦茶の案により、『究極の一進一退戦法』を取ることとなった茶国軍。
目指すは合肥。2箇所同時侵攻という女帝の非道な行いによって奪われた、かつての茶国領地。その土地を取り返すべく、今回進軍する勇士達の顔ぶれは以下の通り。
主軍:孫尚香(しょこたん、姫様)、惇兄、鳩麦茶。
準主軍:馬岱、閻圃、郭。
援軍:なし。(理由:金がない)
哀しい理由で援軍はいないけれど、何気に、戦闘力に秀でた武将ばかりが揃ったメンバー構成。これで負けるようならもう、プレイヤーはエンパの神に嫌われているとしか思えない。戦地が合肥なだけに、操作武将を鳩麦茶(中身が山田)にしようかと一瞬考えたものの、どうせ4の彼は、「山田ァァァァァッ!」とは叫んでくれない(というか、鳩麦茶は叫びません)。あれがなくては意味がない。やっぱり、ここは百戦錬磨の勝利の女神・孫尚香に任せるが上策。彼女ならば、プレイヤーはこの難しい世界でも、易しい世界のような活躍が出来るに違いない。おそらく、多分、きっと。
対する今回の敵軍には、曹丕・阿会喃・孟優・李典などなど。覚えておいでの方がいるだろうか。李典は、その昔、玉露が杏仁豆腐から奪われた部下であることを。何故、お前がここに。と、プレイヤーは一瞬目を疑いました。あの屈辱の完敗戦の後、李典は確かに仲達と共に杏仁の配下になったはず。それが何故、月英帝国に。一体どんな流転の人生を彼が送ってきたのか、知る由もないけれど、とにかく、ここで会ったが百年目。もう一度、彼を茶国に連れ戻す。彼は茶国軍にいてこそ輝ける。そんな気がする。という、プレイヤーの勝手な思い込みにより、この戦には『絶対勝利』という目標の他に、『李典捕縛』という目標が足されました。(※というか本当は、李典がいたから、合肥を選んだ)
そうして始まった奇策『一進一退』の第一戦。
戦闘開始直後に響く、「戦力はほぼ互角。頑張らなくちゃね!」という姫様の声に、兵力差が20000近くあるにもかかわらず、姫様が互角だというのなら互角なのだと思いなおすプレイヤー。姫様が黒を赤だと言うなら、その日から黒を赤と呼ぶ。それくらいの勢いで、プレイヤーは彼女を信用しています。なんせ、彼女は、プレイヤーが初めて無双1をした時に、外見だけで選んだ初操作武将。ゲームを持ってきてくれた従兄弟が、最初は趙雲(別名:子守り)か、夏侯惇(惇兄)でプレイしたほうがいいと言うのをざっくり無視して彼女で戦って、見事、記念すべき初勝利を得た、個人的に思い出深いキャラ。確か、初の1000人切りも彼女だったはず。そんな彼女を信用せずにおれようか、否!
「全軍、突撃よっ!」という姫様の号令に従い、戦場へ飛び出していく味方武将達と並んで、自らも敵拠点に飛び込む姫様。待ってましたとばかりに、襲い掛かってくる拠点の兵達を次々と切り倒しチャージで吹き飛ばす。あぁ、なんて快感。やっぱり、しょこたん最高。呉の姫様最強。使い慣れているどころの話じゃない彼女の武器は、まるでプレイヤーの手足のように思い通り動く。ああ、やっぱりこの武器がいい。5の弓も使い慣れると結構便利で強かったけど、でもやっぱり、環っか(←武器)がいい。環っか最高。
進行方向が一緒だったらしい惇兄と2人、颯爽と拠点兵長を片付けていく姫様。何回か拠点の兵に斬られて、HPは少し減ってしまったけども、まだ青。問題ない。それに、これくらいの傷で、へこたれるような姫様ではございません。最後の拠点兵長をチャージで倒し、拠点制圧。惇兄から「相当な腕だな。よくやった」と褒められ、郭からも「ぃよっ! お見事!」と、ヨイショされ、プレイヤーも姫様もご満悦。早速、次の拠点へ。
と、思ったら、やってきた李典。待って、まだブルーゾーンが出来てないから、待って。というプレイヤーの願いを無視して、「その首もらったぁ!」と姫様に向かってくる。くそう。ならば一回、撤退しろ。と、攻撃開始。姫様とプレイヤーがタッグを組めば、モブ将なぞ赤子同然。躊躇なく繰り出す連続攻撃&チャージに、李典、すぐさま肉まん化。ああ、強い。なんて強いの、しょこたん。彼女がいれば、仲達をはじめとする多くの仲間を失わずに済んだかもしれない。残念すぎる。それもこれも、最初からしょこたんをおさえていた女帝月英のせい。いつか必ず、大喬も奪ってみせるからな。その時になって吠え面をかくがよい。フハハハハハハハ。………仲達はどこにいったんだろう……。
プレイヤーが仲達恋しい病にかかっている間に、しょこたん=姫様は、阿会喃&孟優ペアと戦闘開始。孟優、お前の義姉ちゃん(祝融)、どこにいる? と、内心気になっていた情報を聞き出そうとするも、教えてくれるはずもない。南蛮モブ将2人を相手にひたすら環っかを振り回し、チャージと無双でとどめをさして、肉まん2つの出来上がり。でもしょこたん、まだHPが青。素晴らしい。素晴らしすぎる。南蛮味の肉まんは放置して、どうやら拠点潰しにてこずっているらしい、馬岱、閻圃、郭組のところへ、レッツゴー。
しかし、彼らのところに着いた途端、惇兄が「ちっ、分が悪いな」と、苦戦メッセ。こっちは3人、あっちは1人。助けにいかなくては。でも、遠い。合肥は無駄にMAPが広いのが難点。あぁ、馬が欲しい。そして、無双鎧も、切実に欲しい。弓兵に射られるたび、いちいち「うっ」ってなるのが、面倒すぎる。
どうしたものかと、情報画面を見れば、鳩麦茶が近くの味方拠点にいる。お前、何してんだ。確か全軍突撃命令出したよな? お前も、「狙うは敵拠点だ、突き進めー!」的な台詞を吐いていたよな? 何を休んでいるんだ、勝手に。姉ちゃん兄ちゃんが泣くぞ。と、思いながら、味方拠点でのんびりライフ満喫中の鳩麦茶に、惇兄の援護命令を出すプレイヤー。「手のかかる奴らだ。助けにいくぞ」という返事にちょっと苛っとしつつ、これで惇兄は大丈夫と、拠点潰しに精を出す。そして、何をそんなにてこずっていたのか聞きたくなるくらい、あっさり拠点制圧。俺らが組めば無敵宣言をする馬岱&郭コンビに、あんた達、何かしたっけ? と、ちょっと冷たい感想を覚えてみる。
さあブルーゾーンは確保出来た。後は李典をうまくおびき出して……と、考えるプレイヤーの耳に響いてきた、「俺はここまでだ。後は頼む」という、やたら渋い惇兄の撤退宣言。え、なんで。鳩麦茶は? と、慌てて情報画面を見れば、奴は何故か、惇兄とはまったく違う方向に進んでいる……。お前は何をしてるんだこの方向音痴ィィィ!! と、怒鳴っても後の祭り。ちきしょー、ただでさえ兵力少ないっつうのによー。言っとくけど、方向音痴で可愛いと許されるのは、彩雲国の絳攸か、おでんの方の所の山田だけなんだぜー。とか、色々ぶつぶつ言いながら、鳩麦茶への指示を、惇兄の援護から拠点攻撃に切り替え、姫様も同じ拠点攻撃に向かわせる。
そして、拠点を守っていた曹丕とご対面。お前が惇兄を撤退に追い込んだのか、このモブ上がり武将め。ちょっとイケメンだからって調子こくなよ。お前が、甄姫お姉様に何をしたか、知っているんだぞ。お前最低だー!と、無双の彼には関係ない恨みまで込めて、攻撃開始。環っかをぶんぶん振り回す姫様に、「ふっ、いきがるな」と、やたらかっこつける曹丕。姫様はね、あんたみたいなイケメン好きじゃないんだから! 姫様はね、成分:しつこさで出来ている、二言目には民民ってうざい中年の腹黒男が好きなんだからー!と、いまだプレイヤーが納得できない事実を心で叫びながら、曹丕を切り刻む。でも、さすが、惇兄を撤退に追い込んだだけあって強い。やたら強い。曹丕の部下が。曹丕自身は大したことないんだけど、部下がやたら勇猛果敢で、なかなか曹丕に攻撃が出来ない。そこにやっと来た迷子の鳩麦茶。2対1ならこっちが有利。そう思った途端、やってくる李典。これで2対2になって、拠点の中は、あちこちで無双が飛び交う大混乱。
気がつけば、姫様のHPが黄色に。いかん。これは一旦拠点の外に出ようと、曹丕を誘って外に出たつもりが、ついてきたのは李典。いやだから、あんたは後でブルーゾーンでね……というプレイヤーの声が届くはずもない。記憶喪失にでもなっているのか、茶国に在籍していたことなんかすっかり忘れたらしい李典の攻撃に、仕方なく応戦している間にまたもや李典、肉まん化。んもう。
思うようにいかない李典捕縛に苛々しながら、拠点に戻って曹丕を片付けにかかる姫様。でも、ここぞと言うときに、鳩麦茶が邪魔をする。こいつ、なんでこんなに体がでかいんだ(←プレイヤー(創造主)が巨体設定したからです)、邪魔なんだよ退けよ。と何度も思うも、鳩麦茶はどいてくれず、何度もとどめの攻撃を失敗する姫様。そして結局、曹丕を討ち取ったのは、鳩麦茶。まぁ、いいけどね。でも曹丕のHPをそこまで削ったのは、姫様だぞ。と、何だか調子に乗ってる鳩麦茶に釘を刺し、姫様に肉まんを食べさせる。
そうこうしているうちに、惇兄も復活してきて、勿論敵の武将も次々復活する中、ある意味、孤軍奮闘していた姫様は、完全に記憶喪失らしい李典を巻き添え肉まんにしてしまい、味方の苦戦メッセに優しく応えてやりながらも、ちょっとだけ、ふがいない男達に苛々しつつ、ひたすら環っかを振り回し、敵拠点を潰しまくって、気がつけば、敵本陣。
慌てて李典を探すも、まだ復活してきていない。でも敵の再出撃回数はまだ4もある。大丈夫、まだ間に合う。李典の復活を待つべく、敵本陣で戦う味方武将をその場に残して、味方拠点までさがる姫様。李典復活前に、味方武将が頑張って敵本陣落としちゃったらどうしよう。とか、少し思ったけど、その心配はやっぱりというか何というか、杞憂でした。次々に聞こえてくる「援軍を、援軍を頼む」「これで終わりかよ…」「次は負けないからな」の声に、この人達……、弱いわ。と、姫様も呆れ顔のご様子。すみません、本当にすみません。
李典早く! もう茶国軍の兵力は限界よっ! と、続く味方武将の撤退に焦るプレイヤーの願いが届いたのか、李典復活。よっしゃー!と、早速姫様を敵本陣に向かわせて、あらびっくり。敵さんほぼ全員集合していらっしゃる。そして、こちらはといえば、半分死にかけの閻圃のみ。あちゃーである。
でも、プレイヤーが操作するのは、しょこたん。他のキャラならやばくても、しょこたんなら、この敵将の山を崩して乗り切れる。きっと、出来る。
そう信じて、敵将の中に突っ込んでいく。何回も肉まんにしたおかげで、李典の上には死兆星が輝いている。こうなれば、ブルーゾーンも何も関係ない。同じく死兆星輝く孟優の妨害に遭いながらも、李典一点集中攻撃にて、彼を無事捕縛。「敵将を捕まえたわ!」という姫様の声に、よしよし。と満足して、他の敵将を片付けにかかる。
しかし、いくら姫様が無敵並みに強いと言っても、5対2(しかも1人は死にかけ)は分が悪い。減り続けるHPに、あーやばいかな。退がろうかな一回。と、プレイヤーが弱気になったその時。
「火責めにて、敵を撹乱します!」By閻圃
でかした!! 閻圃、偉い!! 今日からお前は大将軍だ!!(←無理) それにしても、タイミングが読めない子だとばかり思っていた閻圃が、こんな絶妙のタイミングで放火してくれるなんて。ちょっとした感動を胸に覚えながら、めらめら燃える敵本陣の中、頑張って、敵将を撃破していく。そして、最後の1人となった曹丕を、モブ将あがりが、第1作目からのデフォ武将に勝てると思ってんのか、100億万年早ぇんだよ!と、彼のファンの人に聞かれたら、八つ裂きにされて埋められそうな暴言を吐き、見事撃破。これにて、敵本陣制圧。戦闘終了。茶国軍の勝利! やったーい!
惨惨、兵力を減らしまくった原因の李典(記憶喪失)をなけなしの金を叩いて買い戻し、ついでに捕まえた孟優も雇ってやろうと思ったのに、拒否されて、仕方ないので孟優チョッキン。
なんでかなー。孟獲がいないからかなー。でも、惇兄だって、そそ様がいなくても来てくれたのに。まあいいや。と、深く考えることもなく次に進んで、あらびっくり。曹丕さん、捕まってた。いつのまに。てか、誰が捕まえたんだ。謎が深まるものの、処置を決めねばならない。どうしよう。どうしよう。プレイヤー的には4の曹丕は、あまり使い勝手がよくないので要らないんだけど、でもチョッキンしたら、甄姫お姉様が、可哀相な気もするし……。よし! 仕方ない。雇ってやろう。
と、仏心を出したのも束の間。残金が足りませんでした。ごめんなさい、甄姫お姉様。全部貧乏が悪いのよ。でも、お姉様にはもっと素晴らしい殿方がいると思うわ、きっと、絶対。だから、許して。
というわけで、放逐という選択肢を最初から頭に入れていないプレイヤーの処置により、約2名をチョッキンし、李典と阿会喃を戦利品に携えて、しょこたん=姫様は、無事茶国へと凱旋なさったのでした。
結果、僕陽は仙人によって奪われたものの、こっちも合肥を奪ってやったので、茶国は引き続き支配地4。帝国も引き続き支配地18。玄米茶の『一進一退戦法』大成功。
しかし、この戦法、終わりが見えないのが難点。女帝(というか仙人)が諦めてくれるのを待つしかないんだけども、その間にまた、2箇所同時侵攻をされたら、もう目も当てられない。どうしよう、本当に。エンパでここまで窮地に陥ったのは初めてすぎて、解決法がよく分からない。いつも、あっさりするっと天下統一出来るのに。難易度難しいなんてするんじゃなかったと、今更ながら深い後悔に浸っております。そんなプレイヤーの今日の格言。
「援軍が来るまで、持ちこたえるんだッ!!」
目指すは合肥。2箇所同時侵攻という女帝の非道な行いによって奪われた、かつての茶国領地。その土地を取り返すべく、今回進軍する勇士達の顔ぶれは以下の通り。
主軍:孫尚香(しょこたん、姫様)、惇兄、鳩麦茶。
準主軍:馬岱、閻圃、郭。
援軍:なし。(理由:金がない)
哀しい理由で援軍はいないけれど、何気に、戦闘力に秀でた武将ばかりが揃ったメンバー構成。これで負けるようならもう、プレイヤーはエンパの神に嫌われているとしか思えない。戦地が合肥なだけに、操作武将を鳩麦茶(中身が山田)にしようかと一瞬考えたものの、どうせ4の彼は、「山田ァァァァァッ!」とは叫んでくれない(というか、鳩麦茶は叫びません)。あれがなくては意味がない。やっぱり、ここは百戦錬磨の勝利の女神・孫尚香に任せるが上策。彼女ならば、プレイヤーはこの難しい世界でも、易しい世界のような活躍が出来るに違いない。おそらく、多分、きっと。
対する今回の敵軍には、曹丕・阿会喃・孟優・李典などなど。覚えておいでの方がいるだろうか。李典は、その昔、玉露が杏仁豆腐から奪われた部下であることを。何故、お前がここに。と、プレイヤーは一瞬目を疑いました。あの屈辱の完敗戦の後、李典は確かに仲達と共に杏仁の配下になったはず。それが何故、月英帝国に。一体どんな流転の人生を彼が送ってきたのか、知る由もないけれど、とにかく、ここで会ったが百年目。もう一度、彼を茶国に連れ戻す。彼は茶国軍にいてこそ輝ける。そんな気がする。という、プレイヤーの勝手な思い込みにより、この戦には『絶対勝利』という目標の他に、『李典捕縛』という目標が足されました。(※というか本当は、李典がいたから、合肥を選んだ)
そうして始まった奇策『一進一退』の第一戦。
戦闘開始直後に響く、「戦力はほぼ互角。頑張らなくちゃね!」という姫様の声に、兵力差が20000近くあるにもかかわらず、姫様が互角だというのなら互角なのだと思いなおすプレイヤー。姫様が黒を赤だと言うなら、その日から黒を赤と呼ぶ。それくらいの勢いで、プレイヤーは彼女を信用しています。なんせ、彼女は、プレイヤーが初めて無双1をした時に、外見だけで選んだ初操作武将。ゲームを持ってきてくれた従兄弟が、最初は趙雲(別名:子守り)か、夏侯惇(惇兄)でプレイしたほうがいいと言うのをざっくり無視して彼女で戦って、見事、記念すべき初勝利を得た、個人的に思い出深いキャラ。確か、初の1000人切りも彼女だったはず。そんな彼女を信用せずにおれようか、否!
「全軍、突撃よっ!」という姫様の号令に従い、戦場へ飛び出していく味方武将達と並んで、自らも敵拠点に飛び込む姫様。待ってましたとばかりに、襲い掛かってくる拠点の兵達を次々と切り倒しチャージで吹き飛ばす。あぁ、なんて快感。やっぱり、しょこたん最高。呉の姫様最強。使い慣れているどころの話じゃない彼女の武器は、まるでプレイヤーの手足のように思い通り動く。ああ、やっぱりこの武器がいい。5の弓も使い慣れると結構便利で強かったけど、でもやっぱり、環っか(←武器)がいい。環っか最高。
進行方向が一緒だったらしい惇兄と2人、颯爽と拠点兵長を片付けていく姫様。何回か拠点の兵に斬られて、HPは少し減ってしまったけども、まだ青。問題ない。それに、これくらいの傷で、へこたれるような姫様ではございません。最後の拠点兵長をチャージで倒し、拠点制圧。惇兄から「相当な腕だな。よくやった」と褒められ、郭からも「ぃよっ! お見事!」と、ヨイショされ、プレイヤーも姫様もご満悦。早速、次の拠点へ。
と、思ったら、やってきた李典。待って、まだブルーゾーンが出来てないから、待って。というプレイヤーの願いを無視して、「その首もらったぁ!」と姫様に向かってくる。くそう。ならば一回、撤退しろ。と、攻撃開始。姫様とプレイヤーがタッグを組めば、モブ将なぞ赤子同然。躊躇なく繰り出す連続攻撃&チャージに、李典、すぐさま肉まん化。ああ、強い。なんて強いの、しょこたん。彼女がいれば、仲達をはじめとする多くの仲間を失わずに済んだかもしれない。残念すぎる。それもこれも、最初からしょこたんをおさえていた女帝月英のせい。いつか必ず、大喬も奪ってみせるからな。その時になって吠え面をかくがよい。フハハハハハハハ。………仲達はどこにいったんだろう……。
プレイヤーが仲達恋しい病にかかっている間に、しょこたん=姫様は、阿会喃&孟優ペアと戦闘開始。孟優、お前の義姉ちゃん(祝融)、どこにいる? と、内心気になっていた情報を聞き出そうとするも、教えてくれるはずもない。南蛮モブ将2人を相手にひたすら環っかを振り回し、チャージと無双でとどめをさして、肉まん2つの出来上がり。でもしょこたん、まだHPが青。素晴らしい。素晴らしすぎる。南蛮味の肉まんは放置して、どうやら拠点潰しにてこずっているらしい、馬岱、閻圃、郭組のところへ、レッツゴー。
しかし、彼らのところに着いた途端、惇兄が「ちっ、分が悪いな」と、苦戦メッセ。こっちは3人、あっちは1人。助けにいかなくては。でも、遠い。合肥は無駄にMAPが広いのが難点。あぁ、馬が欲しい。そして、無双鎧も、切実に欲しい。弓兵に射られるたび、いちいち「うっ」ってなるのが、面倒すぎる。
どうしたものかと、情報画面を見れば、鳩麦茶が近くの味方拠点にいる。お前、何してんだ。確か全軍突撃命令出したよな? お前も、「狙うは敵拠点だ、突き進めー!」的な台詞を吐いていたよな? 何を休んでいるんだ、勝手に。姉ちゃん兄ちゃんが泣くぞ。と、思いながら、味方拠点でのんびりライフ満喫中の鳩麦茶に、惇兄の援護命令を出すプレイヤー。「手のかかる奴らだ。助けにいくぞ」という返事にちょっと苛っとしつつ、これで惇兄は大丈夫と、拠点潰しに精を出す。そして、何をそんなにてこずっていたのか聞きたくなるくらい、あっさり拠点制圧。俺らが組めば無敵宣言をする馬岱&郭コンビに、あんた達、何かしたっけ? と、ちょっと冷たい感想を覚えてみる。
さあブルーゾーンは確保出来た。後は李典をうまくおびき出して……と、考えるプレイヤーの耳に響いてきた、「俺はここまでだ。後は頼む」という、やたら渋い惇兄の撤退宣言。え、なんで。鳩麦茶は? と、慌てて情報画面を見れば、奴は何故か、惇兄とはまったく違う方向に進んでいる……。お前は何をしてるんだこの方向音痴ィィィ!! と、怒鳴っても後の祭り。ちきしょー、ただでさえ兵力少ないっつうのによー。言っとくけど、方向音痴で可愛いと許されるのは、彩雲国の絳攸か、おでんの方の所の山田だけなんだぜー。とか、色々ぶつぶつ言いながら、鳩麦茶への指示を、惇兄の援護から拠点攻撃に切り替え、姫様も同じ拠点攻撃に向かわせる。
そして、拠点を守っていた曹丕とご対面。お前が惇兄を撤退に追い込んだのか、このモブ上がり武将め。ちょっとイケメンだからって調子こくなよ。お前が、甄姫お姉様に何をしたか、知っているんだぞ。お前最低だー!と、無双の彼には関係ない恨みまで込めて、攻撃開始。環っかをぶんぶん振り回す姫様に、「ふっ、いきがるな」と、やたらかっこつける曹丕。姫様はね、あんたみたいなイケメン好きじゃないんだから! 姫様はね、成分:しつこさで出来ている、二言目には民民ってうざい中年の腹黒男が好きなんだからー!と、いまだプレイヤーが納得できない事実を心で叫びながら、曹丕を切り刻む。でも、さすが、惇兄を撤退に追い込んだだけあって強い。やたら強い。曹丕の部下が。曹丕自身は大したことないんだけど、部下がやたら勇猛果敢で、なかなか曹丕に攻撃が出来ない。そこにやっと来た迷子の鳩麦茶。2対1ならこっちが有利。そう思った途端、やってくる李典。これで2対2になって、拠点の中は、あちこちで無双が飛び交う大混乱。
気がつけば、姫様のHPが黄色に。いかん。これは一旦拠点の外に出ようと、曹丕を誘って外に出たつもりが、ついてきたのは李典。いやだから、あんたは後でブルーゾーンでね……というプレイヤーの声が届くはずもない。記憶喪失にでもなっているのか、茶国に在籍していたことなんかすっかり忘れたらしい李典の攻撃に、仕方なく応戦している間にまたもや李典、肉まん化。んもう。
思うようにいかない李典捕縛に苛々しながら、拠点に戻って曹丕を片付けにかかる姫様。でも、ここぞと言うときに、鳩麦茶が邪魔をする。こいつ、なんでこんなに体がでかいんだ(←プレイヤー(創造主)が巨体設定したからです)、邪魔なんだよ退けよ。と何度も思うも、鳩麦茶はどいてくれず、何度もとどめの攻撃を失敗する姫様。そして結局、曹丕を討ち取ったのは、鳩麦茶。まぁ、いいけどね。でも曹丕のHPをそこまで削ったのは、姫様だぞ。と、何だか調子に乗ってる鳩麦茶に釘を刺し、姫様に肉まんを食べさせる。
そうこうしているうちに、惇兄も復活してきて、勿論敵の武将も次々復活する中、ある意味、孤軍奮闘していた姫様は、完全に記憶喪失らしい李典を巻き添え肉まんにしてしまい、味方の苦戦メッセに優しく応えてやりながらも、ちょっとだけ、ふがいない男達に苛々しつつ、ひたすら環っかを振り回し、敵拠点を潰しまくって、気がつけば、敵本陣。
慌てて李典を探すも、まだ復活してきていない。でも敵の再出撃回数はまだ4もある。大丈夫、まだ間に合う。李典の復活を待つべく、敵本陣で戦う味方武将をその場に残して、味方拠点までさがる姫様。李典復活前に、味方武将が頑張って敵本陣落としちゃったらどうしよう。とか、少し思ったけど、その心配はやっぱりというか何というか、杞憂でした。次々に聞こえてくる「援軍を、援軍を頼む」「これで終わりかよ…」「次は負けないからな」の声に、この人達……、弱いわ。と、姫様も呆れ顔のご様子。すみません、本当にすみません。
李典早く! もう茶国軍の兵力は限界よっ! と、続く味方武将の撤退に焦るプレイヤーの願いが届いたのか、李典復活。よっしゃー!と、早速姫様を敵本陣に向かわせて、あらびっくり。敵さんほぼ全員集合していらっしゃる。そして、こちらはといえば、半分死にかけの閻圃のみ。あちゃーである。
でも、プレイヤーが操作するのは、しょこたん。他のキャラならやばくても、しょこたんなら、この敵将の山を崩して乗り切れる。きっと、出来る。
そう信じて、敵将の中に突っ込んでいく。何回も肉まんにしたおかげで、李典の上には死兆星が輝いている。こうなれば、ブルーゾーンも何も関係ない。同じく死兆星輝く孟優の妨害に遭いながらも、李典一点集中攻撃にて、彼を無事捕縛。「敵将を捕まえたわ!」という姫様の声に、よしよし。と満足して、他の敵将を片付けにかかる。
しかし、いくら姫様が無敵並みに強いと言っても、5対2(しかも1人は死にかけ)は分が悪い。減り続けるHPに、あーやばいかな。退がろうかな一回。と、プレイヤーが弱気になったその時。
「火責めにて、敵を撹乱します!」By閻圃
でかした!! 閻圃、偉い!! 今日からお前は大将軍だ!!(←無理) それにしても、タイミングが読めない子だとばかり思っていた閻圃が、こんな絶妙のタイミングで放火してくれるなんて。ちょっとした感動を胸に覚えながら、めらめら燃える敵本陣の中、頑張って、敵将を撃破していく。そして、最後の1人となった曹丕を、モブ将あがりが、第1作目からのデフォ武将に勝てると思ってんのか、100億万年早ぇんだよ!と、彼のファンの人に聞かれたら、八つ裂きにされて埋められそうな暴言を吐き、見事撃破。これにて、敵本陣制圧。戦闘終了。茶国軍の勝利! やったーい!
惨惨、兵力を減らしまくった原因の李典(記憶喪失)をなけなしの金を叩いて買い戻し、ついでに捕まえた孟優も雇ってやろうと思ったのに、拒否されて、仕方ないので孟優チョッキン。
なんでかなー。孟獲がいないからかなー。でも、惇兄だって、そそ様がいなくても来てくれたのに。まあいいや。と、深く考えることもなく次に進んで、あらびっくり。曹丕さん、捕まってた。いつのまに。てか、誰が捕まえたんだ。謎が深まるものの、処置を決めねばならない。どうしよう。どうしよう。プレイヤー的には4の曹丕は、あまり使い勝手がよくないので要らないんだけど、でもチョッキンしたら、甄姫お姉様が、可哀相な気もするし……。よし! 仕方ない。雇ってやろう。
と、仏心を出したのも束の間。残金が足りませんでした。ごめんなさい、甄姫お姉様。全部貧乏が悪いのよ。でも、お姉様にはもっと素晴らしい殿方がいると思うわ、きっと、絶対。だから、許して。
というわけで、放逐という選択肢を最初から頭に入れていないプレイヤーの処置により、約2名をチョッキンし、李典と阿会喃を戦利品に携えて、しょこたん=姫様は、無事茶国へと凱旋なさったのでした。
結果、僕陽は仙人によって奪われたものの、こっちも合肥を奪ってやったので、茶国は引き続き支配地4。帝国も引き続き支配地18。玄米茶の『一進一退戦法』大成功。
しかし、この戦法、終わりが見えないのが難点。女帝(というか仙人)が諦めてくれるのを待つしかないんだけども、その間にまた、2箇所同時侵攻をされたら、もう目も当てられない。どうしよう、本当に。エンパでここまで窮地に陥ったのは初めてすぎて、解決法がよく分からない。いつも、あっさりするっと天下統一出来るのに。難易度難しいなんてするんじゃなかったと、今更ながら深い後悔に浸っております。そんなプレイヤーの今日の格言。
「援軍が来るまで、持ちこたえるんだッ!!」