前回、へたれなプレイヤーのせいで、またまた大事な仲間と領地を失った茶国軍。
気合を入れまくって臨んだ戦であったにもかかわらず、開始8分未満で、あっさり負けてしまったショック。そして、領地もさることながら、親友・りっくん(陸遜)と兄貴(甘寧)を失ってしまったショックは、何よりも大きかったようで、玉露はすっかり心を蝕まれてしまった様子。最近では枕どころか、何もない宙に向かって話しかけ、楽しそうに会話する彼女の姿が、茶国のいたるところで目撃されているとか、いないとか。
そんな彼女の痛ましい姿に、茶国軍の面々は涙しながらも、このままではいけないと、必死に『対仙人策』を練っておりました。
しかし、天は、茶国と玉露に更なる試練をお与えになります。何の打開策も思いついていないというのに、また、仙人が攻めてきたのです。先の敗戦から、まだ1ターンしか経っていないというのにです。どんだけ仕事熱心なんでしょう、女帝も、仙人も。たまには、仕事を忘れて有給休暇を取れバカヤロウ。
敵の侵攻の報告を受けて、玄米茶は、今日も中庭で見えないお友達と談笑している姉の元に向かいました。そして、敵の侵攻について対応を尋ねた玄米茶でしたが、姉はまるで聞こえていない様子。それどころか、「ねぇねぇ私さー、4猛将伝にいって、周瑜様に仕えようかなーと思ってるんだけどー。どう思うー? あの人さぁ、ロリコンだけど、あれで孫策様の追っかけとかもしてるでしょー? 楽しそうじゃなぁい? それかぁ、5エンパに行ってー、在野で虎とか狩りまくって国を渡り歩いて一生を終えよっかなーって。うふふふ。楽しそうでしょー」と、見えないお友達に相談を始める始末。
あ、もうこの人ダメだ。玄米茶は、そう悟りました。あんなに強気で負けん気だけは人一倍あった姉は、続く敗戦のダメージで心と頭を完全にやられてしまった。初代飲茶が成し遂げた天下統一。それを再び茶一族の手で。その夢だけを追いかけてやってきた茶国軍も、もう終わりか。そう、思いました。
しかし、玄米茶とて、茶一族の血を引く男。普段、髪のキューティクルと肌のキメにしか興味がないように見えても、その血潮の中には玉露と同じく、飲茶や伊右衛門、爽健美茶といった古の猛者の魂が流れているのです。
姉がダメならば、弟が頑張る。姉弟の危機を救ってこそ姉弟。末弟の鳩麦茶は、武には秀でているものの、頭のほうはちょっとばかり頼りない。ならば、この私が今こそ立ち上がりましょう。いざ美しく。と、やられたにもかかわらず、まだリスペクトしているふつくしい人の真似をして、自ら軍の指揮を執るべく、玄米茶は、見えないお友達とまだお喋りしている姉にそうっと上着をかけて、1人城へ向かったのであります。
早速玄米茶は、武将達を召集し、緊急軍議を開きました。己の考えに対する、武将達の意見を聞くためです。そう、玄米茶には、この未曾有の危機を回避できる、ただひとつの策ともいえる妙案があったのです。それこそ、古の賢者の教え。
『三十六計逃げるに如かず』。
成功するためには、戦いに勝つことにこだわるよりも、争わないように勉めることが大切。一見、負けて後退しているようにみえても最終的には勝利を手に入れ、ひいては成功を導く。昔の人はなんて頭がいいのでしょう。尊敬しまくりです。その頭の良さをほんのちょっとでいいから、分けて欲しい、切実に。
しかし、それでは、領地を失い続ける一方で、国がなくなってしまうのではないか。好戦派の武将、惇兄や鳩麦茶からは、当然そんな声も上がりました。けれど、玄米茶はこれについても、答えを用意していたのです。そう、プレイヤーが敬愛するおでんの方が、懐かしの『貂蝉軍』にて行ったあの戦法。ひとつ取られたら、別の場所からひとつ取り返す。
その名もズバリ。
『究極の一進一退戦法』。
仙人のあの反則的な強さに抵抗できる力は、今の茶国軍にはない。しかし、仙人さえいなければ、茶国軍は帝国軍相手に、今まで何度も(←?)勝利を収めてきている。だったら、仙人とは戦わず、他の武将と戦えばいい。仙人が茶国の領地をひとつ奪っている間に、こちらも帝国の領地をひとつ奪ってやればいいのです。
玄米茶の熱弁に、武将達もみな納得した様子。最終決定権を持つ君主の姉はあんな調子なので、ここは平和に民主的に多数決を取ったところ、全員一致でこの策が可決されました。
そういうわけで、プレイヤーはもう、仙人とは戦いません。負けることから逃げたんじゃないんです。ただ、これ以上夢のオールスターズを失いたくないんです。←それを逃げたと世間では言う。
次の戦場は合肥と決まりました。合肥と聞けば、プレイヤーは山田しか思い出しません。彼のごとく、「山田ァァァァァァッ!!!」と、叫びながら、熱く戦おうと胸に決めています。そして、仙人は僕陽を攻める気です。あの地で帝国相手に何度、防衛戦をしたことか。しかし、あの頑張りも今となっては無駄。とうとう、僕陽が月英に取られてしまいます。でも、仕方ありません。悔しいけれど、今は合肥に向けて集中します。
操作キャラは勿論、孫尚香。プレイヤーにしょこたんを持たせたら、不死身です。嘘です。でも、強いです。私基準では、最高か2番目に強いです。なので、負けません。必ず、合肥を落してみせます。
とりあえず、お腹が空いたので飯を食います。その後で、戦闘開始します。腹が減っては戦が出来ぬです。武士は食わねど高楊枝なんて、武士じゃないので無理です。昼ごはんと夜ご飯の間の、何ご飯かよく分からないものを食べて、戦に臨もうと思います。
山田ァァァァァァァッ!!! ←プレイヤーの気合入れ。
気合を入れまくって臨んだ戦であったにもかかわらず、開始8分未満で、あっさり負けてしまったショック。そして、領地もさることながら、親友・りっくん(陸遜)と兄貴(甘寧)を失ってしまったショックは、何よりも大きかったようで、玉露はすっかり心を蝕まれてしまった様子。最近では枕どころか、何もない宙に向かって話しかけ、楽しそうに会話する彼女の姿が、茶国のいたるところで目撃されているとか、いないとか。
そんな彼女の痛ましい姿に、茶国軍の面々は涙しながらも、このままではいけないと、必死に『対仙人策』を練っておりました。
しかし、天は、茶国と玉露に更なる試練をお与えになります。何の打開策も思いついていないというのに、また、仙人が攻めてきたのです。先の敗戦から、まだ1ターンしか経っていないというのにです。どんだけ仕事熱心なんでしょう、女帝も、仙人も。たまには、仕事を忘れて有給休暇を取れバカヤロウ。
敵の侵攻の報告を受けて、玄米茶は、今日も中庭で見えないお友達と談笑している姉の元に向かいました。そして、敵の侵攻について対応を尋ねた玄米茶でしたが、姉はまるで聞こえていない様子。それどころか、「ねぇねぇ私さー、4猛将伝にいって、周瑜様に仕えようかなーと思ってるんだけどー。どう思うー? あの人さぁ、ロリコンだけど、あれで孫策様の追っかけとかもしてるでしょー? 楽しそうじゃなぁい? それかぁ、5エンパに行ってー、在野で虎とか狩りまくって国を渡り歩いて一生を終えよっかなーって。うふふふ。楽しそうでしょー」と、見えないお友達に相談を始める始末。
あ、もうこの人ダメだ。玄米茶は、そう悟りました。あんなに強気で負けん気だけは人一倍あった姉は、続く敗戦のダメージで心と頭を完全にやられてしまった。初代飲茶が成し遂げた天下統一。それを再び茶一族の手で。その夢だけを追いかけてやってきた茶国軍も、もう終わりか。そう、思いました。
しかし、玄米茶とて、茶一族の血を引く男。普段、髪のキューティクルと肌のキメにしか興味がないように見えても、その血潮の中には玉露と同じく、飲茶や伊右衛門、爽健美茶といった古の猛者の魂が流れているのです。
姉がダメならば、弟が頑張る。姉弟の危機を救ってこそ姉弟。末弟の鳩麦茶は、武には秀でているものの、頭のほうはちょっとばかり頼りない。ならば、この私が今こそ立ち上がりましょう。いざ美しく。と、やられたにもかかわらず、まだリスペクトしているふつくしい人の真似をして、自ら軍の指揮を執るべく、玄米茶は、見えないお友達とまだお喋りしている姉にそうっと上着をかけて、1人城へ向かったのであります。
早速玄米茶は、武将達を召集し、緊急軍議を開きました。己の考えに対する、武将達の意見を聞くためです。そう、玄米茶には、この未曾有の危機を回避できる、ただひとつの策ともいえる妙案があったのです。それこそ、古の賢者の教え。
『三十六計逃げるに如かず』。
成功するためには、戦いに勝つことにこだわるよりも、争わないように勉めることが大切。一見、負けて後退しているようにみえても最終的には勝利を手に入れ、ひいては成功を導く。昔の人はなんて頭がいいのでしょう。尊敬しまくりです。その頭の良さをほんのちょっとでいいから、分けて欲しい、切実に。
しかし、それでは、領地を失い続ける一方で、国がなくなってしまうのではないか。好戦派の武将、惇兄や鳩麦茶からは、当然そんな声も上がりました。けれど、玄米茶はこれについても、答えを用意していたのです。そう、プレイヤーが敬愛するおでんの方が、懐かしの『貂蝉軍』にて行ったあの戦法。ひとつ取られたら、別の場所からひとつ取り返す。
その名もズバリ。
『究極の一進一退戦法』。
仙人のあの反則的な強さに抵抗できる力は、今の茶国軍にはない。しかし、仙人さえいなければ、茶国軍は帝国軍相手に、今まで何度も(←?)勝利を収めてきている。だったら、仙人とは戦わず、他の武将と戦えばいい。仙人が茶国の領地をひとつ奪っている間に、こちらも帝国の領地をひとつ奪ってやればいいのです。
玄米茶の熱弁に、武将達もみな納得した様子。最終決定権を持つ君主の姉はあんな調子なので、ここは平和に民主的に多数決を取ったところ、全員一致でこの策が可決されました。
そういうわけで、プレイヤーはもう、仙人とは戦いません。負けることから逃げたんじゃないんです。ただ、これ以上夢のオールスターズを失いたくないんです。←それを逃げたと世間では言う。
次の戦場は合肥と決まりました。合肥と聞けば、プレイヤーは山田しか思い出しません。彼のごとく、「山田ァァァァァァッ!!!」と、叫びながら、熱く戦おうと胸に決めています。そして、仙人は僕陽を攻める気です。あの地で帝国相手に何度、防衛戦をしたことか。しかし、あの頑張りも今となっては無駄。とうとう、僕陽が月英に取られてしまいます。でも、仕方ありません。悔しいけれど、今は合肥に向けて集中します。
操作キャラは勿論、孫尚香。プレイヤーにしょこたんを持たせたら、不死身です。嘘です。でも、強いです。私基準では、最高か2番目に強いです。なので、負けません。必ず、合肥を落してみせます。
とりあえず、お腹が空いたので飯を食います。その後で、戦闘開始します。腹が減っては戦が出来ぬです。武士は食わねど高楊枝なんて、武士じゃないので無理です。昼ごはんと夜ご飯の間の、何ご飯かよく分からないものを食べて、戦に臨もうと思います。
山田ァァァァァァァッ!!! ←プレイヤーの気合入れ。