時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

クロアチア旅行+α2011-16~アドリア海に「浮かぶ」町 プリモシュテン

2011-07-27 18:28:26 | クロアチア
 頼もしい相棒となったシトロエン(CITROËN) C4を駆って、トロギル(Trogir)から次の訪問地であるプリモシュテン(Primošten)へと向かいます。

 トロギルからアドリア海沿いにおよそ30kmを40分程かけて、プリモシュテンに到着しました。
 一見すると島のように見える場所に町が造られ、大陸とは道路のみで辛うじて繋がっているという、ちょっと面白い形をしている町です。

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 今回の旅行では、入り組んだ古い街の中も走るかも知れないという心配もあり、カーナビを持参しました!
 カーナビ本体とは別売りでかなりイイお値段でした;が、ヨーロッパの道路データを収めた microSD カードを本体に挿入すると、ヨーロッパでのドライブを日本語でナビゲートしてくれる頼もしい存在となりました^^

 この日の最終目的地、一方通行だらけのザダル(Zadar)の市街地で思ったとおりの大活躍をしてくれて、道を間違えてもパニックに陥ることなく、無事宿泊するホテルに辿り着くことができました♪



 プリモシュテンの町が、ちょうど大陸と繋がっている部分。
 プリモシュテンも城壁に囲まれた町であり、この門が城壁外への唯一の陸路となっています。

 門前の目立つ場所には、やはりクロアチア国旗が掲揚されていました。



 道路の外側がすぐ海岸となっていて、波静かな青い海が広がっています。
 白い砂浜のように見えますが、小石の海岸です。



 半島部の市街地を入ってすぐの所にあった船着き場。
 小さなボートが一艘だけぽつんと繋がれていて、絵になる光景です。
 分かり難いですが、船底の部分から海の底まで透き通っていて見通せました。

 アドリア海(Jadransko more)は本当に透明度が高い海です。



 城壁の門を入った所にある広場。
 正面の青い旗は、プリモシュテンの旗でしょうか。

 季節的にまだ早いので閑散としていますが、プリモシュテンも大変人気のある観光地で、夏の盛りには大勢の観光客でごった返すそうです。



 半島部の中央へと続く、坂の路地。
 狭い土地にかなりの密度で家が建っているので、思った程海が見えません;

 それにしても、まばらな観光客の他にはほとんど人の気配がありません。
 時刻は15時過ぎ、地元の方々はシエスタでもしているのでしょうか?



 聖ユライ(Sv. Juraj)教会(聖ジョージ教会)(Crkva sv. Jurja)。
 半島部の中央の、最も高い所に建っています。
 プリモシュテンのランドマーク、素朴な鐘楼です。



 聖ユライ教会の西側にあたる裏手は墓地になっていて、アドリア海を遥かに望む事ができます。
 静かな時が流れています。



 聖ユライ教会と同名の広い通り(Sv. Jurja)が、一直線に住宅地へと下っています。
 通りの広さや、両側に植えられている大きな木々等の貫禄から、この通りが聖ユライ教会へのメインルートのようです。



 海の近くの住宅地まで下りてきました。
 こういう路面も石畳、でしょうか?

 相変らず人通りはありません。



 レトロな乗用車。
 塀際ぴったりの駐車テク、スゴい!!
 エンブレムは、ザスタヴァ(ZASTAVA)と読めました。
 フィアット(FIAT)を模した車のようです。
 ユーゴスラヴィア(Jugoslavija)の時代を彷彿とさせるシルエットですね。

 そういえば今日のクロアチア(Hrvatska)には、このユーゴスラヴィアを思い起こさせるものにはほとんど皆無と言える位に目につくことも感じることもありません。
 ユーゴスラヴィアからの分離をめぐり勃発して4年にわたった激しい紛争、セルビア(Србија / Srbija)との長きにわたる確執等、忘れることはなくても、忌まわしい過去として葬り去ってしまいたいのかも知れませんね。



 アドリア海に突き出ている、プリモシュテン遠景。
 青い海に家々のオレンジ色の屋根が良く映え、中央部には聖ユライ教会の鐘楼がそびえています。
 アドリア海にほぼ全周を囲まれているその姿は、本当に浮かんでいるようにも見えます。

 プリモシュテンは元々は大陸とは離れた岩礁で、15世紀以降にオスマントルコの脅威から逃れてきた人が住み着き、大陸との間を繋げて町を興したとのことです。

 プリモシュテンは、それ程急ぎでなくても1時間あれば半島部をくまなく見て回れる位の、トロギルよりも更に小さな町でしたが、興味深いその地形と共に、アドリア海に佇むように「浮かぶ」町の姿がとても印象に残りました。

 ここでも名残は尽きませんでしたが、次の目的地であるシベニク(Šibenik)の町を目指すことにします。



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