いよいよクロアチア(Hrvatska)のアドリア海(Jadransko more)沿いを、レンタカーで快走します!
スプリット空港(Zračna luka Split)を出発し、まずはすぐ近くの(約5km)トロギルまで走ります。
相棒のシトロエン(CITROËN) C4、ブレーキの利きが異常に良く(むしろ利き過ぎな位;)普通にペダルを踏み込んでも急ブレーキのようにつんのめってしまい、按配を掴むのがクラッチよりも難儀でした…><
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スプリット空港から10分程でトロギル(Trogir)に着きました。
本当にあっという間の近さでした!
世界遺産に登録されている旧市街は、この運河で大陸と隔てられています。
車を駐めた駐車場の近くにあるアーチ橋を渡って旧市街に入ります。
スプリット空港に着陸する飛行機が結構頻繁に上空を通過していきます。
私もこうした飛行機の一機に乗って、今立っている町を眺めていた事になります。
足を踏み入れた通りはレストラン街でした。
古い建物は皆石造です。
時刻は13時30分頃、ランチも一段落してどのレストランものんびりした空気が流れていました。
先ほどのレストランや土産物屋などが並ぶメインの通りから一歩路地へ入ると、住民の生活が垣間見えてきます。
テラスや空き地に花の鉢を置いたり、壁面にツタのような植物を這わせたり、限られた空間をできる限り快適で潤いあるものにしようとするのは世界共通ですね^^
旧市街のある島の西端近くにある、カメルレンゴ要塞(Tvrđava Kamerlengo)。
クロアチア国旗が翻っています。
この要塞は15世紀に、オスマントルコの脅威に対抗するため、当時ドゥブロヴニク(Dubrovnik)を除き、ダルマチア(Dalmacija)全域を支配していたヴェネツィア共和国(最も高貴なる共和国ヴェネツィア、Serenìsima Repùblica de Venessia)によって築かれました。
要塞の塔に登ることができ(入場料20クーナ≒300円)、旧市街を眺めることができます。
カメルレンゴ要塞の塔の上から見たトロギル旧市街。
旧市街の中程にひときわ高くそびえるのが聖ロヴロ大聖堂(聖ローレンス大聖堂)(Katedrala sv. Lovre)の鐘楼で、その右手前に見える、プロムナードに面して建つくすんだ屋根の鐘楼はドミニコ会修道院(Dominikanski samostan)のものです。
正面のプロムナードはそのままフェリー等の港となっています。
ダルマチアにはこうした港が多く、トロギルのような古くからの町も、大陸側よりむしろ海側に向かって開けている印象を受けます。
ヴェネツィアのように、かつては海側が町の表玄関であったのでしょうか。
港の場所は川のように見えますが、ここもアドリア海の一部(トロギル水道、Trogirski kanal)であり、正面奥の橋を渡った右側はチオヴォ島(Čiovo)という別の島になります。
このチオヴォ島に隠れた対岸のあたりに、クロアチア第2の都市スプリット(Split)があります。
カメルレンゴ要塞の塔から見た景色をもう一枚。
旧市街とは反対側の、旧市街の西に広がるアドリア海です。
あー…何というか、本当に今ダルマチアの地に立っているんだという充実感…こういう眺めを見ていると、何故か気分が昂ぶってしまいますw
カメルレンゴ要塞を出て、港沿いのプロムナードを散策します。
このプロムナードには、ベリスラヴィッチ総督海岸通り(Obala bana Berislavića)という立派な名称が付けられています。
海に開けた歩行者専用の広い通りにはヤシの木が植えられ、風光明媚な南国の雰囲気に浸りながら気持ち良く散策する事ができます。
カフェテラスの向こうに、先程カメルレンゴ要塞から見えたドミニコ会修道院が建っています。
旧市街の南門(Južna gradska vrata)(海の門、Morska vrata)。
ここにもクロアチア国旗が誇らしげに掲げられています。
トロギル旧市街は、かつては周囲を城壁で囲まれていたそうで、この門は旧市街から城壁の外へ通じる門の一つです。
門の脇にあるオレンジの屋根の部分は、ロッジアと呼ばれる公共のスペースで、かつては税関として利用されていたそうです。
車が走っている正面突き当たりを右に行くとチオヴォ島へ渡る橋が架かっていて、左へ行くと大陸方向へ道路が通じています。
南門から旧市街へ入ると、先程までの開放的な雰囲気は一変、中世の迷宮に迷い込んだ錯覚に陥ります。
小さな広場にもカフェテラスが出ていました。
半袖で十分な程気温が高く湿度が低いので喉が渇き、カフェテラス脇の小さな商店でミネラルウォーターを購入しました。
長い年月の間に靴底で磨き上げられた石畳の路地、その上に架かるアーチ…いかにもヨーロッパ的な、この光景が私はとても好きです。
風土や文化が異なる日本では中々体験できない、石の醸し出す情緒のようなものを感じ取る事ができると思うのです。
こういう、歴史のある街中で普通の生活を感じられる場所も、趣がありますね。
南門を入って旧市街の路地をうろつく事およそ15分、北門(Sjeverna gradska vrata)(陸の門、Kopnena vrata)に出ました。
この門のすぐ正面に、私が旧市街へ行く時に渡った歩行者専用のアーチ橋とは別の、旧市街と大陸とを結ぶ車も通行可能な橋が架かっています。
門の上には、トロギルの守護聖人である、12世紀の司教イヴァン・ウルシニ(Ivan Ursini)の像が立っています。
トロギル旧市街は、のんびりとそぞろ歩きをするのにちょうど良い位の広さでしたが、先を急ぐ必要もあるので、あまりゆっくりと街巡りができなかったのが残念でした。
車でトロギルを発った後で、旧市街の中心部であるといえる、イヴァン・パヴァオ2世(Ivan Pavao II.)広場(ヨハネ・パウロ2世広場)(Trg Ivana Pavla II.)に面する、聖ロヴロ大聖堂と瀟洒な市庁舎(Gradska vijećnica)と聖セバスチャン教会(Crkva sv. Sebastijana)に棟続きで建つ美しい時計塔&ロッジア(Toranj sa satom i ložom)という、トロギルを代表する、ランドマークともいえる肝心の建物群を見落としていた事に気付きました。
そもそも、ヨハネ・パウロ2世広場へ赴くことすら失念していたという大失態…orz
是非再訪の機会を作って、次こそ見落とす事なくゆっくり見て回りたいと思います!
スプリット空港(Zračna luka Split)を出発し、まずはすぐ近くの(約5km)トロギルまで走ります。
相棒のシトロエン(CITROËN) C4、ブレーキの利きが異常に良く(むしろ利き過ぎな位;)普通にペダルを踏み込んでも急ブレーキのようにつんのめってしまい、按配を掴むのがクラッチよりも難儀でした…><
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スプリット空港から10分程でトロギル(Trogir)に着きました。
本当にあっという間の近さでした!
世界遺産に登録されている旧市街は、この運河で大陸と隔てられています。
車を駐めた駐車場の近くにあるアーチ橋を渡って旧市街に入ります。
スプリット空港に着陸する飛行機が結構頻繁に上空を通過していきます。
私もこうした飛行機の一機に乗って、今立っている町を眺めていた事になります。
足を踏み入れた通りはレストラン街でした。
古い建物は皆石造です。
時刻は13時30分頃、ランチも一段落してどのレストランものんびりした空気が流れていました。
先ほどのレストランや土産物屋などが並ぶメインの通りから一歩路地へ入ると、住民の生活が垣間見えてきます。
テラスや空き地に花の鉢を置いたり、壁面にツタのような植物を這わせたり、限られた空間をできる限り快適で潤いあるものにしようとするのは世界共通ですね^^
旧市街のある島の西端近くにある、カメルレンゴ要塞(Tvrđava Kamerlengo)。
クロアチア国旗が翻っています。
この要塞は15世紀に、オスマントルコの脅威に対抗するため、当時ドゥブロヴニク(Dubrovnik)を除き、ダルマチア(Dalmacija)全域を支配していたヴェネツィア共和国(最も高貴なる共和国ヴェネツィア、Serenìsima Repùblica de Venessia)によって築かれました。
要塞の塔に登ることができ(入場料20クーナ≒300円)、旧市街を眺めることができます。
カメルレンゴ要塞の塔の上から見たトロギル旧市街。
旧市街の中程にひときわ高くそびえるのが聖ロヴロ大聖堂(聖ローレンス大聖堂)(Katedrala sv. Lovre)の鐘楼で、その右手前に見える、プロムナードに面して建つくすんだ屋根の鐘楼はドミニコ会修道院(Dominikanski samostan)のものです。
正面のプロムナードはそのままフェリー等の港となっています。
ダルマチアにはこうした港が多く、トロギルのような古くからの町も、大陸側よりむしろ海側に向かって開けている印象を受けます。
ヴェネツィアのように、かつては海側が町の表玄関であったのでしょうか。
港の場所は川のように見えますが、ここもアドリア海の一部(トロギル水道、Trogirski kanal)であり、正面奥の橋を渡った右側はチオヴォ島(Čiovo)という別の島になります。
このチオヴォ島に隠れた対岸のあたりに、クロアチア第2の都市スプリット(Split)があります。
カメルレンゴ要塞の塔から見た景色をもう一枚。
旧市街とは反対側の、旧市街の西に広がるアドリア海です。
あー…何というか、本当に今ダルマチアの地に立っているんだという充実感…こういう眺めを見ていると、何故か気分が昂ぶってしまいますw
カメルレンゴ要塞を出て、港沿いのプロムナードを散策します。
このプロムナードには、ベリスラヴィッチ総督海岸通り(Obala bana Berislavića)という立派な名称が付けられています。
海に開けた歩行者専用の広い通りにはヤシの木が植えられ、風光明媚な南国の雰囲気に浸りながら気持ち良く散策する事ができます。
カフェテラスの向こうに、先程カメルレンゴ要塞から見えたドミニコ会修道院が建っています。
旧市街の南門(Južna gradska vrata)(海の門、Morska vrata)。
ここにもクロアチア国旗が誇らしげに掲げられています。
トロギル旧市街は、かつては周囲を城壁で囲まれていたそうで、この門は旧市街から城壁の外へ通じる門の一つです。
門の脇にあるオレンジの屋根の部分は、ロッジアと呼ばれる公共のスペースで、かつては税関として利用されていたそうです。
車が走っている正面突き当たりを右に行くとチオヴォ島へ渡る橋が架かっていて、左へ行くと大陸方向へ道路が通じています。
南門から旧市街へ入ると、先程までの開放的な雰囲気は一変、中世の迷宮に迷い込んだ錯覚に陥ります。
小さな広場にもカフェテラスが出ていました。
半袖で十分な程気温が高く湿度が低いので喉が渇き、カフェテラス脇の小さな商店でミネラルウォーターを購入しました。
長い年月の間に靴底で磨き上げられた石畳の路地、その上に架かるアーチ…いかにもヨーロッパ的な、この光景が私はとても好きです。
風土や文化が異なる日本では中々体験できない、石の醸し出す情緒のようなものを感じ取る事ができると思うのです。
こういう、歴史のある街中で普通の生活を感じられる場所も、趣がありますね。
南門を入って旧市街の路地をうろつく事およそ15分、北門(Sjeverna gradska vrata)(陸の門、Kopnena vrata)に出ました。
この門のすぐ正面に、私が旧市街へ行く時に渡った歩行者専用のアーチ橋とは別の、旧市街と大陸とを結ぶ車も通行可能な橋が架かっています。
門の上には、トロギルの守護聖人である、12世紀の司教イヴァン・ウルシニ(Ivan Ursini)の像が立っています。
トロギル旧市街は、のんびりとそぞろ歩きをするのにちょうど良い位の広さでしたが、先を急ぐ必要もあるので、あまりゆっくりと街巡りができなかったのが残念でした。
車でトロギルを発った後で、旧市街の中心部であるといえる、イヴァン・パヴァオ2世(Ivan Pavao II.)広場(ヨハネ・パウロ2世広場)(Trg Ivana Pavla II.)に面する、聖ロヴロ大聖堂と瀟洒な市庁舎(Gradska vijećnica)と聖セバスチャン教会(Crkva sv. Sebastijana)に棟続きで建つ美しい時計塔&ロッジア(Toranj sa satom i ložom)という、トロギルを代表する、ランドマークともいえる肝心の建物群を見落としていた事に気付きました。
そもそも、ヨハネ・パウロ2世広場へ赴くことすら失念していたという大失態…orz
是非再訪の機会を作って、次こそ見落とす事なくゆっくり見て回りたいと思います!
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