ドゥギ島滞在最終日は、島の南から北までを縦断するドライブを楽しむことにしました。
ドゥギ島を南北に貫く1本の幹線道路は、良く整備された舗装道路で眺めも良く、快適なドライブを満喫しました!
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ドゥギ島(Dugi otok)の南の果てともいえる、テラシュチツァ(Telašćica)のビューポイント、グルバシュチャク(Grbašćak)。
断崖上の高台からの眺めを楽しんだ後、いよいよドライブのスタートです!
グルバシュチャクの駐車場を出た途端に、道は急な坂となっています。
グルバシュチャクから約10分の道程で、ザグラヴ(Zaglav)の港に立ち寄りました。
ここの小型船の船溜まりも、海底の様子まではっきり分かる、目の覚めるような透明な海でした!
普通に人が生活している場所でも、驚くべき透明度です。
ザグラヴは、サリ(Sali)の隣の集落です。
この港からも、サリを経由してザダル(Zadar)行きの定期航路があります。
見たところフェリーも接岸できそうな設備ですが、現在フェリーはドゥギ島では北部のブルビニ(Brbinj)のみに就航していて、こちらは双胴船(カタマラン)による運航(車は積めません)となっているようです。
フェリー対応の港だと思ったのは、このような、港の前に、車の待機用と思われる、広さのスペースがあったからです。
このスペースから、坂を上りにかかる道路が、ドゥギ島を南北に貫く幹線道路(Državna cesta、国道ですね)に接続しています。
この幹線道路(路線番号が「109」なので以後「109号線」といいます)は、正面に聳える山の中腹に見える、数軒の家の高さのあたりを通っています。
ドゥギ島では、ザグラヴのように、109号線から枝道(Županijska cesta、郡道(ドゥギ島はザダル郡(Zadarska županija)、日本では県道の位置付けでしょうか)ですね)が、海岸にある集落へ向けて、分岐する道路形態となっています。
この枝道は、かなりの高度差を行き来するため、急勾配とヘアピンカーブの道となっています。
ザグラヴの港で小休止の後、再び109号線に戻り、景色は海から山へと変化します。
対向車も現われず、海岸の集落へと分岐する枝道以外は、ほとんど一本道で信号もない(必要ない)ので、快適なドライブを楽しめます♪
路面と共にガードレールも、気持ちの良い一直線となって、進行方向へ伸びていきます!
このような、高台で海に沿って走る場所もあり、変化に富んだ景色の車窓は退屈しません♪
このあたりでは急カーブが続き、標識が立て続けに現われます。
正面の島は、ラヴァ島(Rava)です。
海辺へと向かう白い道と碧い海は、ここでも好対照のアクセントとなって、美しい風景を引き立てています。
養殖の生け簀か何かでしょうか?
面白い形をしたものが列状に並べられて、網を垂らした船が、何やら作業中の様子でした。
こうした、人々の日常的な営みを目にできる景色も、いいものですね^^
109号線は、所々でドゥギ島の背骨ともいえる山脈を越えて行きます。
その、何箇所のうちの峠を越えた所。
緩やかな下り坂で、島の西側の海岸沿いに向かっています。
今までとは逆に、進行方向左側に、アドリア海(Jadransko more)の外海を眺めながら、快調に走ります!
島を北上するにつれて、曇り空となってきて、海の色も、紺碧から鉛色に変わってきました。
小さな展望スペースがあったので、ひと休み。
だいぶ北まで走ってきました。
ずっと高台を走ってきた109号線も、この先は下り坂、徐々に高度を下げていくようです。
左上端に、ドゥギ島北端部近くに位置するヴェリ・ラト(Veli Rat)の家並みが見えました。
そこから更に、湾沿いに直線方向の先のアドリア海外海側に、目指す灯台が辛うじて判別できました(この画像でも本当に微かに写っています)
流石に望遠にすると、はっきりと分かりますね!
あの灯台がドライブのゴール地点です。
ヴェリ・ラトの手前で、市街地へと入っていく109号線と分かれ、テラシュチツァ同様の、車1台分位の幅しかない細い道をしばらく進んで行きます。
対向車の現われないことを祈りながら、慎重に走ります;
ドゥギ島の北部は、南部と比べて樹木が多く、その密度も高いですね。
南部のテラシュチツァ等では、頂上まで地肌や草地で覆われていて、樹木がほとんど生えていない山も多く見られたのですが、北部ではそのような山は見られません。
丈の高い草が道路際まで迫り、海の近くというのに、かなりの閉塞感を感じます;
急に視界が開けて、小さな浜辺に出ました。
人気もなく、さざ波が寄せる音だけが、耳に心地良く響いていました。
ここも、透き通ったきれいな海です。
正面の浜沿いにも、石垣の列が続いています。
数カ所での休憩時間を入れて約1時間の所要で、ザグラヴからヴェリ・ラトの灯台へと到着しました!!
(ヴェリ・ラト岬灯台、Svjetionik Rt Veli rat)
サリからだと、グルバシュチャク滞在を含めて、約1時間半程の道程でした。
なお、タイトルに「南の果てから…」と書いたので、車で進入できる事実上の南の果てともいえる、グルバシュチャクからの道程はこのようになります(ザグラヴへの立ち寄りは考慮されていません)。
また、実際には、こちらの駐車スペースの方がわずかに南となってるようですが(地図)、誤差の範囲内…;ということでご容赦くださいm(_ _;)m
最後の区間がかなり草深かったので、本当にこの先に灯台があるのか不安になりましたが、視界の先に灯台が見えてきて、ホッとひと息(^_^;)
灯台は、松林の先に突き出た小さな岬の上で、静かに佇立していました。
ドゥギ島を南北に貫く1本の幹線道路は、良く整備された舗装道路で眺めも良く、快適なドライブを満喫しました!
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ドゥギ島(Dugi otok)の南の果てともいえる、テラシュチツァ(Telašćica)のビューポイント、グルバシュチャク(Grbašćak)。
断崖上の高台からの眺めを楽しんだ後、いよいよドライブのスタートです!
グルバシュチャクの駐車場を出た途端に、道は急な坂となっています。
グルバシュチャクから約10分の道程で、ザグラヴ(Zaglav)の港に立ち寄りました。
ここの小型船の船溜まりも、海底の様子まではっきり分かる、目の覚めるような透明な海でした!
普通に人が生活している場所でも、驚くべき透明度です。
ザグラヴは、サリ(Sali)の隣の集落です。
この港からも、サリを経由してザダル(Zadar)行きの定期航路があります。
見たところフェリーも接岸できそうな設備ですが、現在フェリーはドゥギ島では北部のブルビニ(Brbinj)のみに就航していて、こちらは双胴船(カタマラン)による運航(車は積めません)となっているようです。
フェリー対応の港だと思ったのは、このような、港の前に、車の待機用と思われる、広さのスペースがあったからです。
このスペースから、坂を上りにかかる道路が、ドゥギ島を南北に貫く幹線道路(Državna cesta、国道ですね)に接続しています。
この幹線道路(路線番号が「109」なので以後「109号線」といいます)は、正面に聳える山の中腹に見える、数軒の家の高さのあたりを通っています。
ドゥギ島では、ザグラヴのように、109号線から枝道(Županijska cesta、郡道(ドゥギ島はザダル郡(Zadarska županija)、日本では県道の位置付けでしょうか)ですね)が、海岸にある集落へ向けて、分岐する道路形態となっています。
この枝道は、かなりの高度差を行き来するため、急勾配とヘアピンカーブの道となっています。
ザグラヴの港で小休止の後、再び109号線に戻り、景色は海から山へと変化します。
対向車も現われず、海岸の集落へと分岐する枝道以外は、ほとんど一本道で信号もない(必要ない)ので、快適なドライブを楽しめます♪
路面と共にガードレールも、気持ちの良い一直線となって、進行方向へ伸びていきます!
このような、高台で海に沿って走る場所もあり、変化に富んだ景色の車窓は退屈しません♪
このあたりでは急カーブが続き、標識が立て続けに現われます。
正面の島は、ラヴァ島(Rava)です。
海辺へと向かう白い道と碧い海は、ここでも好対照のアクセントとなって、美しい風景を引き立てています。
養殖の生け簀か何かでしょうか?
面白い形をしたものが列状に並べられて、網を垂らした船が、何やら作業中の様子でした。
こうした、人々の日常的な営みを目にできる景色も、いいものですね^^
109号線は、所々でドゥギ島の背骨ともいえる山脈を越えて行きます。
その、何箇所のうちの峠を越えた所。
緩やかな下り坂で、島の西側の海岸沿いに向かっています。
今までとは逆に、進行方向左側に、アドリア海(Jadransko more)の外海を眺めながら、快調に走ります!
島を北上するにつれて、曇り空となってきて、海の色も、紺碧から鉛色に変わってきました。
小さな展望スペースがあったので、ひと休み。
だいぶ北まで走ってきました。
ずっと高台を走ってきた109号線も、この先は下り坂、徐々に高度を下げていくようです。
左上端に、ドゥギ島北端部近くに位置するヴェリ・ラト(Veli Rat)の家並みが見えました。
そこから更に、湾沿いに直線方向の先のアドリア海外海側に、目指す灯台が辛うじて判別できました(この画像でも本当に微かに写っています)
流石に望遠にすると、はっきりと分かりますね!
あの灯台がドライブのゴール地点です。
ヴェリ・ラトの手前で、市街地へと入っていく109号線と分かれ、テラシュチツァ同様の、車1台分位の幅しかない細い道をしばらく進んで行きます。
対向車の現われないことを祈りながら、慎重に走ります;
ドゥギ島の北部は、南部と比べて樹木が多く、その密度も高いですね。
南部のテラシュチツァ等では、頂上まで地肌や草地で覆われていて、樹木がほとんど生えていない山も多く見られたのですが、北部ではそのような山は見られません。
丈の高い草が道路際まで迫り、海の近くというのに、かなりの閉塞感を感じます;
急に視界が開けて、小さな浜辺に出ました。
人気もなく、さざ波が寄せる音だけが、耳に心地良く響いていました。
ここも、透き通ったきれいな海です。
正面の浜沿いにも、石垣の列が続いています。
数カ所での休憩時間を入れて約1時間の所要で、ザグラヴからヴェリ・ラトの灯台へと到着しました!!
(ヴェリ・ラト岬灯台、Svjetionik Rt Veli rat)
サリからだと、グルバシュチャク滞在を含めて、約1時間半程の道程でした。
なお、タイトルに「南の果てから…」と書いたので、車で進入できる事実上の南の果てともいえる、グルバシュチャクからの道程はこのようになります(ザグラヴへの立ち寄りは考慮されていません)。
また、実際には、こちらの駐車スペースの方がわずかに南となってるようですが(地図)、誤差の範囲内…;ということでご容赦くださいm(_ _;)m
最後の区間がかなり草深かったので、本当にこの先に灯台があるのか不安になりましたが、視界の先に灯台が見えてきて、ホッとひと息(^_^;)
灯台は、松林の先に突き出た小さな岬の上で、静かに佇立していました。
以前書いた灯台マニアの友人の話によると、多くの灯台は車で辿りつけるような道が整っていないそうです。途中で車を降りて徒歩で行くしかないとのこと。その友人は嬉しくて足取りが小走りになってしまうそうです。まるで恋人に会いに行くようだなっと思いました。
私もこの旅行中何度小走りになったことかと…(^^;
この灯台は幸い険しい場所の立地ではないため、道路も付けやすかったのだろうと思います。
前の日海上から眺めただけの、大セストゥリツァ島の紅白螺旋模様の灯台も訪れてみたかったです!