時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

冬の東九州巡り-09~日出から小倉へ

2015-08-24 20:05:40 | 九州/日本
 「関サバをいただく」という目的を達した、年末の駆け足東九州旅行の2日目、日出を発ち、京都への帰路に就きます。

 年末の静かな朝に微睡んでいるような最寄駅から、ローカル列車に乗り込みます。
 ローカル列車の終点である、前日に鱧を食した中津で特急へ乗り継ぎ、昼前に小倉へ到着しました。


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 1泊2日の慌ただしい行程の2日目、朝食をいただいてホテルをチェックアウト、タクシーでJR日豊本線の日出(ひじ)駅へ向かいます。

 ホテルからは、タクシーで15分位であったでしょうか。
 タクシー溜りや数台分の駐車スペースまで備えた、意外と広い駅前の空間でした。
 9時半過ぎ位に到着しましたが、人影は見当たらず、のんびりとした雰囲気に包まれていました。



 この入口から、高い所を走っている線路の下をくぐって、ホームへと上がります。

 この場所は、200mも行けば港という、海のそば…津波一時避難場所の標識も掲出されていました。
 ここの標高は、3mもないのですね。。。



 入口からホームへと続く、トンネル通路の部分。
 この上を、線路が走っています。

 古そうな造りですが、内部を白く塗装されて、明るい印象を受けますね。
 綺麗に清掃もされているようで、大事に手入れされている感じが、心地良い駅でした。

 途中の、通路の幅が半分となっている場所を右へ曲がると、ホームへと上がる階段があります。
 幅が半分となった通路は、突き当たって右に曲がると、やはり階段があって、線路の反対側へと抜けています。



 トンネル通路に掲げられていた、日出駅の時刻表。

 日出駅は特急は全て通過、普通電車のみが停車する駅ですが、上下線共に、停車する列車自体は結構本数がありますね。
 ただし、小倉方面は大部分が数駅先の駅で終点となっていて、大分方面との往復が、この駅利用のメインとなっているようです。

 中津以遠へ行くものは、2時間に1本程度…乗り遅れる訳にはいきません;



 階段を上がると、切符売り場と改札があり、改札を抜けてホームへと至ります。

 階段部の天井は、木造の古風な造りが、印象的でした。



 少々お疲れ気味の、日出の駅名標。
 JR九州の駅名標に施されているイラストには、日出特産の「城下カレイ」が描かれています。

 江戸時代には将軍への献上品であり、武士しか食べることを許されなかった、という城下カレイ…もう少し日程に余裕があれば、味わってみたかったです。

 因みに、日出の両隣の駅、「おおが(大神)」と「ようこく(暘谷)」です(大神はこちらでも言及していましたね)。
 こういう時には、平仮名やローマ字は、有難いですねw



 海側の土地からは一段高くなった場所に位置して見晴らしも利き、広々とした日出駅のホーム。

 決して「蛇口フェチ」という訳ではないのですがw、やはり目が行ってしまいました(^^;)



 9時43分発の、中津行普通電車が到着しました。

 この電車に乗車して、終点の中津をまずは目指します。



 前の日にこの旅最初の食事に鱧をいただいた、中津へ到着。
 日出からは、約1時間の所要時間でした。
 行先表示は、既に折返しの大分行となっていますね。

 この駅で、特急に乗り継ぎます。



 中津の駅名標には、薄くなってしまっていますが;、中津に縁のある福澤諭吉のイラストが。

 天保五年(1835年)に大坂の中津藩蔵屋敷で生まれた福澤諭吉は、翌年から安政元年(1854年)に19歳で長崎へ遊学するまで、中津で過ごしていました。



 中津駅には、シンプルな駅名標も現存。

 子供の頃から慣れ親しんできたせいもあるのか、とても見易いこのデザイン、私は好きです。



 11時5分発の、博多行の特急「ソニック22号」が中津へ到着。
 この特急で、小倉へ向かいます。

 「ソニック22号」の15分程前に、小倉行の普通電車があったのですが、小倉到着はこちらの方が20分早く到着するので、今回は時間を優先しました。



 中津から小倉へは、特急で約30分。
 「ソニック22号」は、11時37分に、小倉へ到着しました。

 「ソニック22号」は、小倉から進行方向を変えて、博多まで走りますが、ここ小倉で半分以上の乗客が下車したでしょうか。
 エスカレーターは、しばらくの間、下車した人々で鈴なりとなっていました;



 人波が途絶えた頃合いに、私もエスカレーターで、改札へと向かいます。

 今回の道中、九州の列車とも、これでお別れです。



 小倉で、一旦途中下車のため、改札を出ました。

 改札を出た正面のコンコースには、何やら屋台の一群が。
 九州のB級グルメ大集合!といった感じでした^^



 天井がとても高くて、開放感のある、小倉駅のコンコース。

 やはり、ターミナル駅は、こうあって欲しいものですね。



 小倉駅に乗り入れているモノレールの駅も、広い空間を活かした造りに。
 車両が見えるので、駅を探してウロウロ…ということもありません。

 クリスマス~年末年始に掛かるこの時期、コンコースの飾り付けにも季節感を感じながら、この旅最後の食事を摂るべく、小倉駅近くの食事処へと赴きます。



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