時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

京都紅葉2011-1~貴船もみじ灯篭&叡電もみじのトンネルライトアップ

2011-12-03 10:16:36 | 京都
 ようやく朝夕かなり冷え込んできたと思ったら、京都の紅葉の見所が一斉に見頃を迎え、バタバタしている間に11月も末となり見頃を逃してしまいかねなくなってきたので慌てて11月29日に、仕事を終えた後翌30日まで開催の貴船もみじ灯篭を見物に行きました。

 その一環で、貴船へ行く時に乗車する叡山電車の車窓からも、線路脇のもみじをライトアップした「もみじのトンネル」を、ほんの一瞬ですが楽しむことができました!


 < 経 路 図 >
 (ご覧の画面サイズに合わせて縮尺等を適宜調節願います)

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 出発は叡山電車(叡電)の出町柳駅。
 叡電はこの駅を起点に、八瀬、鞍馬へと路線を伸ばしています。

 出町柳へは、大阪の淀屋橋から京阪電車の特急に乗車すれば1時間弱程で到着します。



 この電車で貴船口へ。

 貴船の最寄駅である貴船口へは、鞍馬行の電車に乗車します。



 出町柳を出て20分と少し過ぎた頃、市原駅~二ノ瀬駅間にある「もみじのトンネル」へ進入しました。
 時間にして1分少々、車内の照明が消灯され、ライトアップされた線路の両側に生えている紅葉が美しく浮かび上がります!

 この画像、実は動画を撮ろうとしたところ、誤って静止画のシャッターを押してしまったものですが;、遅いシャッタースピードで面白い感じにもみじの景色が流れて撮れていたので、アップしてみました(^^;

 スピードが出ているように見えますが、もみじのライトアップを楽しめるように、この約250mの区間は通常時よりもスピードを落とし、1分以上の時間をかけてゆっくりと走行します。



 もみじのトンネルを抜けて2駅目、出町柳から30分弱で、路線の終点の鞍馬から1つ手前の駅である、貴船口に到着しました。

 ここから貴船までは約2km、歩いて約30分の距離で当初は歩いて行こうと思いましたが、貴船までのバスが出ているのを知るや、すっかり運動不足に冒されている我が身の悲しさ…あっさりバスへと転向しましたorz



 バスは貴船行とはいっても貴船神社や料理旅館街の近くまでという訳ではなく、かなり手前で終点となり、そこから灯篭が置かれた道路伝いに緩い登り坂を暫く歩くことになります。

 道路は貴船川に沿っていて、途中川面にも灯篭を浮かべたりと、様々な趣向を凝らしていました。
 水面に映った揺らめく灯火が、幻想的な雰囲気を醸し出します。



 バスを降りてから10分程歩いた頃に、ようやく貴船神社本宮へ向かう参道入り口の鳥居が姿を現しました!

 もみじに負けじと、堂々たる姿を照明に浮かび上がらせていました。



 鳥居をくぐると、石段がしばらく続きます。
 石段の両側にも灯篭が立ち並び、参拝者を社殿へと導きます。



 柔らかい光に包まれている、貴船神社本宮社殿。
 背後に照らし出されているもみじの大木と、社殿前の石段脇で爆ぜて乱舞する焚き木の火の粉が、幻想的な雰囲気を醸し出しています。



 社殿前から、眼下の紅葉を眺めています。
 見頃とのことでしたが、実際には盛りを少し過ぎたかな、という感じで、既に紅というより茶色がかっていました。
 それでも、光の按配で浮かび上がる色の濃淡や周囲とのコントラストなど、その見栄えを十分に堪能できました^^



 本宮社殿から更に北へと道路伝いに歩を進め、奥宮へ向かいます。
 本宮からは約500m、料理旅館街も尽きて周囲は真っ暗になる中、灯篭の灯りの列だけが参道の順路を指し示します。



 貴船神社奥宮。
 とっぷりと日も暮れた後の闇の中、拝殿に嵌った格子と照らし出されている一本のもみじが、幻想的に浮かび上がっていました。



 奥宮拝殿への入り口。
 ここでも火が焚かれていました。



 バス停留所への帰路、道端でライトアップされているもみじを撮影してみました。

 日中なら陽光に葉の形を透かすところですが、日没後なのでライトを当てられて闇に浮かび上がるコントラストで葉の形を写してみました。



 貴船の臨時停留所から叡電の貴船口駅行のバスに再び乗車します。

 貴船口駅まではバスで5分位(徒歩約25分)、途中綺麗なライトアップもなさそうだったので(往路で確認済み)、帰路も迷わずバスを選択してしまいました;
 貴船もみじ灯篭が開催されている11月いっぱいまでは、このバスも21時過ぎまでシャトル運行されているようです。



 貴船口駅のホームで見ることができる紅葉。
 今回のもみじは貴船よりも、叡電のもみじのトンネルとこの駅からの眺めの方が綺麗でした。

 20時を過ぎると電車は30分おきとなりますが、私と同様に貴船もみじ灯篭を見てきた方々で、電車2両分の短いホームは非常に混み合っていました><



 電車を1本やり過ごし(そのかわり30分待ち;)、誰もいなくなってつい先ほどまでの喧騒が嘘のように静まり返ったホームとライトアップされたもみじを独り占めです~(^。^)

 それにしても、もみじの木自体が発光しているかのようにも見える、鮮やかで幻想的なグラデーションを独り恣にできる贅沢…しばしの間、酔いしいれるように見とれていました。



 大体15分20分程この眺めを独占することができました!

 電車が到着する頃には、再び賑やかにごった返す30分前と同じホームの状態となりました。
 嵐の前の静けさですかねw

 この後電車で出町柳へと戻りました。
 往路に撮り損ねた、もみじのトンネルの動画にチャレンジです!



 そのチャレンジした、もみじのトンネルの動画です。

 目一杯露出を明るくしましたが、それでも全然明るくならない…(TT)
 動画は静止画よりもずっと暗くなってしまうのですね。。。

 ならば!と開き直って、コントラストを強く掛けて暗さを強調すると同時に、彩度もできる限り上げて明るく照らされている紅葉の部分の浮き上がる感じをより際立たせようと試みました。
 それだけだと画面全体が不自然な位に真っ赤となってしまったので、色温度を下げてバランスを調整してみました(^^;
 紅葉の画像にしては一風変わった雰囲気に仕上がったと思う(←敢えて不都合には目を向けない虫のイイ思い込み(爆)のですが、如何でしょうか…;

 恐らく肉眼で鑑賞するのが最も印象的とも思いますので、機会があれば是非この時期の洛北・貴船へも足を延ばしてみてください!

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 動画を何とか良い感じに撮れないものかと、もみじのトンネルと貴船もみじ灯篭の最終日である翌日の11月30日に、性懲りもなく再チャレンジしてきました!

 出町柳から鞍馬方面への進行方向です。

 結果は…前日同様、ほとんど真っ暗になってしまいましたので、こちらの動画と次の動画も、コントラスト&彩度は上げ、色温度は下げて調節してあります。
 静止画像とは異なる雰囲気を(前向きに)味わっていただければ、幸いです…。



 逆方向、鞍馬から出町柳方面への進行方向(前日の動画と同じ方向)です。
 私としては、逆の鞍馬方向を見た方が良い感じに思えました。

 以上、少々手を加えた動画でしたが、お楽しみいただけましたら幸いです^^



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4 コメント

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Unknown (タヌ子)
2011-12-03 14:12:24
今年は紅葉が遅かった分、進み具合が早かったようですね。
幻想的な風景、十分楽しませていただきました。
運行時間は絶対守らなければいけない日本の鉄道も、こうして風流な景色を楽しむために速度を落としてくれるのは嬉しい事ですね。
子供が『なんで止まってくれないの?』と嘆いていましたが、一番のビューポイントで止まってくれたらもっと嬉しいですよね。
来年の秋は京都に行く時間を確保したいです!
↓日本で蓄えてしまった5kgの脂肪を消滅させるべく、全ての料理に青食紅を入れてみるのも一案ですね(笑)
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タヌ子さん。 (taろう)
2011-12-03 22:31:23
本当に今年は、11月末になって一気に紅葉が進んだ感じでしたが、朝晩の冷え込み不足からか、葉が紅くなりきれずに枯れてしまっている木も結構目につきました。
拙い技量で不安でしたが、お楽しみいただけたようでホッとしています。
最近は日本の鉄道会社も定時運行に加え、路線に応じたサービス提供に目覚めだしてきたのは、嬉しい傾向ですよね^^
孫とお祖母ちゃんとの微笑ましい会話は、録画中に図らずも録音されてしまったのですが、可愛い声で時に核心を突く孫の問いには、私も心の中で頷いていました(^^;
私が申すのも何ですが、秋の京都は素敵です、是非お越しになってください!

青のダイエット効果も期待しましたが、肉まんの美味しさの前に、食欲減退効果とやらは呆気なく瞬時に無条件降伏w
結局食べた肉まんの分だけ、体重を増やしたみたいです(爆)
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Unknown (プー太郎)
2011-12-05 00:28:43
男の子が「鹿がいた」と言っているように聞こえたのですが私の聞き違いでしょうか、、、
空にお月様のような光とその左端に流れ星のような光が見えたのですが私の目の錯覚でしょうか、、、
どちらにしても京都らしい雰囲気がよく伝わってきて楽しまさせていただきました。京都は憧れの土地です。
私の住む所から30分ぐらいドライブするとNew Forestというエリアがありそこの紅葉もイギリスらしい趣がありとても好きなのですが何故か今年は行きそびれてしまいました。紅葉をめでる心のゆとりを取り戻さなきゃいけませんね。
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プー太郎さん。 (taろう)
2011-12-05 09:12:58
男の子は間違いなく「鹿や」と言っていましたが、デジカメの真っ暗なディスプレイからはその痕跡すら見出せず、残念でした(TT)
お見えになった光は多分、線路脇の電柱に取り付けてある照明と、その照明に照らされた架線を吊り下げている器具ではないかと思います。
この時期の京都も、年々人が増えている感じがします。
自分が住んでいる土地を多くの方が魅力的に感じてくださるのは、嬉しいことですよね^^
そんなスポットも、近過ぎるとつい「いつでも行ける」思い込みで、行かずじまいになってしまことも多いですよね;
ステレオタイプなイメージかな、とも思いますが、重厚な石造りの街と、街を取り囲む豊かな田園地帯というイギリスの風景を、とても魅力的に思います。
そんな美しいイギリスにある紅葉ですか…いつか訪れてこの目で見てみたいです!
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