時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

2012富山への旅-9~高岡 悦楽の昼時

2012-04-06 06:58:04 | 中部/日本
 再訪した高岡では、ひとしきり展示の鑑賞を堪能してまずは心に栄養が満ち渡り、精神的にとても充足したようなので、続いて、心に栄養を取られて割を喰らわされた格好となった胃袋を充足させるために、(ちょうどお昼時になったことでもあり)美術館を後にしました。

 富山湾鮨のサイトでチェックしたところ、幸いにも高岡市美術館から歩いてでも行ける距離の所に提供店を見つけることができたので、至高の時を過ごすべくそのお店へと急ぎました!

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 今回は、高岡市美術館から徒歩10分~15分位の所にある、味喜寿しでお昼をいただきました。

 高岡市役所等があるエリアに隣接した住宅地の中にあるような立地で、全く土地勘のない初めて赴いた場所であったため、少し道に迷ってお店の周囲をしばらくウロウロしてしまいました(^^;

 苦労して辿り着いただけに、喜びもひとしおw
 入口の扉の向こう側には、どんな極楽が待っているのか、いざ突入です!!

 …予約をせずに訪れたのですが、予約のお客さんでほぼ満席の状態とのこと…辛うじて1席空けていただいて事なきを得ましたが、危ないところでした(学習しないと;;)。



 まずは、地の物を、おまかせで10貫程握っていただくことにしました。

 ワクワクしながら待っていると…遂に、空腹に耐えてきた試練(?)の報われる時がやってきました!

 ガリの乗った、萌えるような鮮やかな緑をした笹の葉の上に、食べる芸術品が並び始めました~(^o^)
 トロのような赤身に挟まれて、透明感を感じさせるイカとのとりあわせが美味しそう~♪



 しばしの間、次々と握られたネタが笹の葉の上に並んでいきます。

 先程の、赤身とイカの隣に今度は、白身(ネタの色合いの対比上、少々強引に括りました(^^;)の三連弾!
 ヒラメに甘エビ、そしてカニが、夢の共演を奏でていますw~♬♫♬♫



 その横に、更に一品!
 …確か、カジキ…だったかな??そう聞いた憶えもあるような…1週間前とごっちゃになっているかもしれず、定かではありません;

 一気に笹の葉の上が華やぎました^^
 あれよあれよという間に、この夢のような状況となったところで、いよいよいただくことにします(^_^)

 どのネタも大きくて、食べでがありました。
 トロやカジキ(多分;;)は、正にトロけるようなまろやかさ…こんな贅沢2週連続で貪ってしまっていいのだろうか…等とは露程も思うことなく(爆)、美食を恣に堪能できる幸せを素直に悦んでいました!

 旨みのある歯応えも楽しめたヒラメや、甘エビやカニの滋味溢れる美味しさも存分に味わうことができて、自分の顔は見えないものの、多分この時の私は、心の底から美味しさを噛みしめている、この上なく幸せに酔いしいれたような表情をしていたことでしょう(どんな表情か、何となく自分でも想像できてしまいました)。



 トロやイカをいただくと、すかさずトドメとばかりに、超弩級のグルメ艦隊がお出ましになりましたーw
 こぼれんばかりのイクラ、白エビ、ウニの軍艦巻きと、こちらは既に皮がはち切れて溢れ出てしまったかのように実だくさんなタラコのような魚卵。

 イクラや魚卵は、プリプリプチプチとした食感を存分に楽しめると同時に濃厚で凝縮されたような美味しさが口の中に広がります。
 タップリのウニも、生の風味を味わったのは本当に久し振りで、新鮮で豊かな香りと仄かに感じる繊細な味覚に、どうにかなってしまいそうでしたw
 そして「富山湾の宝石」白エビ…食べるのが勿体ない美しさ…かぶりついてその上品な甘さともっちりしたプリプリ感を楽しむ…大げさなようですが、普段の質素な食生活の反動からか、エクスタシーのような恍惚感に包まれながら、このご馳走を味わっていました!!



 もちろん、お吸い物も付いてきます!
 この日は、アラの味噌汁でした。

 身を切る風が結構寒く感じる日でしたので、美味しいアラの出汁が良く出た暖かい味噌汁は、優しく染み込んでいくように体を温めてくれました。



 ここまで悦楽の美食を愉しみ、気が付けばここまで出されたおまかせの10貫程を恍惚のうちに平らげていました!
 心ゆくまで寿司を楽しめるせっかくの機会なので、もう少し単品で握っていただくことにしました^^

 第2ラウンドのトップは、タイと白エビ。
 贅沢で幸せで、バチがあたってしまいそうですが、こんなに美味しいモノがいただけるなら、喜んでバチにあたりましょうw
 上品で高貴な美味しさの2連発といった感じでしょうか。

 美味しさにはやって、ついがっつき一呑みしそうになる気持ちを抑えるのが大変でした(^^;



 これも「食べたい食べたい」と思ってきた、バイ貝。
 絶妙の歯応えが堪りません!

 美味しい寿司店の例に漏れず、こちらの味喜寿しさんも、ガリがとても美味しかったです!
 次の握りが出るまでの間を保たせようと追加を頼んでも、ついどんどん食べてしまいますね…;



 この日の最後は、3月に入って漁が解禁したばかりのホタルイカで〆としました。
 見るからに新鮮で瑞々しい光沢を放つ張りのある身が、私をどこまでも魅了します。

 富山の春を伝えるような、濃厚で柔らかな風味をじっくりと楽しんで、お腹も大満足の昼ご飯でした!!

 味喜寿しさんは、地元の方々で賑わう美味しいと評判のお店で(同座した地元の方の言)、この日予約なしで食事をすることができたのは、実に幸運でした。
 居合わせた人同士で気さくに話を弾ませることができる明るい雰囲気の中、美味しい食事をいただける味喜寿しさんのようなお店を見つけることができると、本当に嬉しく、幸せな気持ちになります^^

 高岡にはまだまだ見所がたくさんありそうなので、是非また機会を作って再訪し、できるなら味喜寿しさんへもその時の旬のもの等をいただきに再び伺いたい…そんな気にさせてくれた素敵なお店でした。

 お腹はもちろん、午前中に満たされたはずの心までが再び十分に満たされた幸せな気分で、次の目的地へと足を踏み出しました。



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4 コメント

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Unknown (タヌ子)
2012-04-07 01:52:06
現在旅先で食べ物大外れの日々を過ごしているので、この涎物の画像に眩暈を感じます(笑)
どのネタもピカピカで宝石みたいですね。
蟹や白エビ、ホタルイカなど富山ならではの新鮮なお寿司を思いっきり堪能できてよかったですね。
こんな美味しいお寿司を2週間連続続けて楽しめるなんてまさに『極楽』ですね。
目も胃袋も大満足の半日。
午後はどんな楽しみが待っているのでしょう?
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タヌ子さん。 (taろう)
2012-04-07 09:17:27
タヌ子さんのブログのコメント欄を拝見して、確か美食でも評判の国へご旅行中のようでしたので、タヌ子さんの落胆は如何ばかりかと、ご心痛(!)お察しします(^^;
本当にこの2度の富山行で、握りの見た目の美しさを、美味しさ同様に再認識しました!
次々に出てくる美味しそうなネタを前にして顔が緩みっ放しで、心底「幸せだなぁ~」とヒシヒシ感じられましたw
地元の方々に「美味しい」と評価され、とても和んだ雰囲気も心地良くくつろげて、この味喜寿しさんも、是非再訪したいお店となりました^^
お店を出ると空には雲が多くなってきていたので少し心配になりましたが、雨晴海岸へ行くだけ行ってみようと思いました。
続きは、もうしばらくお待ちください。
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Unknown (プー太郎)
2012-04-09 05:05:49
「羨ましい」などという生易しい言葉では表現できないほど羨ましく、思わず「taろうさんずるい!」とさけんでしまいました。
私も美味しいものをいただく予定がある時は出来るだけその前食べないようにします。ただご馳走の予定がお昼の時はよいのですが、夕食の場合は一日中空腹に耐えなくてはならず辛いです。
何かもっとよい方法はないかなっといつも考えるのですが思いつきません。
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プー太郎さん。 (taろう)
2012-04-09 08:03:23
私だけ幸せの海で溺れているような記事になってしまいまして、相済みませんデス(^^;
本当に、夢見心地で芸術品のようなお寿司をいただけて、顔が綻び通しでした♪
確かに、美味しいものをいただく前は、自然と食べるのを我慢しようとしてしまいますよね。
人間不思議なもので、余程のドカ喰いしない限り、大体次の食事時にはそこそこ空腹になります。
また、人間は食いだめができない体の構造らしいので、無理に前食を抜いて肝心の食事時に朦朧となるより、早い目に軽い食事をしておくのが結局一番良いのかもしれませんね。
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