長崎は個性的な魅力に溢れた都市ですが、市内の交通事情についても、中々ユニークです。
長崎の特色の1つにもなっている路面電車は、市街地での移動に大変便利な交通手段として、観光客にも知られています。
また、「坂の街」の異名を持つ長崎には、その「坂の街」ならではの移動手段があり、グラバー園から市街地へと戻る道中を、路面電車と共に、少し取り上げてみることにします。
グラバー園の旧三菱第2ドックハウスのすぐ傍にある第2ゲートからの道は、すぐにグラバー園と麓の市街地とを垂直エレベータと斜行エレベータとで結んでいる、グラバースカイロードの垂直エレベータの乗り場に接続しています。
画像は、第2ゲートを出てすぐの風景ですが、かなりの傾斜のあることが分かります。
グラバー園からグラバースカイロードは、まず、見えている垂直エレベータに乗って、中腹まで降ります。
私の立っている位置から、エレベータの最上部の入口へ、道が続いています。
エレベータ一番下の終点までの間にも1回停止して乗降できる構造になっていて、地域住民の方々の便宜を図っています。
グラバー園周辺の勾配の急な山腹も住宅地となっているので、エレベータを活用した交通手段が導入され、この垂直エレベータの次に乗る斜行エレベータのこうした環境への導入は全国初とのことです。
画像右側、山腹を斜行して下っていく茶色い構造物が、斜行エレベータです。
このグラバースカイロード、れっきとした長崎市道です。
エレベータの中からの眺めも、独特です。
住宅地の中へと降りていくエレベータ、何だか不思議な感覚でした。
垂直エレベータを降りた所から、振り返って見上げてみました。
この辺りの傾斜が、「坂」などという生易しいものではないことが、良く分かる光景でした;
垂直エレベータを降りた所から歩いて数分もするかしないかのうちに、斜行エレベータの乗り場へと到着しました。
この斜行エレベータで、麓の市街地まで一気に降りていきます。
一直線に山腹を下っていく、斜行エレベータ。
「エレベータ」なので、ボタンを押して待ちます。
この斜行エレベータも、途中3ヶ所で乗降できる構造となっています。
斜行エレベータの周囲には、多数の住宅が山腹に張り付くようにして建ち並んでいます;
斜行エレベータの周りをドーナツ状に囲んでいるのは、並行する歩道です。
歩いても、この斜面を行き来することができます。
斜行エレベータの内部。
ガイドレールのようなものが、一直線に敷かれています。
反対側の上部側には、確か窓はなかったように思います(記憶が曖昧ですorz)
構造としては普通にエレベータ、降りたい階層のボタンを押すだけです。
階層の表示が、「斜行」でした^^
斜行エレベータは160mの延長で、50mの高低差を行き来します。
速度は 5km/h だそうだから…所要2分弱といったところですね(^^;
交通手段としてはユニークな斜行エレベータ、快適に、あっという間に麓へ到着しました!
私は下りでしたが、これなら上りでも、抜群のバリアフリー効果にもなりますね。
麓の乗り場にあった、グラバースカイロードの案内看板。
斜行エレベータと垂直エレベータを乗り継げば、グラバー園の第2ゲートにすぐ到達できることが分かります。
待ち時間を考慮しても、ここからグラバー園第2ゲートまでは、10分もあれば行くことができそうです。
斜行エレベータも見上げてみると、ほとんど崖のような地形となっていますね…;
斜行エレベータを降りて数分も歩けば、路面電車5系統の始発(終点)である、石橋の電停がある道路に出てきます。
軌道もこの電停で途切れていて、正に終端となっています。
蛍茶屋行の電車がやって来ました。
5系統は、この石橋が終点で折り返しとなります。
石橋にはこの5系統しか乗り入れていないので、行き先がどこであれ、この電車に乗車します。
途中の築町(つきまち)で乗り換えのため、5系統をここで下車します(路線図)。
長崎の路面電車は全線均一料金で、大人料金でも120円という、市バスの均一料金が220円もする京都在住の身としては、嬉しい運賃額です(^o^)
更に、ここ築町では、120円を支払って乗り継ぎを申告すれば乗継券を発行してくれて、乗り継いだ電車を下車時に乗継券を運賃箱に投入すれば、改めて120円を支払う必要がありません♪
築町は、長崎新地中華街への最寄の電停で、1系統と5系統とが乗り入れています。
乗り継ぎの、1系統正覚寺下行きの電車が来ました。
この電車で、築町を出発します。
1系統の終点である正覚寺下の1つ手前の電停である、思案橋で下車しました。
思案橋(しあんばし)…素敵な名前ですね^^
この界隈は長崎市街中心部の繁華街で、賑わっています。
時刻は18時前、いい感じにお腹もすいてきましたw
予約してあった、夕食のお店へと歩を早めます。
長崎の特色の1つにもなっている路面電車は、市街地での移動に大変便利な交通手段として、観光客にも知られています。
また、「坂の街」の異名を持つ長崎には、その「坂の街」ならではの移動手段があり、グラバー園から市街地へと戻る道中を、路面電車と共に、少し取り上げてみることにします。
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グラバー園の旧三菱第2ドックハウスのすぐ傍にある第2ゲートからの道は、すぐにグラバー園と麓の市街地とを垂直エレベータと斜行エレベータとで結んでいる、グラバースカイロードの垂直エレベータの乗り場に接続しています。
画像は、第2ゲートを出てすぐの風景ですが、かなりの傾斜のあることが分かります。
グラバー園からグラバースカイロードは、まず、見えている垂直エレベータに乗って、中腹まで降ります。
私の立っている位置から、エレベータの最上部の入口へ、道が続いています。
エレベータ一番下の終点までの間にも1回停止して乗降できる構造になっていて、地域住民の方々の便宜を図っています。
グラバー園周辺の勾配の急な山腹も住宅地となっているので、エレベータを活用した交通手段が導入され、この垂直エレベータの次に乗る斜行エレベータのこうした環境への導入は全国初とのことです。
画像右側、山腹を斜行して下っていく茶色い構造物が、斜行エレベータです。
このグラバースカイロード、れっきとした長崎市道です。
エレベータの中からの眺めも、独特です。
住宅地の中へと降りていくエレベータ、何だか不思議な感覚でした。
垂直エレベータを降りた所から、振り返って見上げてみました。
この辺りの傾斜が、「坂」などという生易しいものではないことが、良く分かる光景でした;
垂直エレベータを降りた所から歩いて数分もするかしないかのうちに、斜行エレベータの乗り場へと到着しました。
この斜行エレベータで、麓の市街地まで一気に降りていきます。
一直線に山腹を下っていく、斜行エレベータ。
「エレベータ」なので、ボタンを押して待ちます。
この斜行エレベータも、途中3ヶ所で乗降できる構造となっています。
斜行エレベータの周囲には、多数の住宅が山腹に張り付くようにして建ち並んでいます;
斜行エレベータの周りをドーナツ状に囲んでいるのは、並行する歩道です。
歩いても、この斜面を行き来することができます。
斜行エレベータの内部。
ガイドレールのようなものが、一直線に敷かれています。
反対側の上部側には、確か窓はなかったように思います(記憶が曖昧ですorz)
構造としては普通にエレベータ、降りたい階層のボタンを押すだけです。
階層の表示が、「斜行」でした^^
斜行エレベータは160mの延長で、50mの高低差を行き来します。
速度は 5km/h だそうだから…所要2分弱といったところですね(^^;
交通手段としてはユニークな斜行エレベータ、快適に、あっという間に麓へ到着しました!
私は下りでしたが、これなら上りでも、抜群のバリアフリー効果にもなりますね。
麓の乗り場にあった、グラバースカイロードの案内看板。
斜行エレベータと垂直エレベータを乗り継げば、グラバー園の第2ゲートにすぐ到達できることが分かります。
待ち時間を考慮しても、ここからグラバー園第2ゲートまでは、10分もあれば行くことができそうです。
斜行エレベータも見上げてみると、ほとんど崖のような地形となっていますね…;
斜行エレベータを降りて数分も歩けば、路面電車5系統の始発(終点)である、石橋の電停がある道路に出てきます。
軌道もこの電停で途切れていて、正に終端となっています。
蛍茶屋行の電車がやって来ました。
5系統は、この石橋が終点で折り返しとなります。
石橋にはこの5系統しか乗り入れていないので、行き先がどこであれ、この電車に乗車します。
途中の築町(つきまち)で乗り換えのため、5系統をここで下車します(路線図)。
長崎の路面電車は全線均一料金で、大人料金でも120円という、市バスの均一料金が220円もする京都在住の身としては、嬉しい運賃額です(^o^)
更に、ここ築町では、120円を支払って乗り継ぎを申告すれば乗継券を発行してくれて、乗り継いだ電車を下車時に乗継券を運賃箱に投入すれば、改めて120円を支払う必要がありません♪
築町は、長崎新地中華街への最寄の電停で、1系統と5系統とが乗り入れています。
乗り継ぎの、1系統正覚寺下行きの電車が来ました。
この電車で、築町を出発します。
1系統の終点である正覚寺下の1つ手前の電停である、思案橋で下車しました。
思案橋(しあんばし)…素敵な名前ですね^^
この界隈は長崎市街中心部の繁華街で、賑わっています。
時刻は18時前、いい感じにお腹もすいてきましたw
予約してあった、夕食のお店へと歩を早めます。
斜行ではなかったと思うのですがフランスのRocamadour (ロカマドゥール)という崖っぷちに建った聖地からその「下界」までエレベーターで行ったことがあります。エレベーターを出てすぐ目の前に街があるというのは不思議な感覚でした。
長崎も広島と同じように路面電車が発達していますね。他に私が訪れたことのある街で路面電車が活躍しているなっと思ったところはフランスのストラスブール、チェコのプラハ、オランダのアムステルダムでした。
こういうところも斜めにする等の配慮も、ユニークだなぁ、と感じました^^
TVの紀行番組では、欧州や南米等で坂のある町(リスボンやバイーア、バルパライソ等)にエレベータやケーブルカーのあるのは見たことがありますが、日本の都市では長崎が初見で、しかも斜行エレベータはTVでも見たことがなかったので、「これは乗らねば!」と、乗り物好きの血が騒ぎましたw
トラムは路上ですぐに乗降できて地下鉄より楽ですよね、私もプラハではお世話になりました。
長崎は日本では数少ない、道路もトラム優先の都市で、軌道内への自動車進入禁止で渋滞知らず、早朝から深夜まで本数も多くて、便利な交通手段でした。
斜行エレベーターから外が見られないのが残念。
もし外が見えたら、脇の建物が前に傾いて倒れそうな、あの不思議な感覚が味わえそうです。
今はこうしてエレベーターが利用できるから良いけれど、洋館建設のために、この丘に建材を運ぶのは大変だったでしょうね。
路面電車、今時120円って親切価格ですね。
そういえば、ザグレブもアテネの路面電車も45分以内の乗り換えなら切符は一枚で良かったはず。
バスの乗り換えはそのつど料金がかかるから、乗車距離が短いと凄く損した気分になりますよね。
長崎は公共交通機関に乗るだけでも十分楽しめそう。
そして、その急斜面にもびっしりと住宅が立ち並んでいるのに驚きました。
斜行エレベータは、扉と反対側に何ヶ所か丸い窓があり、籠が窓を通り過ぎる一瞬に外が見られます。
考えてみれば、今日では機会に任せている作業も、昔は全て手作業でやっていた訳で、丘の上の洋館の建築には多くの人が携わっているのでしょうね。
長崎の路面電車は長崎電気軌道という民間会社の経営で、全線120円均一の運賃で黒字とのことです!
少し前までは、長らく100円であったとのこと、この路面電車が長崎という街にいかに深い関わりがあるかが分かります。
長崎市中の観光スポット等も効率よく廻れる路線網で渋滞知らず、車窓をゆっくりと流れる街を眺めながらの移動も乙なものです♪