
京都を訪れた、中学・高校時代からの友人のおもてなしに、京都御所の東にあるフレンチレストランで、独創的なディナーをいただきました。
京都市街の中では、少しばかり北へ上がったロケーションは、夜の帳が降りると、深く滲み入るような静けさに包まれます。
そんな街角にある、町家を改装した素敵なレストランで、積もる話等に花を咲かせながら、美味しい料理に舌鼓を打ちました。

京都御所のすぐ東の寺町通を、今出川通から少し南へ下ったところにあるフレンチレストラン、「épice(エピス)」。
京都の情緒的な夜の雰囲気にもしっとりと馴染む、町家を改装したお店です。
こちらで、野菜を生かしたフレンチを、楽しむことにします!

店内は、古い町家の佇まいを残した、落ち着いた雰囲気。
古い木材の質感と、暖色系の照明がマッチして、ゆったりした気分で寛ぐことができます。
食器も、独創的。
箸も用意されているのが、嬉しいですね♪
メニューは、ランチ、ディナー共に、月替わりのコース1種類のみ。
どんな料理をいただけるのか、楽しみに待ちます。
因みに、アルコールは、しっかりとした味わいの赤ワインをグラスでいただきましたが、友人と乾杯したすぐ後、話に夢中になってしまい、撮影をすっかり忘れていました(爆)
まずは、アミューズから。
ひと口サイズを三品。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
カマンベール(だったと思う)のプチシューに、生ハムとトマト(生ハムの下にあります)と、京都大原の落花生です。
プチシューは、チーズの円やかな風味が素敵です。
生ハムとトマトは、生ハムのコクとトマトの爽やかな酸味とが、互いに引き立て合う美味しさでした。
初めて知った、大原産の落花生も、大きな実には、落花生の香りと旨味がギュッと凝縮されているような、濃厚な味わいが素晴らしかったです!
続いて、オードブル。
手前がボケてしまいましたが、食べるのが惜しい程に綺麗な、野菜がメインのテリーヌたち^^
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
ズワイガニと野菜のテリーヌ、鶏肉のムースと原木椎茸とを和えたものです。

イクラと、旬を迎えたズワイガニ。
季節感も、しっかりと味わうことができますね!
あっさりとしたズワイガニと、濃厚なイクラの美味しさとが良くマッチしていました。

野菜のテリーヌは、お店のスペシャリテということです。
地場野菜たっぷりで、サラダと野菜料理とを同時にいただいているような、素敵な気分でいただきました。
ボリュームもかなりのもので、野菜をしっかりと摂取することができます♪
スペシャリテにするだけあり、この凝った、美味しいテリーヌに、エピスさんの供する、「一味違う料理」へのこだわりを見た気がしました。

こちらは、鶏肉のムースと原木椎茸。
ソースも、椎茸のソースとのこと。
ムースになった鶏肉は、初めての食感♪
ソフトな舌触りに、鶏肉の風味豊かな味わいが素晴らしい!
焙ってあった椎茸は、香りも引き立ちますね。
そして、椎茸のソースはもちろん、椎茸の豊かな出汁が良く効いた逸品でした^^
軽く焙った、フレッシュフォアグラ。
オレンジのソースで、爽やかにいただきます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
フォアグラの滑らかな食感と、円やかなお味に、気分も蕩けるような幸福感w
久々に口にした美食を、じっくり堪能します。
スープは、サツマイモとリンゴのポタージュでした。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
サツマイモのポタージュ、意外と甘さ控え目で、スッキリとした風味が、印象的なお味でした。
リンゴが、効いているのでしょうね。
もちろん、とろみのある、ポタージュの食感も楽しむことができます。
食器も一風変わっていましたが、見た目以上に底が深くて、結構たっぷりとしたボリュームでした。
魚のメイン。
エビとガレットに、柿のソースをかけていただきます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
網目状のガレットの香ばしさと、エビの甘味とが、柿のソースで良く引き立ちます。
二尾盛り付けられていたエビの身の、良く肥えたプリプリ感を満喫しました!
続いて、肉のメイン。
この鴨のコンフィか、ビーフステーキ、もう一種類の料理(名前を忘れました;)の三種類からのチョイスでした。
鴨肉の、この赤の差す色合いは、実に食欲をそそりますね。
程良い噛み応えのジューシィな身の旨味と、イチジクのソースとの相性も、抜群!
このメインに至るまで、かなりの皿数が出てきていましたが、無理なく胃袋が心地良く満たされる程良いボリュームでした。
付け合わせは、蕪の間引き菜と四角豆。
こちらも、シャキシャキした食感と、鮮度の良さが分かる美味しさを、楽しみます。
デザートも、しっかり二品あります。
まずは、洋ナシのコンポート。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
チーズとザクロが、載せられていました。
洋ナシの下には、ココアのクッキーが。
様々な風味が衝突することなく調和した、美味しい一品でした。
お皿も、目を引きますね。
もう一品は、栗のケーキと、ラムレーズンのアイス。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
栗のケーキに、秋を感じるデザートです♪
ラムレーズンのアイスには、芳醇な風味を、いただく前から抱いてしまいました(^^;)

思った通りに、香りと味わいが素敵であった、ラムレーズンのアイス。
思ったよりたくさんのレーズンが中に入っていて、上品な美味しさが蕩けていくのを、舌の上で感じていました。

ケーキは、豊かな栗の風味が満点の美味しさ!
大きな栗がゴロゴロと入っている素朴な感じが、栗の風味をストレートに味わわせてくれているように、思えました^^
食べ応えのある栗を頬張り、食欲の秋を満喫したディナーを締め括りました。

食後の飲み物も、バラエティ豊かに揃えられていました。
コーヒーや紅茶等(淹れ方から葉の種類等、たくさんの中からのチョイス)から、深煎りのコーヒーをオーダー。
撮影を忘れて、先に砂糖等入れて、かき混ぜていました(^^;)
素敵なディナーの余韻に、しばし浸ります。
エピスさんでは、一皿の量は少ないですが、お皿の数が多くて、コースを終えてみると、程良い満腹感が心地良く感じられました。
野菜を多く使われているので、食後に胃もたれすることもなく、色々な野菜の色どりの豊かさを目で愉しみながら、美味しくいただくことができます。
地場の野菜との、独創的な組み合わせが魅力の、料理の数々。
野菜を巧みにアレンジした料理は、お腹にも優しい美味しさ^^
お店も、落ち着きを保ちながらカジュアルな雰囲気なので、友人と気軽に会話も弾んだ、エピスさんでの素敵なフレンチのディナータイムでした。
京都市街の中では、少しばかり北へ上がったロケーションは、夜の帳が降りると、深く滲み入るような静けさに包まれます。
そんな街角にある、町家を改装した素敵なレストランで、積もる話等に花を咲かせながら、美味しい料理に舌鼓を打ちました。
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京都御所のすぐ東の寺町通を、今出川通から少し南へ下ったところにあるフレンチレストラン、「épice(エピス)」。
京都の情緒的な夜の雰囲気にもしっとりと馴染む、町家を改装したお店です。
こちらで、野菜を生かしたフレンチを、楽しむことにします!

店内は、古い町家の佇まいを残した、落ち着いた雰囲気。
古い木材の質感と、暖色系の照明がマッチして、ゆったりした気分で寛ぐことができます。
食器も、独創的。
箸も用意されているのが、嬉しいですね♪
メニューは、ランチ、ディナー共に、月替わりのコース1種類のみ。
どんな料理をいただけるのか、楽しみに待ちます。
因みに、アルコールは、しっかりとした味わいの赤ワインをグラスでいただきましたが、友人と乾杯したすぐ後、話に夢中になってしまい、撮影をすっかり忘れていました(爆)
まずは、アミューズから。
ひと口サイズを三品。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
カマンベール(だったと思う)のプチシューに、生ハムとトマト(生ハムの下にあります)と、京都大原の落花生です。
プチシューは、チーズの円やかな風味が素敵です。
生ハムとトマトは、生ハムのコクとトマトの爽やかな酸味とが、互いに引き立て合う美味しさでした。
初めて知った、大原産の落花生も、大きな実には、落花生の香りと旨味がギュッと凝縮されているような、濃厚な味わいが素晴らしかったです!
続いて、オードブル。
手前がボケてしまいましたが、食べるのが惜しい程に綺麗な、野菜がメインのテリーヌたち^^
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
ズワイガニと野菜のテリーヌ、鶏肉のムースと原木椎茸とを和えたものです。

イクラと、旬を迎えたズワイガニ。
季節感も、しっかりと味わうことができますね!
あっさりとしたズワイガニと、濃厚なイクラの美味しさとが良くマッチしていました。

野菜のテリーヌは、お店のスペシャリテということです。
地場野菜たっぷりで、サラダと野菜料理とを同時にいただいているような、素敵な気分でいただきました。
ボリュームもかなりのもので、野菜をしっかりと摂取することができます♪
スペシャリテにするだけあり、この凝った、美味しいテリーヌに、エピスさんの供する、「一味違う料理」へのこだわりを見た気がしました。

こちらは、鶏肉のムースと原木椎茸。
ソースも、椎茸のソースとのこと。
ムースになった鶏肉は、初めての食感♪
ソフトな舌触りに、鶏肉の風味豊かな味わいが素晴らしい!
焙ってあった椎茸は、香りも引き立ちますね。
そして、椎茸のソースはもちろん、椎茸の豊かな出汁が良く効いた逸品でした^^
軽く焙った、フレッシュフォアグラ。
オレンジのソースで、爽やかにいただきます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
フォアグラの滑らかな食感と、円やかなお味に、気分も蕩けるような幸福感w
久々に口にした美食を、じっくり堪能します。
スープは、サツマイモとリンゴのポタージュでした。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
サツマイモのポタージュ、意外と甘さ控え目で、スッキリとした風味が、印象的なお味でした。
リンゴが、効いているのでしょうね。
もちろん、とろみのある、ポタージュの食感も楽しむことができます。
食器も一風変わっていましたが、見た目以上に底が深くて、結構たっぷりとしたボリュームでした。
魚のメイン。
エビとガレットに、柿のソースをかけていただきます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
網目状のガレットの香ばしさと、エビの甘味とが、柿のソースで良く引き立ちます。
二尾盛り付けられていたエビの身の、良く肥えたプリプリ感を満喫しました!
続いて、肉のメイン。
この鴨のコンフィか、ビーフステーキ、もう一種類の料理(名前を忘れました;)の三種類からのチョイスでした。
鴨肉の、この赤の差す色合いは、実に食欲をそそりますね。
程良い噛み応えのジューシィな身の旨味と、イチジクのソースとの相性も、抜群!
このメインに至るまで、かなりの皿数が出てきていましたが、無理なく胃袋が心地良く満たされる程良いボリュームでした。
付け合わせは、蕪の間引き菜と四角豆。
こちらも、シャキシャキした食感と、鮮度の良さが分かる美味しさを、楽しみます。
デザートも、しっかり二品あります。
まずは、洋ナシのコンポート。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
チーズとザクロが、載せられていました。
洋ナシの下には、ココアのクッキーが。
様々な風味が衝突することなく調和した、美味しい一品でした。
お皿も、目を引きますね。
もう一品は、栗のケーキと、ラムレーズンのアイス。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
栗のケーキに、秋を感じるデザートです♪
ラムレーズンのアイスには、芳醇な風味を、いただく前から抱いてしまいました(^^;)

思った通りに、香りと味わいが素敵であった、ラムレーズンのアイス。
思ったよりたくさんのレーズンが中に入っていて、上品な美味しさが蕩けていくのを、舌の上で感じていました。

ケーキは、豊かな栗の風味が満点の美味しさ!
大きな栗がゴロゴロと入っている素朴な感じが、栗の風味をストレートに味わわせてくれているように、思えました^^
食べ応えのある栗を頬張り、食欲の秋を満喫したディナーを締め括りました。

食後の飲み物も、バラエティ豊かに揃えられていました。
コーヒーや紅茶等(淹れ方から葉の種類等、たくさんの中からのチョイス)から、深煎りのコーヒーをオーダー。
撮影を忘れて、先に砂糖等入れて、かき混ぜていました(^^;)
素敵なディナーの余韻に、しばし浸ります。
エピスさんでは、一皿の量は少ないですが、お皿の数が多くて、コースを終えてみると、程良い満腹感が心地良く感じられました。
野菜を多く使われているので、食後に胃もたれすることもなく、色々な野菜の色どりの豊かさを目で愉しみながら、美味しくいただくことができます。
地場の野菜との、独創的な組み合わせが魅力の、料理の数々。
野菜を巧みにアレンジした料理は、お腹にも優しい美味しさ^^
お店も、落ち着きを保ちながらカジュアルな雰囲気なので、友人と気軽に会話も弾んだ、エピスさんでの素敵なフレンチのディナータイムでした。
エピスと恵比寿様をかけてるところが楽しい。
私はできるだけチョイスの少ないレストランを選ぶことにしてます。
選択肢が多いと、どうしても前日の残りや冷凍物が入り込んできますからね。
やっぱり日本のフレンチは繊細。
食事で季節を楽しむ、フランスのレストランではなかなかできません。
サツマイモと林檎のポタージュ、作ってみよう。
料理だけでなく、店名等の言葉も、掛け合せたり、捻ったりする遊び心が、日本人は好きですよね。
1種類のコース料理のみ、というメニューからも、このお店のこだわりである、地場の野菜をメインに生かした創作フレンチに、確固とした自信と誇りを持っているのでしょうね。
出てくる料理をいただいても、よく吟味された食材ということが、素人でも分かる美味しさでした。
見た目に美しいフレンチに魅かれた日本人が、和食の持ち味である季節感を加えてアレンジするのも、自然の成り行きに思えます^^
サツマイモとリンゴのポタージュ、仄かな甘酸っぱさの風味が、素敵でしたよ♪