ようやく海が満潮となった夕刻近く、再度嚴島神社へ参りました。
干潮時とは様相を一変させた、たゆたう海上に浮かぶ社殿や、その社殿から望む眺めは、絶景そのもの。
正に、ここでしか体感できない、独特の風雅な景色を、心ゆくまで鑑賞しました。
<嚴島神社>
すっかり潮が満ちて、海上に浮かぶ社殿という、「本来?の姿」となった、嚴島神社の全容。
干潮時と比べて、やはり美しさが違います!
この日は雨交じりの悪天候でしたが、背後の山に掛かる雲が、かえって荘厳で神秘的な雰囲気を醸し出しているようでした。
社殿の廻廊の床板は、このような隙間を空けて敷かれています(「目透し」というそうです)。
高潮時には、この目透しから海水の圧力を逃がして、社殿の倒壊を防ぐ役割を担っています。
数時間前には、露出していた底を見ることができましたが、すっかり海水で満たされました。
同じ建物なのに、海水があるかないかで、全く雰囲気が変わってしまうことに、改めて驚かされます!
東廻廊から眺める、満潮時の大鳥居。
ここからの眺めも、やはり、干潮時よりも満潮時の方が趣がありますね。
建物が揺らめく海面に、逆さに映し出されることも、この景色をより魅力的に感じさせているのでしょう。
社殿同様に、海に「浮かぶ」雄姿を披露する、大鳥居。
こうして眺めてみると、ダイナミックな広がりを感じる姿をしています。
この大きな鳥居が、この場所に繋がれもせずに、自らの重みのみで「立って」いるとは、信じられません!
本殿前の拝殿から、海へと突き出ている格好の、祓殿。
祓殿の更に海側には、「高舞台」という、小さな能楽の舞台があります。
我が国唯一の、海上の能舞台(干潮時)。
海の上で演じられる能の舞台…実に雅ですねぇ。。。
ここでは、能を演ずる他に、表千家と裏千家の家元が隔年交互に、ご神前に献じるお茶を点てるとのことです。
嚴島神社の優雅な佇まいは、平安時代の寝殿造りを模して社殿を配しているところから来ているのでしょう。
水面に映る、朱塗りの列柱の風情もまた、品の良い華やかな彩りですね。
満潮となる前に立ち寄った、豊国神社本殿(千畳閣)の大きな屋根や、その隣に建つ五重塔も、望むことができました。
海に浮かぶ社殿の趣をひとしきり堪能した後、境内から出て、神社西側の岸辺から大鳥居を眺めています。
嚴島神社そのものよりも、ある意味シンボリックなランドマークとなっているこの大鳥居は、どの方角から眺めても、素晴らしく絵になる構図をもたらしてくれます♪
老若男女、日本人外国人の別なく、この場に居合わせた全ての人々が、大鳥居のある風景を、唯々見入っていました。
時間は経過し、辺りも急速に暗くなり始めると、ライトアップの照明が点灯。
明暗のコントラストによって、神秘的な佇まいが一層引き立つ、魅惑的な嚴島神社の夜の姿が、海上に浮かび上がり始めました。
社殿背後の雲の様子も、神秘的な度合いを益々強めているような感じを受けます。
海沿いの参道に並ぶ石灯籠にも、灯が点りました。
海上の大鳥居も、社殿同様に照明を浴びて、妖艶にも思える趣の朱色の輝きを刻一刻と増しつつあります。
嚴島神社の社殿と大鳥居の夜景を、パノラマ撮影してみました(画像クリックで大きな画像が別ウィンドウで開きます)。
左端に社殿、右側に大鳥居が、それぞれ照明を当てられて、海上に浮かび上がっています。
対岸の灯りも漆黒の海面に映える、幻惑的な絶景には、魅せられずにはいられません。
水面に揺らめく社殿の反映がとても神秘的な、夜の嚴島神社の眺め。
社殿内の照明もまた、神々しく見えますね。
この日の拝観も終了して既に人の姿もなくなった社殿は、静かに夜の闇へ包まれつつあります。
闇が深まると共に、大鳥居の朱の鮮やかさが、益々際立って浮かび上がります!
孤高を保って海上に佇立しているだけに、抜群の存在感で、参道のギャラリーの人気を独占していましたw
そして、やはり、海に映る朱色の揺らめきのインパクトが、この大鳥居の夜景のハイライトですね!
豪快さと壮麗さとを併せ持った、壮観な美しさを堪能して、参道を引き返しました。
干潮時とは様相を一変させた、たゆたう海上に浮かぶ社殿や、その社殿から望む眺めは、絶景そのもの。
正に、ここでしか体感できない、独特の風雅な景色を、心ゆくまで鑑賞しました。
<嚴島神社>
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すっかり潮が満ちて、海上に浮かぶ社殿という、「本来?の姿」となった、嚴島神社の全容。
干潮時と比べて、やはり美しさが違います!
この日は雨交じりの悪天候でしたが、背後の山に掛かる雲が、かえって荘厳で神秘的な雰囲気を醸し出しているようでした。
社殿の廻廊の床板は、このような隙間を空けて敷かれています(「目透し」というそうです)。
高潮時には、この目透しから海水の圧力を逃がして、社殿の倒壊を防ぐ役割を担っています。
数時間前には、露出していた底を見ることができましたが、すっかり海水で満たされました。
同じ建物なのに、海水があるかないかで、全く雰囲気が変わってしまうことに、改めて驚かされます!
東廻廊から眺める、満潮時の大鳥居。
ここからの眺めも、やはり、干潮時よりも満潮時の方が趣がありますね。
建物が揺らめく海面に、逆さに映し出されることも、この景色をより魅力的に感じさせているのでしょう。
社殿同様に、海に「浮かぶ」雄姿を披露する、大鳥居。
こうして眺めてみると、ダイナミックな広がりを感じる姿をしています。
この大きな鳥居が、この場所に繋がれもせずに、自らの重みのみで「立って」いるとは、信じられません!
本殿前の拝殿から、海へと突き出ている格好の、祓殿。
祓殿の更に海側には、「高舞台」という、小さな能楽の舞台があります。
我が国唯一の、海上の能舞台(干潮時)。
海の上で演じられる能の舞台…実に雅ですねぇ。。。
ここでは、能を演ずる他に、表千家と裏千家の家元が隔年交互に、ご神前に献じるお茶を点てるとのことです。
嚴島神社の優雅な佇まいは、平安時代の寝殿造りを模して社殿を配しているところから来ているのでしょう。
水面に映る、朱塗りの列柱の風情もまた、品の良い華やかな彩りですね。
満潮となる前に立ち寄った、豊国神社本殿(千畳閣)の大きな屋根や、その隣に建つ五重塔も、望むことができました。
海に浮かぶ社殿の趣をひとしきり堪能した後、境内から出て、神社西側の岸辺から大鳥居を眺めています。
嚴島神社そのものよりも、ある意味シンボリックなランドマークとなっているこの大鳥居は、どの方角から眺めても、素晴らしく絵になる構図をもたらしてくれます♪
老若男女、日本人外国人の別なく、この場に居合わせた全ての人々が、大鳥居のある風景を、唯々見入っていました。
時間は経過し、辺りも急速に暗くなり始めると、ライトアップの照明が点灯。
明暗のコントラストによって、神秘的な佇まいが一層引き立つ、魅惑的な嚴島神社の夜の姿が、海上に浮かび上がり始めました。
社殿背後の雲の様子も、神秘的な度合いを益々強めているような感じを受けます。
海沿いの参道に並ぶ石灯籠にも、灯が点りました。
海上の大鳥居も、社殿同様に照明を浴びて、妖艶にも思える趣の朱色の輝きを刻一刻と増しつつあります。
嚴島神社の社殿と大鳥居の夜景を、パノラマ撮影してみました(画像クリックで大きな画像が別ウィンドウで開きます)。
左端に社殿、右側に大鳥居が、それぞれ照明を当てられて、海上に浮かび上がっています。
対岸の灯りも漆黒の海面に映える、幻惑的な絶景には、魅せられずにはいられません。
水面に揺らめく社殿の反映がとても神秘的な、夜の嚴島神社の眺め。
社殿内の照明もまた、神々しく見えますね。
この日の拝観も終了して既に人の姿もなくなった社殿は、静かに夜の闇へ包まれつつあります。
闇が深まると共に、大鳥居の朱の鮮やかさが、益々際立って浮かび上がります!
孤高を保って海上に佇立しているだけに、抜群の存在感で、参道のギャラリーの人気を独占していましたw
そして、やはり、海に映る朱色の揺らめきのインパクトが、この大鳥居の夜景のハイライトですね!
豪快さと壮麗さとを併せ持った、壮観な美しさを堪能して、参道を引き返しました。
やっぱり満潮時が一番美しいですね。
前回は厳島神社に神経を集中しすぎて、周囲を全く見ていなかったので、次回は厳島神社からの風景にも注目してみたいと思います。
大荷物を持ってフェリーに乗るのを避けるため、宮島口のホテルにしてしまったけれど、宮島の夜景が見られないのが残念。
夜のフェリーで夜景だけ見に行こうかしら。
クレーンもない時代に、人力で石7トンを大鳥居の丈夫に入れた人々に心から敬意を表したいです。
海上に浮かぶ、嚴島神社ならではの美しさと相まって、忘れがたい、荘厳ささえ感じられた風景でした。
この、海に浮かぶ社殿の姿は、絶対に一度は眺めておくべき眺めですよね!
厳島神社から眺めた、大鳥居やその背後の対岸の景色も、実に見応えのあるものです♪
この日は、低く垂れた雲に霞んだ感じが、とても印象的でした。
大荷物携行の移動は、確かに大変ですよね…力持ちの外人さんは、(端から見ていると)苦もなさげに見えますが(^^;)
ライトアップされた夜景も、本当に素敵な眺めでしたよ^^
満潮なら夜の海面に揺らめく反映も素晴らしいですし、周囲や対岸の夜景との組み合わせも、カメラのシャッターを切る指の動きを止められなくなりますw
闇の海上に燃え立つように浮かび上がった、夜の大鳥居の雄姿も、是非ご覧になって下さい!
昔は工事も人海戦術、石も人の手で一つ一つ鳥居の上へ運び入れたのでしょうね…気の遠くなるような作業を厭わず、黙々とやり遂げた先人に、私も感謝の思いでいっぱいでした^^