時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

2015 バスク・バルセロナ紀行-41~バルセロナの食堂の極上パエリア

2016-11-21 06:28:27 | スペイン
 カンプ・ノウ詣でを終えて、バルセロナの都心へと戻ってきた頃には、夜の帳が降り始め、お腹も空いてきました。

 <<2015 バスク・バルセロナ紀行-40>

 カンプ・ノウだけでなく、都心部でも、土産物等を少々物色した後、一旦ホテルへと戻り、一休み。
 仕事を終えたN氏と、この日の午前中に訪れた、サグラダ・ファミリア前で落ち合い、夕食処へと赴きました。

 「美味いパエリアを!」との、私のリクエストに応えてくれたN氏、職場の同僚の方から教えてもらったという、地元民御用達の食堂へと案内してくれました^^

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 カンプ・ノウから、バルセロナの都心部へと、戻ってきました。
 メトロの、パセジ・ダ・グラシア(Passeig de Grácia)という駅で下車、地上へ上がると、目を引く建物が…。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 先を急いでいたので、慌ただしく撮影を済ませるとすぐ、この場を立ち去りましたが、後で調べて、初めて、この建物が「カサ・バトリョ(Casa Batlló)」であると、分かりました(爆)
 カサ・バトリョも、ガウディ(Antoni Plàcid Guillem Gaudí i Cornet)の手になる建築物で、世界遺産に登録されています。

 暖かみを感じさせてくれる、ライトアップですね。
 照明によって、壁面が一層華やかに浮かび上がっています。

 この後、一旦ホテルへ戻り、一休みしてから改めて、夕食を摂りに外出しました。
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 カサ・バトリョを撮影してから、約3時間半後の21時、サグラダ・ファミリア(Sagrada Família)前で、N氏と待ち合わせ。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 こちらは、荘厳な雰囲気を感じさせるライトアップのサグラダ・ファミリアを横目に、N氏の案内で、食事処を目指します。
 向かうお店は、N氏の職場の同僚氏のご推奨だそうで、期待が高まります♪



 サグラダ・ファミリアから2ブロックという至近に、目指すお店の、「ラ・ペドレータ(La Pedreta)」はありました。

 「Restaurant & Tapes」とあるので、バルでもあるのでしょうか。
 どんなお店なのか、楽しみです!



 入口は、こちら。
 明るく、サッパリとしていそうな店内が、外から垣間見えていました。

 このお店、N氏の職場の同僚氏のご推奨とのことで、期待が高まります♪
 予め、N氏に伝えておいた「パエリアの美味しい店を!」との私のリクエストに、N氏が同僚氏におススメの店を尋ねたところ、いの一番にこのお店を挙げられたそうです。



 気さくで庶民的な店内のテーブルに着いて、先ずは、N氏と乾杯!!
 リオハ(Rioja)の赤で、咽喉を潤します。

 N氏、物凄いピッチで、注ぐそばから杯をグイグイ…流石は九州男児w



 お店に置いてあった、地元のスポーツ紙。
 この日の2日前にゲームがあった、「クラシコ」関係と思しき記事が、一面にデカデカと。
 歓喜のルイス・スアレス(Luis Alberto Suárez Diaz)&ネイマール(Neymar da Silva Santos Júnior)と、渋面のクリスチアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo dos Santos Aveiro)w

 やはり(というか、当然!?)、このお店も「クレ(Culé)」なんですねぇw

 因みに、バルサ(Barça)の御用メディアwが、バルセロナ(Barcelona)の「ムンド・デポルティーボ(Mundo Deportivo)」と「スポルト(Sport)」の2紙。
 対する、レアル・マドリー(Real Madrid)の提灯メディアwが、マドリー(Madrid)の「マルカ(Marca)」と「アス(As)」の2紙。
 昨日も今日も、そして多分未来永劫、メディアを巻き込んで(メディアが率先して?)、互いに罵り合っていくことでしょうwww
 メディアの露骨なまでの偏向(礼賛ばかりでないのが、凄いところ)ぶり…やっぱり、スペイン(スペイン語:España カタルーニャ語:Espanya)はこうでないと!
 こうして、容赦なく全力で叩かれ続けてきていることも、この国のフットボールが世界最強レベルの強さで、且つ、したたかでスペクタクルである理由の1つなのでしょうね。



 閑話休題。
 記事を肴に、N氏とああだこうだと話を弾ませているうちに、青唐辛子(ギンディージャ(Guindilla)でしょうか)の素揚げが、大皿にドッサリと盛られて、テーブルへ!

 その辛みが、何とも上品に感じる、シンプルな素揚げ。
 これは…クセになる美味しさですね…!!
 ワインとの相性も抜群で、ギンディージャを口へと運ぶ手が、止まりませんでしたw



 続いて、イカリングのフライ。
 いわゆる、カラマリ(calamari)ですね♪
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 これも、ギンディージャと同様、大皿に盛れるだけ盛りました!という風な、物凄いボリュームで出てきて、ビックリ!
 画像だと、「超」が付く程の大盛りには見えませんが、実際には、これだけでも十分満腹になれる位のレベルでした;

 リングの1つ1つも、実に巨大でしたが、決して大味ということはなく、イカの旨味が衣の中に凝縮されていて、とても美味しかったです(^o^)
 レモンを絞って掛けると、より美味しく!

 …パエリアが後から来るということが、この時はすっかり頭から抜け落ちていました。



 この夕食のメイン、パエリアが、ドン!と巨大パエリア鍋で、真打とばかりに、登場!!
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 直径40㎝~50㎝はあろうかと思われたパエリア鍋には、エビ、ムール貝といった海の幸に加えて、豆や野菜もふんだんに入った、実に美味しそうなパエリアがギッシリ!
 飾らない、大衆的な食堂は、ヨーロッパ本来のボリュームが健在であることを、見せつけてくれました(^^;)



 N氏と、パエリアを小皿に取り分けて、いただきます(^г^)

 魚貝と野菜のエキスが、惜しみなく米に溶け込んでいて、濃厚で円やかな旨味に、大満足で舌鼓♪
 米も、固過ぎず柔らか過ぎず、絶妙の噛み応えで、本当に美味しいパエリアでした!

 画像ではほとんど見えませんが、お焦げもパエリア鍋の端にタップリとあって、その香ばしい香りに酔いながら、一層凝縮された旨味を味わっていました。

 こんなにも素晴らしいパエリアに巡り合えた我が身の幸運も、美味しさの感動と共に、噛みしめます。



 既に胃袋は、はち切れんばかりに膨れ上がっていましたが、せっかくなので、デザートもいただきます(何口かいただいた後、慌てて撮影w)。
 生クリームとチョコレートがたっぷりと掛かったケーキは、やはり巨大でしたw

 圧倒的なボリューム感に一瞬怯みましたが、意外にも甘味は比較的マイルド。
 それ程負担にも感じずに、食べ切ることができました♪

 ギンディージャ、カラマリ、そしてパエリア…と、品数は決して多くはありませんでしたが、充実したボリュームの、美味しい晩御飯でした。
 殊に、パエリアの美味しさには目を見張った、「ラ・ペドレータ」さん。
 「残したら、帰さないわよw」と、笑いながら「脅し」にかかってきたママさんとの掛け合い等、気軽に楽しく食事ができる雰囲気も、また素敵なお店でした^^

 こんなに良いお店を紹介してくれた、N氏とN氏の同僚氏には、本当に大感謝です!

 こうして、すこぶる素晴らしい気分のうちに過ごすことができた、スペイン滞在最後の夜でした。

 <2015 バスク・バルセロナ紀行-42>>



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2 コメント

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Unknown (タヌ子)
2016-11-24 07:58:18
やはり地元の方のお勧めは間違いありませんね。
観光地だと、海鮮リゾット或いは海鮮炊き込みご飯?って思うような怪しい代物もありますが、パエリアの本場、バレンシア地方がお隣というだけあって、見るからに美味しそう。
青唐辛子の素揚げ、パラッと塩を振って頂くといくらでも食べられてしまいますよね。
またスペインに行きたくなりました。
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タヌ子さん。 (taろう)
2016-11-24 21:27:10
このお店、地元の方のお勧めがなければ、決して知ることはなかったと思います。
サグラダ・ファミリアから至近ながら、普通の住宅地の街角にあるお店なので、知らなければ、通り過ぎてしまうでしょうね;
このお店のパエリアは、海鮮や野菜の円やかで濃厚なコクが、病み付きになりそうな美味しさで、今まで私が食べたパエリアで、間違いなく一番美味しかったです!
青唐辛子の素揚げ、仰るとおり、止まらなくなりましたw
カラマリも美味で、ワイングラスを傾けながらの、バルセロナでの最高の晩御飯でした♪
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