猪名湖の西岸から、北岸にかけての湖岸を、歩きます。
<<長野県小海町の高原へ-15>
人家もあり、地形も緩やかな南岸とは対照的に、険しい傾斜地がそのまま湖へと落ち込んでいる北岸のルートは、山歩きをしているような気分となりました。
それだけに、自然との距離もグッと縮まり、雪と落葉に覆われた散策路から、湖面との高低差を感じながらの、美しい風景の眺望を満喫。
猪名湖(いなこ)の北側湖岸の急傾斜地の中を進み、松原諏方神社の下社へと、辿り着きました。
<松原湖>
記事中の画像クリックで、別ウィンドウが開きます。
猪名湖が少し縊れている辺りで、湖を周回している散策路は、少しばかり湖岸を離れて、湖の西北の傾斜地の中へと進入していきます。
一瞬、道を失いかけましたが;、どうにか小径を見つけ出して、完全に雪に覆われた進路へと、歩を進めました。
対岸となる、東岸~南岸とは対照的に、こちらの西岸~北岸の一帯は、傾斜のキツい地形となっていて、当然ながら人家もありません。
湖も見えなくなって、山の中を歩いているかのようでした。
この画像で、弊ブログで使用した画像が、ちょうど10,000枚となりました!
少し歩いていくと、右手に再び猪名湖が、その美しい湖面を現し始めました。
猪名湖の北岸では、散策路は、湖へと落ち込む山肌の傾斜の中ほどを横断して進んでいて、湖岸側の路肩を踏み外さないよう、注意して歩きます。
湖岸すぐ近くに生える大木越しに、湖面を眺めます。
光の当たる按配によるのでしょうか…手前の影の部分の湖面はコバルトブルー、湖面中程から遠方にかけては、明るい色調の青色と、不思議な色彩の違いを映し出していました。
進んできた方向を、振り返って。
人1人が歩ける位の、狭い幅の散策路以外は、本当に急傾斜のまま、湖へと落ち込んでいく地形が、よく分かりますね;;
やはり、湖の西北端部ということで、陽の当たり方も弱いのか、この辺りが、猪名湖で最も雪深く感じました。
更に散策路伝いに歩いていくと、木立の間から眺める風景も、開けた景観へと変わっていきました。
眼の前に広がる、猪名湖の美しい湖面…ちょうど真正面の対岸に、この猪名湖周回散策のスタート地点、弁財天宮が見えています。
ちょうど周回コースを、半周したようです。
弁財天宮の背後の木立の中に、松原諏方神社が鎮座していて、その小高くなっている地形の向こう側には、猪名湖の前に訪れていた、松原湖の三湖のうちの1つである、長湖(ちょうこ)があります。
傾斜が急で、人が近付けない北岸の畔は、積もった雪が踏み荒らされることもなく、綺麗な状態で、そのまま残っていました。
対岸に至るまで、雪に覆われた白い地面と、青い湖面とのコントラストは、ここからの眺めでも、素晴らしい眺めでした!
この辺りは、日当たりも良く、ほんの10分ほど前に通ってきた地点の雪深さが嘘のように雪が融けて、今度は落ち葉が、まるで雪に変わったかのように、斜面や散策を覆いつくしていました。
わずかに残っていた雪も、どんどん融けていっているようで、散策路上にも、水溜りが沢山できています。
落ち葉のお陰で、泥の泥濘と化すことがなかったのが、幸いでした(^^;)
水面の煌めき…私が好きな景色です^^
天中遮る一片の雲もない、晴れ渡った青空から燦々と降り注ぐ陽光が眩しく反射した湖面には、対岸へと至る、光の橋が架かっているようにも見えていました。
湖面にばかり気を取られていましたが、ふと径の反対側の斜面を見上げてみると…物凄い傾斜にビックリ!!
大きな岩が幾つも半ば露出し、大木も、よくこのような急傾斜の斜面に立っていられると、今にも共に、崩れ、倒れ掛かってきそうな錯覚に囚われました;;
この辺りの斜面からは、雪は完全に消えていましたが、日当たりの良さもさることながら、雪崩で全て滑り落ちていったのかなぁ…等とも想像してしまいました。
恐怖感すら抱かされた急傾斜から、再び視線を湖面側へと転じると…今度は、正面に八ヶ岳連峰の雄姿が広がる、素晴らしい眺めが!
快晴のこの日は、もちろん、八ヶ岳主峰にして最高峰の赤岳(標高2,899m)も、左側の裾野からヒョッコリ頂を、はっきりと覗かせていました♪
手前の木々の茂みが、ちょっとお洒落な額のようです。
それにしても、雪景色というのは、本当に風景を美しく引き締めてくれますね。
眺めてみたいと思った、猪名湖と八ヶ岳とのツーショット…雪のお陰で、湖や空の色が一層引き立つ素晴らしい風景となって、私の脳裏にシッカリと刻み込まれました。
雪深い猪名湖の西北岸を歩き始めて約30分…散策路の両側の傾斜が緩やかになり、平地が開けてきたところで、松原諏方神社(まつばらすわじんじゃ)の下社へと、到着しました。
ここでも、木立の影には、まだまだ残雪がたくさん残っています。
これまで歩いてきた方向を振り返り、案内標識に目を遣ると…「歩行中落石注意」の赤書きが…!
今にも崩落してきそうな、急傾斜地…これ程実感した注意書きというのも、実に久し振り;
…と、突然「ドドーン」という地響きのような轟音が響き渡り、暫く後に、「バラバラ」と何かが降り注ぐような音が。
生まれて初めて、間近に実感した、雪崩でした。
この、歩いてきた散策路の方向から聞こえてきました…物凄い音が響くものですね…;
散策路を通過するタイミングが、もう少し遅かったら…と考えると、背筋が寒くなりました;;
無事にここまで辿り着いたことを、再び神様に感謝して、松原諏方神社の下社へも、お詣りします。
<長野県小海町の高原へ-17>>
<<長野県小海町の高原へ-15>
人家もあり、地形も緩やかな南岸とは対照的に、険しい傾斜地がそのまま湖へと落ち込んでいる北岸のルートは、山歩きをしているような気分となりました。
それだけに、自然との距離もグッと縮まり、雪と落葉に覆われた散策路から、湖面との高低差を感じながらの、美しい風景の眺望を満喫。
猪名湖(いなこ)の北側湖岸の急傾斜地の中を進み、松原諏方神社の下社へと、辿り着きました。
<松原湖>
記事中の画像クリックで、別ウィンドウが開きます。
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猪名湖が少し縊れている辺りで、湖を周回している散策路は、少しばかり湖岸を離れて、湖の西北の傾斜地の中へと進入していきます。
一瞬、道を失いかけましたが;、どうにか小径を見つけ出して、完全に雪に覆われた進路へと、歩を進めました。
対岸となる、東岸~南岸とは対照的に、こちらの西岸~北岸の一帯は、傾斜のキツい地形となっていて、当然ながら人家もありません。
湖も見えなくなって、山の中を歩いているかのようでした。
この画像で、弊ブログで使用した画像が、ちょうど10,000枚となりました!
少し歩いていくと、右手に再び猪名湖が、その美しい湖面を現し始めました。
猪名湖の北岸では、散策路は、湖へと落ち込む山肌の傾斜の中ほどを横断して進んでいて、湖岸側の路肩を踏み外さないよう、注意して歩きます。
湖岸すぐ近くに生える大木越しに、湖面を眺めます。
光の当たる按配によるのでしょうか…手前の影の部分の湖面はコバルトブルー、湖面中程から遠方にかけては、明るい色調の青色と、不思議な色彩の違いを映し出していました。
進んできた方向を、振り返って。
人1人が歩ける位の、狭い幅の散策路以外は、本当に急傾斜のまま、湖へと落ち込んでいく地形が、よく分かりますね;;
やはり、湖の西北端部ということで、陽の当たり方も弱いのか、この辺りが、猪名湖で最も雪深く感じました。
更に散策路伝いに歩いていくと、木立の間から眺める風景も、開けた景観へと変わっていきました。
眼の前に広がる、猪名湖の美しい湖面…ちょうど真正面の対岸に、この猪名湖周回散策のスタート地点、弁財天宮が見えています。
ちょうど周回コースを、半周したようです。
弁財天宮の背後の木立の中に、松原諏方神社が鎮座していて、その小高くなっている地形の向こう側には、猪名湖の前に訪れていた、松原湖の三湖のうちの1つである、長湖(ちょうこ)があります。
傾斜が急で、人が近付けない北岸の畔は、積もった雪が踏み荒らされることもなく、綺麗な状態で、そのまま残っていました。
対岸に至るまで、雪に覆われた白い地面と、青い湖面とのコントラストは、ここからの眺めでも、素晴らしい眺めでした!
この辺りは、日当たりも良く、ほんの10分ほど前に通ってきた地点の雪深さが嘘のように雪が融けて、今度は落ち葉が、まるで雪に変わったかのように、斜面や散策を覆いつくしていました。
わずかに残っていた雪も、どんどん融けていっているようで、散策路上にも、水溜りが沢山できています。
落ち葉のお陰で、泥の泥濘と化すことがなかったのが、幸いでした(^^;)
水面の煌めき…私が好きな景色です^^
天中遮る一片の雲もない、晴れ渡った青空から燦々と降り注ぐ陽光が眩しく反射した湖面には、対岸へと至る、光の橋が架かっているようにも見えていました。
湖面にばかり気を取られていましたが、ふと径の反対側の斜面を見上げてみると…物凄い傾斜にビックリ!!
大きな岩が幾つも半ば露出し、大木も、よくこのような急傾斜の斜面に立っていられると、今にも共に、崩れ、倒れ掛かってきそうな錯覚に囚われました;;
この辺りの斜面からは、雪は完全に消えていましたが、日当たりの良さもさることながら、雪崩で全て滑り落ちていったのかなぁ…等とも想像してしまいました。
恐怖感すら抱かされた急傾斜から、再び視線を湖面側へと転じると…今度は、正面に八ヶ岳連峰の雄姿が広がる、素晴らしい眺めが!
快晴のこの日は、もちろん、八ヶ岳主峰にして最高峰の赤岳(標高2,899m)も、左側の裾野からヒョッコリ頂を、はっきりと覗かせていました♪
手前の木々の茂みが、ちょっとお洒落な額のようです。
それにしても、雪景色というのは、本当に風景を美しく引き締めてくれますね。
眺めてみたいと思った、猪名湖と八ヶ岳とのツーショット…雪のお陰で、湖や空の色が一層引き立つ素晴らしい風景となって、私の脳裏にシッカリと刻み込まれました。
雪深い猪名湖の西北岸を歩き始めて約30分…散策路の両側の傾斜が緩やかになり、平地が開けてきたところで、松原諏方神社(まつばらすわじんじゃ)の下社へと、到着しました。
ここでも、木立の影には、まだまだ残雪がたくさん残っています。
これまで歩いてきた方向を振り返り、案内標識に目を遣ると…「歩行中落石注意」の赤書きが…!
今にも崩落してきそうな、急傾斜地…これ程実感した注意書きというのも、実に久し振り;
…と、突然「ドドーン」という地響きのような轟音が響き渡り、暫く後に、「バラバラ」と何かが降り注ぐような音が。
生まれて初めて、間近に実感した、雪崩でした。
この、歩いてきた散策路の方向から聞こえてきました…物凄い音が響くものですね…;
散策路を通過するタイミングが、もう少し遅かったら…と考えると、背筋が寒くなりました;;
無事にここまで辿り着いたことを、再び神様に感謝して、松原諏方神社の下社へも、お詣りします。
<長野県小海町の高原へ-17>>
あわや雪崩に!無事で何よりです。
雪は綺麗だけれども危険も伴いますね。
しかし今日の京都の積雪量は20年ぶりとも言われてますがよく降りましたよね。
念願の金閣寺に行ってきましたが凄い人でした・・・。
この日は、本当に素晴らしい快晴に恵まれて、残雪と青空、そして湖とのコントラストに見とれどおしでした。
小さな雪崩でも、雪の落ちる時の音(というより地響き?)は、物凄いものだと、雪崩の恐ろしさを、少し実感しました。
雪の金閣寺…昭和天皇崩御の日に、訪れた記憶があります…その時は静かな佇まいでした。
日曜日は、本当に物凄い雪に驚きましたが、身に降りかかった災いへの対処に手一杯の1日となってしまいました;
体調を崩してしまい、一時は救急を呼ぶほどに症状が悪化、現在療養中です。
気力と体力が回復するまで、暫くブログの更新をお休みさせていただきますので、何卒ご理解くださいますよう、お願い申し上げます。