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一週間前、八瀬の瑠璃光院を初めて訪れましたが、ゆっくりと拝観することができなかったので、日を改めて再訪しました。
先週に訪れた時はまだ紅葉には少し早い時期でしたが、一週間経過して色付きも進んでいることだろうし、人出も早い時間の方がまだマシだろうと、開門時に拝観することにしました。
<瑠璃光院>
< 地 図 >
<秋の比叡山横断2012-1~八瀬 瑠璃光院>(一週間前訪問時の記事)
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瑠璃光院の開門は10時、開門時には既に列ができていました;
長蛇の…という程ではなかったので、すんなりと入ることができました。
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お堂に入り二階へと上がって、早速「瑠璃の庭」を眺めます。
一週間前と比べて、やはり紅葉は進んでいます!
木によって紅葉の進み具合がそれぞれ異なっていて、色の競演を楽しめました♪
また、この日は生憎の雨天でしたが、降雨が却って風景をしっとりとさせて、情緒豊かな、落ち着いた眺めを堪能することができました^^
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地面の苔の鮮やかな緑とのコントラストが、見事です。
落葉の紅や黄のアクセントにも、目を奪われてしまいます!
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もみじの小さな一葉一葉がたくさん集まると、繊細で独特の質感を伴った、何とも不思議な感じに見えます。
変換すると「紅葉」となるように、「もみじ」といえば「紅」ですが、このように黄色や薄紅のような色のものも、見応えがあって魅力的ですね。
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そぼ降る雨に濡れて光る紅の葉の美しさには、息を呑む他ありません。
葉先から滴る滴が背景の闇に浮かび上がる様や、これも背景となっている、おびただしい緑と紅との小さな葉形模様にも、目を奪われどおしでした!
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瑠璃の庭を、今度は一階から眺めます。
結構感じが変わるものですね。
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一週間前の訪問時は時間配分を誤り、涙を呑んで断念したお茶菓子に、今回は血眼となって首尾良くありつきました(^г^)
お抹茶は、超久々~♪
今回早い時間帯に訪れたのは人出のまだ少ないと思われる時間帯を狙ったのですが、その最優先の理由がこのお茶席で良い場所を確保することであったことはヒミツですw
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「八瀬氷室」というお菓子…宇治金時をいただきました。
傍らには、もみじの葉が添えられて、風流です。
苔生す紅葉の庭を眼前に眺めながらいただくお茶とお菓子…なんとも優雅で心和む、周囲の喧噪も気にならず自分の世界に浸れますね(^^;
お菓子は、小豆の柔らかい感じの甘い風味が絶妙な、とても上品なお味でした。
しゃりしゃりした寒天の食感も素晴らしかったです!
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散った葉の一つ一つも、どうしてこうも情感豊かな感覚を掻き立てられるのでしょうか…。
雨に濡れているのも、いつにも増して情緒的になっているのでしょう…。

コントラストの妙で魅せられます!
散ったもみじの葉が地上に描く、カラフルな点描も綺麗です。
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日光を浴びて透き通るような輝きを放つ眺めも素晴らしいですが、こうして雨に濡れたもみじも好天時とは全く異なる趣を以て、好天時に劣らず素晴らしい眺めであることを、今回程実感したことはありませんでした。
苔もまた、雨との相性は抜群ですね。
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縁側や軒先は、いい感じのコントラストになりますね!
鮮やかな紅葉や苔が、一層引き立ちます。
この一階からでも、色付きの一週間前との差が分かります。
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庭石の落葉…偶然の妙の極致のようにも思えました!
濡れ具合、色艶具合、庭石への映り具合、何もかももう釘付けに…!!
撮影後の画像確認で、石に撥ねた滴の水玉まで写っていることに気付き、トドメをさされました。
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何なのでしょうね、この情感…(´▽`)
言葉も失い、ただただ見つめるのみです。
水玉は、本当に真球形をしているのですね!
不思議な感じに写るものです^^
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こちらも、不思議な滴の舞です♪
どうしたらこのような形となるのか、皆目見当もつきません;
滴り落ちた所を中心に、波紋が円形に広がっていきます。
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本堂からの、「喜鶴亭」方向への眺め。
一週間前の画像は、こちらをどうぞ。
山に掛かる雲が、幽玄の雰囲気を醸します。
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石灯籠も苔むしています。
正面の紅葉の向こうにもう一つの庭園、「臥龍(がりょう)の庭」があります。
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喜鶴亭から、臥龍の庭です。
こちらも、雨に濡れてしっとりとした風情で迎えてくれました。
喜鶴亭は茶庵だけあって、臥龍の庭も、優雅な瑠璃の庭と比べてストイックさを感じる佇まいです。

池の水面を叩いて跳ね上がる雨粒が、静かに佇む庭にあって唯一動きのある存在となっています。
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拝観順路の最後、出口の手前では、お茶席で出されたお菓子を販売していました。
このような故事に因んで、命名されたのですね。
お菓子の形は、切り出した氷を模したものでしょうか。
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先程いただいた、八瀬氷室の宇治金時、ショーケース内の陳列。
あと二種類あったのですが、失念しました(-_-;)
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何故か撮影しただけで満足してしまい、購入しませんでした。
「何故買わなかったのだろう」と、拝観を終えた後で激しく後悔しました。
…これは、また「宿題」なのでしょうかw
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雨もみじの素晴らしさを実感しつつ、満足してお堂を後にして、山門へと続く参道を歩きます。
ここでも色付いたもみじが見送ってくれます。
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山門の上にも、大きなもみじの木が覆い被さるように枝を広げています。
既に散りもみじが、山門の屋根瓦の上を美しく彩っていました。
枯れ色なのに、何故か目を引く散りもみじで最後まで目と心とを潤してくれる瑠璃光院、毎年訪れたくなる、素敵なお寺でした。
雨の日も、もみじ狩りには◎と教えてもらった、貴重な拝観の機会に巡り会った幸運を悦びながら、瑠璃光院を辞去しました。
先週に訪れた時はまだ紅葉には少し早い時期でしたが、一週間経過して色付きも進んでいることだろうし、人出も早い時間の方がまだマシだろうと、開門時に拝観することにしました。
<瑠璃光院>
< 地 図 >
<秋の比叡山横断2012-1~八瀬 瑠璃光院>(一週間前訪問時の記事)
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瑠璃光院の開門は10時、開門時には既に列ができていました;
長蛇の…という程ではなかったので、すんなりと入ることができました。
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お堂に入り二階へと上がって、早速「瑠璃の庭」を眺めます。
一週間前と比べて、やはり紅葉は進んでいます!
木によって紅葉の進み具合がそれぞれ異なっていて、色の競演を楽しめました♪
また、この日は生憎の雨天でしたが、降雨が却って風景をしっとりとさせて、情緒豊かな、落ち着いた眺めを堪能することができました^^
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地面の苔の鮮やかな緑とのコントラストが、見事です。
落葉の紅や黄のアクセントにも、目を奪われてしまいます!
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もみじの小さな一葉一葉がたくさん集まると、繊細で独特の質感を伴った、何とも不思議な感じに見えます。
変換すると「紅葉」となるように、「もみじ」といえば「紅」ですが、このように黄色や薄紅のような色のものも、見応えがあって魅力的ですね。
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そぼ降る雨に濡れて光る紅の葉の美しさには、息を呑む他ありません。
葉先から滴る滴が背景の闇に浮かび上がる様や、これも背景となっている、おびただしい緑と紅との小さな葉形模様にも、目を奪われどおしでした!
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瑠璃の庭を、今度は一階から眺めます。
結構感じが変わるものですね。
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一週間前の訪問時は時間配分を誤り、涙を呑んで断念したお茶菓子に、今回は
お抹茶は、超久々~♪
今回早い時間帯に訪れたのは人出のまだ少ないと思われる時間帯を狙ったのですが、その最優先の理由がこのお茶席で良い場所を確保することであったことはヒミツですw
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「八瀬氷室」というお菓子…宇治金時をいただきました。
傍らには、もみじの葉が添えられて、風流です。
苔生す紅葉の庭を眼前に眺めながらいただくお茶とお菓子…なんとも優雅で心和む、周囲の喧噪も気にならず自分の世界に浸れますね(^^;
お菓子は、小豆の柔らかい感じの甘い風味が絶妙な、とても上品なお味でした。
しゃりしゃりした寒天の食感も素晴らしかったです!
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散った葉の一つ一つも、どうしてこうも情感豊かな感覚を掻き立てられるのでしょうか…。
雨に濡れているのも、いつにも増して情緒的になっているのでしょう…。
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コントラストの妙で魅せられます!
散ったもみじの葉が地上に描く、カラフルな点描も綺麗です。
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日光を浴びて透き通るような輝きを放つ眺めも素晴らしいですが、こうして雨に濡れたもみじも好天時とは全く異なる趣を以て、好天時に劣らず素晴らしい眺めであることを、今回程実感したことはありませんでした。
苔もまた、雨との相性は抜群ですね。
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縁側や軒先は、いい感じのコントラストになりますね!
鮮やかな紅葉や苔が、一層引き立ちます。
この一階からでも、色付きの一週間前との差が分かります。
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庭石の落葉…偶然の妙の極致のようにも思えました!
濡れ具合、色艶具合、庭石への映り具合、何もかももう釘付けに…!!
撮影後の画像確認で、石に撥ねた滴の水玉まで写っていることに気付き、トドメをさされました。
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何なのでしょうね、この情感…(´▽`)
言葉も失い、ただただ見つめるのみです。
水玉は、本当に真球形をしているのですね!
不思議な感じに写るものです^^
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こちらも、不思議な滴の舞です♪
どうしたらこのような形となるのか、皆目見当もつきません;
滴り落ちた所を中心に、波紋が円形に広がっていきます。
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本堂からの、「喜鶴亭」方向への眺め。
一週間前の画像は、こちらをどうぞ。
山に掛かる雲が、幽玄の雰囲気を醸します。
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石灯籠も苔むしています。
正面の紅葉の向こうにもう一つの庭園、「臥龍(がりょう)の庭」があります。
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喜鶴亭から、臥龍の庭です。
こちらも、雨に濡れてしっとりとした風情で迎えてくれました。
喜鶴亭は茶庵だけあって、臥龍の庭も、優雅な瑠璃の庭と比べてストイックさを感じる佇まいです。
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池の水面を叩いて跳ね上がる雨粒が、静かに佇む庭にあって唯一動きのある存在となっています。
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拝観順路の最後、出口の手前では、お茶席で出されたお菓子を販売していました。
このような故事に因んで、命名されたのですね。
お菓子の形は、切り出した氷を模したものでしょうか。
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先程いただいた、八瀬氷室の宇治金時、ショーケース内の陳列。
あと二種類あったのですが、失念しました(-_-;)
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何故か撮影しただけで満足してしまい、購入しませんでした。
「何故買わなかったのだろう」と、拝観を終えた後で激しく後悔しました。
…これは、また「宿題」なのでしょうかw
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雨もみじの素晴らしさを実感しつつ、満足してお堂を後にして、山門へと続く参道を歩きます。
ここでも色付いたもみじが見送ってくれます。
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山門の上にも、大きなもみじの木が覆い被さるように枝を広げています。
既に散りもみじが、山門の屋根瓦の上を美しく彩っていました。
枯れ色なのに、何故か目を引く散りもみじで最後まで目と心とを潤してくれる瑠璃光院、毎年訪れたくなる、素敵なお寺でした。
雨の日も、もみじ狩りには◎と教えてもらった、貴重な拝観の機会に巡り会った幸運を悦びながら、瑠璃光院を辞去しました。
庭石の落葉のお写真もさすがの腕前、素晴らしいですね。
素敵なお庭を見ながらゆっくりとお茶を楽しむ、いい時間ですね☆
昨日は雨で断念、今日は紅葉を見に行こうと思っていたら市内中心部ガラガラ、東西南北混み混みでまさにドーナツ状態。結局紅葉見に行かずとなりました・・・・^^;
瑠璃光院、行ってみようかな~、小豆のお菓子にそそられてます(笑)
情緒豊かな光景の写真の一枚一枚、本当に素晴らしいです。。
京都のおみやげでいただいた和菓子があまりに美味で、探していたらブログに偶然、辿り着きました!
きれいな写真を楽しみにまたのぞかせていただきます。
ありがとうございました!
こんな紅葉の素晴らしい時期に仕事で京都に行けるなんて羨ましい限りですが、もうちょっと早く教えてくれたら、比叡山や瑠璃光院へも行くように勧められたのに、残念。
紅葉と苔が織り成す素晴らしいハーモニー、紅葉の見所が沢山ある郷土でもなかなか出会えないく光景ですよね。
紅葉の見頃はあと一週間ぐらいでしょうか。
数日後には一面に広がる赤い絨毯が見られるかもしれませんね。
宇治金時、是非買いに行ってください!
庭石の落葉は、ただ石の上に落ちただけなのに、どうしてこうも心の琴線に触れるのだろう、と、心奪われてしまいました!
滴る滴が写ったのは、正に僥倖の一瞬で、画像の整理時に気付きましたが、ラッキーでした。
その雨の日の拝観でしたが、雨の情感も素敵ですよ♪
瑠璃光院、眺めもお茶菓子もお勧めですねw
秋の特別拝観は12月10日までなので、ご注意ください。
拙いブログですが、是非今後もお気軽にお越しくだされば、とても嬉しいです^^
瑠璃光院、八瀬の奥まった所にひっそりと佇む雰囲気も素敵なお寺でした。
お褒めのお言葉もありがとうございます。
雨に濡れたもみじや苔の醸し出す情緒が、本当に目を離せない位に素晴らしいお庭でした。
素晴らしい眺めにこうして巡り会えることも、とても幸せな気分にしてくれるものですね。
隠れ家的な瑠璃光院、機会がありましたら是非ご訪問になってみてください。
記事での紹介、時期遅れにならぬよう必死の毎日更新で頑張ったのですが、これが限界でした…すみません;
この瑠璃光院が出色なのは、仰るように苔の存在が大ですね。
今回は、これに加えて雨の効果が、こんなにも劇的に風景の感じ方を刺激することに衝撃を受けました!
これからは、雨の日にいそいそお寺巡りをしそうですw
京都の紅葉は、場所にもよりますが街中や南の方では、再来週の12月初め頃位までは、何とか保ちそうな気もします。
宇治金時、買いに行って参ります(@_@)
本来お茶と和菓子系は苦手なのですが、八瀬氷室の宇治金時はぜひいただいてみたいと思いました!
華麗な中にも、華美に過ぎることのない品の良さと、枯れ往く前の美しさでの詫び寂びを思い起こす情緒が、プー太郎さんの心の琴線に触れたのだと思います^^
着物の柄というのも、結構こうした自然からのインスピレーションによるところが大きいのでしょうね。
お茶が苦手で、お寺でのお茶菓子を遠慮なさる方も多いと聞きます。
八瀬氷室は、私にはあっさり控え目で上品な甘みを感じました。