時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

北を目指す旅-10~日本海を眺める新潟行

2016-06-20 18:15:14 | 中部/日本
 一夜明けた2日目の朝は、まず新潟へ向けて、糸魚川を出発します。

 <<北を目指す旅-09>

 新潟まで直行する快速電車の車窓からは、日本海の広がる雄大な風景を、しばらくの間、眺め続けることができました。
 やがて、日本海と別れを告げて内陸部へと入り、田園地帯から市街地へと、変化に富んだ眺めを楽しみ、新潟へと到着しました。


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 糸魚川で迎えた旅行2日目の朝、宿泊した「ホテルジオパーク」で、朝食をいただきます。

 糸魚川発の電車の時刻の都合で、少々早い時間の朝食となりましたが、予定していた新潟での昼食までお腹を持たせるために、しっかりと完食。
 米、野菜、肉、魚、玉子、大豆…栄養バランスも、バッチリですよね!?



 糸魚川駅の表玄関である日本海口は、ホテルの真正面で、徒歩僅かに1分!

 抜群のアクセスは、殊に慌ただしくなる朝の時間帯には、本当に助かりました♪

 前夜の雨で、路面が濡れていますね。
 この日も朝から雲が多く、晴れるか雨となるかはっきりしない天候でした。



 一日一本だけ設定がある、糸魚川発新潟行の快速に乗車して、新潟へと旅立ちます。

 糸魚川出発は、7時58分。
 新潟まで、2時間35分の行程です。

 この快速には、元々は特急用であった485系電車が充てられています。
 特急並みの車内環境を、特急料金なしで利用することができる、お得な快速です^^



 この快速、最後部の車両の半室が、グリーン車(自由席)となっています。
 普通車よりも大型の、ゆったりとしたシートが16席配置されています。

 糸魚川~直江津の、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの区間では、グリーン料金なしで乗車可能!
 グリーン料金は、JR東日本の区間である、直江津~新潟の区間で必要となりますが、糸魚川駅のみどりの窓口(北陸新幹線のりば側にあるJR西日本の窓口)で、グリーン券を購入することができました。



 えちごトキめき鉄道のリゾート列車、「えちごトキめきリゾート雪月花(せつげっか)」の運行開始記念入場券を、購入しました!
 二つ折りとなった立派な台紙付の、えちごトキめき鉄道主要駅の硬券入場券セットです。
 窓口の案内が目に入り、駅員さんに尋ねると、まだ購入可能とのことでした。
 (画像クリックで、別ウィンドウ(台紙の内側の画像)が開きます)

 「えちごトキめきリゾート雪月花」は、平成28年(2016年)4月から、えちごトキめき鉄道の上越妙高~妙高高原~糸魚川の区間で運行を始めた、リゾート列車。
 妙高の山々と日本海という、えちごトキめき鉄道が誇る新潟県上越地方の風景をワイドな車窓から眺めながら、沿線の恵みから作られた食事を楽しむコンセプトの、観光列車です。
 使用車両も、一般車両からの改造ではなく全くの新造車両という、えちごトキめき鉄道の本気の気合の入れようが分かりますね。
 そのうち、乗車してみたいものです。

 因みに、日本海ひすいライン(市振~糸魚川~直江津)と同様に、えちごトキめき鉄道のもう一つの路線である妙高高原~上越妙高~直江津の区間には、「妙高はねうまライン」の名称が付けられました。



 快速は、7時58分の定刻に糸魚川を出発。
 しばらくすると、日本海の海岸に沿って走行します。

 「日本海ひすいライン」という、日本海を冠する路線名称に相応しい、ダイナミックな車窓風景がいっぱいに広がる中を、東へひた走ります。



 糸魚川から約30分で、直江津へ到着しました。
 上越妙高、妙高高原方面(妙高高原でしなの鉄道に乗り換え、長野方面へと至ります)へ向かう、妙高はねうまラインとの乗換駅です。

 糸魚川→新潟の快速の運行区間で、えちごトキめき鉄道の区間は、この直江津まで。
 直江津から新潟までは、JR東日本の信越本線を走行します。



 直江津を出発して市街地を抜けると、信越本線も程なく日本海の海岸に寄り添います。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 レールのすぐ隣が浜辺となっている景色の中を、快速は疾走していきます。

 今にも雨が降ってきそうな、どんよりとした空模様…荒涼とした、日本海らしい雰囲気が醸し出されていました。



 学生時代の頃から、北海道や東北との往復で、日本海縦貫ルートの一部であるこの区間を何度か利用していますが、中間の明るい時間帯での利用は今回が初めてであり、ここまで車窓間近に迫る波打ち際を眼前にして、テンションも上がりますw
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 本当に、思っていた以上の海の近さに驚きました!



 信越本線沿線の海岸風景は主に砂浜でしたが、所々このような、岩礁の場所も見られました。

 撮影のタイミングは外してしまいましたが、波が岩に砕ける眺めは、見応えがありますね。



 終始日本海を眺め続ける、素晴らしい眺望です。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 この区間は、ホームが波打ち際のすぐ隣というような駅もあり、そうした駅へも、いつかゆっくりと訪れてみたいですね。



 雨に濡れた砂浜の暗い色調が、5月に入ったというのに、寒々とした感覚を呼び起こします。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 流石にここまで天気が悪いと、海岸に人影を見ることはありませんでした。

 この、「いかにも日本海」というような海の眺めは、糸魚川から1時間程で到着した柏崎まで、断続的に続きました。
 乗車時間としては、柏崎から先の区間の方が30分位長いのですが、日本海の雄大な光景が記憶に焼き付いたせいか、柏崎までの景色の方をより長く眺め続けていた印象があります。



 柏崎を過ぎると、信越本線は日本海に別れを告げて、内陸部へと分け入ります。

 インパクトの点では日本海に及ばないものの、垂れ込めた雲の掛かった低い山並みに抱かれた田園の眺めもまた、情感深い風景でした。



 長岡の少し手前で、日本一長い川である、信濃川を渡ります。
 河口のある新潟までは、あともう少しの距離がありますが、川幅も広がってゆったりと流れている様子は、既に大河の貫禄十分。

 長岡から先、沿線に家並みが増えると共に、快速もこまめに停車するようなり、新潟へ向かう乗客で車内も混雑してきました。



 新潟の郊外は、広々とした平野部一面に田園がを見渡す風景も健在。
 米どころ・新潟を彷彿とさせてくれます。

 5月に入り、かなりの田んぼには、既に水が引き入れられていました。

 新潟終着まで、あと20分強。
 快速電車の旅も、そろそろラストスパートへ入ります。



 糸魚川から2時間35分の道程を走破した快速は、10時33分の定刻に新潟へ到着しました。

 政令指定都市である新潟市のターミナル駅だけに、大勢の乗客が電車からホームへ続々と降り立ち、改札口へと人の流れを形作ります。



 糸魚川から175.1kmの距離を疾走してきた、485系電車。
 大勢の乗客を降ろし終えて、ホームでホッと一息ついているかのように佇んでいました。
 お疲れさま!

 次々と移りゆく、素敵な車窓風景を披露してくれた485系電車とも、ここでお別れ。
 労を労ってから、途中下車すべく、改札口へ向かいました。

 <北を目指す旅-11>>



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