時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

2015 バスク・バルセロナ紀行-08~小さな港町アルミンツァでのんびりランチ

2016-02-29 07:44:40 | スペイン
 ブトロン城の見学を終えた後、北へ車を走らせて海辺の小さな町へ。

 <<2015 バスク・バルセロナ紀行-07>

 漁港のある、こぢんまりとした浜辺の集落には、13:00を少々回った頃に到着しましたが、既にシエスタモードに突入したかのような静寂ムード。

 ほとんど人の姿を見掛けない通りをそぞろ歩き、行き当たったレストランで遅めのランチをいただきました。




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 ブトロン城(バスク語:Butroeko gaztelua スペイン語:Castillo de Butrón)を出発して北へ約13km、海辺にある小さな町、アルミンツァ(Armintza)へ到着。

 町と書きましたが、漁村と言ってもいいレベルに、市街地はこぢんまりと纏まって、いい雰囲気♪

 時刻は13:00を過ぎていて、昼下がりの時間帯。
 この日は平日でしたが、通りに人影はなく、眠りに就いているかのような街並み…既にシエスタに入っているのでしょう。。。



 半ば昼食抜き覚悟で通りを彷徨うこと少々…1軒のバルらしきお店発見!
 しかも、扉空いているし^^

 ということで、このお店へ GO!

 食虫植物へ飛び込む、空腹の昆虫のイメージが、脳裏を過ぎりましたw



 味のある、お店の大きな看板。

 「BEGOTXU(ベゴチュ)」という店名の、レストランのようです。



 通りから店内へ入ってすぐは、バルのスペースでしたが、お邪魔した時は閉店状態。
 お店の人に、「食事か?」と訊かれて頷くと、奥へ行くように促された先は、田舎町にしては席数が多い、レストランのスペースとなっていました。

 壁や天井の梁や、重厚な椅子…地元の郷土色豊かな雰囲気を演出していますね。



 壁に掛かっている、様々な民芸品が、目を惹きます。

 椅子や煉瓦のダークブラウンと、壁面の明るいグリーンとが、いいバランスを保っている、素敵なセンスです。



 煉瓦の上にも、オブジェがいっぱい。

 屋根に「エストニア」と読める家の隣には、いかにもアフリカンな(偏見かな;)物体が…世界中の民芸品が置かれているようですね。
 お店のオーナーが、世界を巡って収集したのでしょうか。



 店内を興味深げにキョロキョロしているうちに、最初の料理が運ばれてきました。
 小さな器に、トマトソースで和えられたヒヨコ豆がてんこ盛り!

 ホクホクとしたヒヨコ豆、トマトソースの酸味の効いた風味とも良く合って、美味しくお腹にも優しくいただきます♪



 日中は運転するので、飲み物はソフトドリンク。
 コカ・コーラも、久々に飲んだような気がする…w

 缶で出てくるとは、予想外でした。
 そういえば、缶入りのコカ・コーラも、長いことお目に掛かっておらず、何か新鮮な気分でいただいていました^^



 うっかり頼んでしまった、ドカンと大盛りのパスタw
 ブレました;

 アラカルトを色々頼むには、スペイン語力が遙かに不足していたので、「この日のランチ」的なメニューとなったのですが、英語が通じないお店の方のスペイン語と、スペイン語が分からない私の英語との、チグハグ会話wで、「パスタもできるよ~」らしきお店の方の言葉に、つい「Si」と応えてしまい、出てきたパスタの衝撃のボリュームに、「ここはヨーロッパだった…!!」と、後の祭りの迂闊さを呪いました(^^;)

 盛り付け、茹で加減共に、残念であったパスタ…やはり、パスタは、長靴の格好をしたお国(その1/その2/その3)(←世界的なリゾート地との比較で、ちょっとイジワルですが…)が、ピカイチですね!
 それでも、ヒヨコ豆同様、トマトソースの爽やかな酸味に食欲を促されてしまい、完食;



 このランチのメインは、フライドフィッシュ。
 大皿にこれまたドッサリのボリュームで、魚とポテトのフライが豪快に載ってきました~!
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 この魚もこの港の水揚げだろうか?…等々思いながら、ナイフとフォークを付けました(^г^)

 フライドポテトのテカりように、ウットリ…w



 この白身魚の身は、脂も乗っていて、美味しくいただけました^^

 …山盛りパスタ&付け合わせのたっぷりフライドポテト(サクサクの絶品でした!)でも、かなり胃袋が満たされてもいたので、遅めのランチでかなりの空腹ではあったものの、後半は少々キツかったですが、美味しさには勝てずに、こちらも完食(ちょっとひと休み中の画像ですが…)。
 文字どおりの、満腹ですw



 食後のコーヒーは、エスプレッソで。

 お腹いっぱいになると、やはり幸せな気分になれますね♪
 豪勢で飾らない、田舎町での素朴なランチタイムでした。

 <2015 バスク・バルセロナ紀行-09>>



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (タヌ子)
2016-03-02 09:01:18
やはり食事時間が遅く、シエスタが長いギリシャでは、3時ぐらいにランチを取る人が多かったです。
このお店も空いてるですが、きっと13時でも早すぎるのでしょうね。
ヨーロッパのパスタは冒険ですよね。
スペインもフランス同様、アルデンテとは程遠いものなのですね。
ヒヨコマメのトマトソース煮込みと素朴なフィッシュフライが美味しそう。
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Unknown (プー太郎)
2016-03-02 21:18:00
同じフライでもイギリスのフィシュ&チップスをみても全く食欲はわかないのに、このシンプルな海辺のフライドフィシュを見ているだけでスペインへ行きたくなります。
極細パスタのフィデウアをいただいたことはありますが、スペイン人は、やはりお米が主体なのでしょうか。
海外で携帯を使いながらメニューの単語を調べている人達をよく見かけます。
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タヌ子さん。 (taろう)
2016-03-02 22:01:31
確かに、ランチの前にシエスタに入っているのかもしれませんね…とにかく、街に人の気配がほとんどなかったのが、日本では味わえない、新鮮な印象でした。
イタリアで、アルデンテのパスタが普通に味わえたので、つい油断してしまいました(^^;)
こうしてみると、日本のパスタは、極上のレベルにあるのですね!
パスタは残念でしたが、他のメニューは、美味しい素材の味をストレートに楽しむことができました。
トマトソースの良く効いた酸味が、病み付きになる旨さでした!
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プー太郎さん。 (taろう)
2016-03-02 22:09:32
仰るとおり、このメニューも、完全に「フィッシュ&チップス」ですよね…英国のものと何が違うのか、実に不思議です。
スペイン人の方が、食いしん坊なので、美味しくいただけるように心を砕くのかもしれません!?
良く脂の乗った白身魚の身は、旨味もたっぷりな美味しさで、ついつい食べ過ぎてしまいましたw
このパスタにせよ、パエリアにせよ、スペインの人は、柔らかめが好きなのでしょうか。
携帯で翻訳するゆとりも持てませんでした(爆)
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