あるがままに感じること全てに感動を覚えていた至福のひと時にも、ひとまず終わりの時がやって来ました…。
遠くに風の音を聴きながら、目の前に広がる絶景を恣に見つめていた湖畔の集落跡の廃墟を後にして、プトレへの帰途につきます。
<スリレ塩湖~プトレ>
(リンク先画面左の3Dボタンをクリックするとルートが3Dで進みます←Google Earth)
(ルートの表示位置や縮尺等はディスプレイの解像度やお好みに合わせて適宜調節してください)
A:スリレ塩湖 湖畔からの合流地点
B:プトレ
<上記ルートA地点(Ruta A-31)~スリレ塩湖 湖畔>
(リンク先地図上では道路となっていないため Google Earth にはなりますがルートは進みません)
(ルートの表示位置や縮尺等はディスプレイの解像度やお好みに合わせて適宜調節してください)
(リンク先地図を拡大すると湖畔の集落跡が判別できます)
(リンク先地図が航空写真でなければ地図右上の航空写真ボタンをクリックしてください)
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【謹告】
この記事で紹介したプトレからスリレ塩湖自然遺跡にかけての地域は、標高が3,600m~4,000mを超える高地で非常に厳しい自然条件下にあり、特に高山病を発症する危険の高い地域です。
この地域(当然ながら他の高地でも同様です)に関心をお持ちになってご旅行を決断された場合は、渡航前に高山病に対する理解を深めておかれますよう、強く警告します。
高山病は最悪の場合死に至ることもあり、対応を誤ると危険な疾患です。
せっかくのご旅行を台無しにしないためにも、くれぐれも軽くお考えにならずに高山病についての理解を得た上で、この地域の素晴らしさを存分に実際の肌でお感じになり、お楽しみになれますことを心から願っています。
下記のリンクは、私が旅行前に参考にした日本旅行医学会のコラムです。
読み易い文章で良く纏められていて、高山病の予防薬についての言及もあります。
高山病で死なないために (日本旅行医学会)
なお、この記事やこの謹告をお読みになって為された行為により生じたいかなる事象や結果について、弊ブログと管理人は一切の責を負いません。
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スリレ塩湖の湖畔にあった集落跡近くの湖岸の草原は、葉が針状をしたハリネズミのような草は比較的少なく、リャマ等の動物達がその草を黙々と喰んでいました。
対岸の名もなき高峰は、眺める角度を違えるとこのような美しい三角形の稜線を見せてくれました。
動物たちが視界から外れると、唯一雲が浮かぶ空のみが表情を変える中、風の歌が静かに響き渡っていました。
何をするでもなく、ただ風景の一部となって佇むだけでこの上ない至福のひと時を与えてくれたスリレ塩湖…別れの時が来てしまいました。
これまで辿って来た道を引き返し始めます。
このままずっと佇んでいたい、戻りたくない思いで一杯でした。
対岸の峰の頂には、再び雲が湧き上がるようにかかってきて、こちら側の青空の方にまで垂れ込め始めました。
再び対岸は黒い雲に覆われつつありました。
本当に目まぐるしく変わる山の天候です。
後ろ髪を引かれる思いで、スリレ塩湖との別れを惜しんでいました。
往路に見たフラミンゴ達も何処かへと姿を消し、静寂の戻った湖面には対岸の峰と空に浮かぶ雲の姿が映り込んで、最後の幻影を見ているかのようでした。
アンデス山中深くにひっそりと佇んでるスリレ塩湖…街道からは二重にはずれている(国際道路とダートな一本道)立地の悪さから訪れる人も稀ですが、それだけに心に静かに語りかけてくるような印象は、この旅行の中で際立っていました。
手間と時間をかけて来た価値は充分過ぎる程にあったと心からそう思えた場所であり、そのようなスリレ塩湖に目を留めた自分を褒めてやりたくなりましたw
スリレ塩湖 "Salar de Surire"…是非機会を見つけて再訪したい、私にはとっておきの場所となりました^^
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スリレ塩湖からプトレへの帰路、アルティプラーノ真っ只中!という感じです。
少々車外へ出て休憩しています。
この帰路では、遂に高原上でいきなりの激しい豪雨に見舞われました!
それまで何ともなかったのに、急に目の前が暗くなったと思う間もなくバケツをひっくり返したような凄まじい雨となり、ワイパーを最速にしても全く見通しが利かず、雨自体から初めて恐怖を感じました;;
このダートな道中には途中何回か川を渡る箇所があり、当然橋等架かっておらず、川の流れを車でザブザブ横断するという野趣溢れる渡河の方法で、こんなに激しい雨で川を渡れるのか不安になりましたが、幸い数分でまた何事もなかったかのようにいきなり雨が止み、川も無事渡ることができました。
同道させていただいたガイドさんとスイス人のご夫妻はこの日直接アリカへ向かうとのことだったので、国際道路11号線のプトレへの分岐で別れました。
ご一同のご厚意なしに、スリレ塩湖行の大成功はありえませんでした!
篤く御礼申し上げ、ここでも名残惜しい別れの場面となりました(´-`)/~
私はプトレのホテルでもう1泊するので、前日から宿泊していたホテル「オステリア・ラス・ビクーニャス "Hosteria las Vicuñas"」に戻りました。
ダートな道を駆け抜け、川に入り、激しい豪雨にも打たれ、相棒のビターラ・グランデはドロドロ…;
本当に良く走ってくれて、「ご苦労さま」とその労をねぎらい、翌日の走行まで休んでもらいます。
2003年の初日の入りw
空に浮かぶ雲を幻想的な色彩の輝きに燃え立たせた夕日を背にして、建物や電柱等の構造物そして山の稜線も、それぞれが美しいシルエットとなって、この景色をより情緒豊かな雰囲気に盛り上げています。
スリレ塩湖で過ごした感動的な1日に相応しい、それは素晴らしいフィナーレでした。
遠くに風の音を聴きながら、目の前に広がる絶景を恣に見つめていた湖畔の集落跡の廃墟を後にして、プトレへの帰途につきます。
<スリレ塩湖~プトレ>
(リンク先画面左の3Dボタンをクリックするとルートが3Dで進みます←Google Earth)
(ルートの表示位置や縮尺等はディスプレイの解像度やお好みに合わせて適宜調節してください)
A:スリレ塩湖 湖畔からの合流地点
B:プトレ
<上記ルートA地点(Ruta A-31)~スリレ塩湖 湖畔>
(リンク先地図上では道路となっていないため Google Earth にはなりますがルートは進みません)
(ルートの表示位置や縮尺等はディスプレイの解像度やお好みに合わせて適宜調節してください)
(リンク先地図を拡大すると湖畔の集落跡が判別できます)
(リンク先地図が航空写真でなければ地図右上の航空写真ボタンをクリックしてください)
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【謹告】
この記事で紹介したプトレからスリレ塩湖自然遺跡にかけての地域は、標高が3,600m~4,000mを超える高地で非常に厳しい自然条件下にあり、特に高山病を発症する危険の高い地域です。
この地域(当然ながら他の高地でも同様です)に関心をお持ちになってご旅行を決断された場合は、渡航前に高山病に対する理解を深めておかれますよう、強く警告します。
高山病は最悪の場合死に至ることもあり、対応を誤ると危険な疾患です。
せっかくのご旅行を台無しにしないためにも、くれぐれも軽くお考えにならずに高山病についての理解を得た上で、この地域の素晴らしさを存分に実際の肌でお感じになり、お楽しみになれますことを心から願っています。
下記のリンクは、私が旅行前に参考にした日本旅行医学会のコラムです。
読み易い文章で良く纏められていて、高山病の予防薬についての言及もあります。
高山病で死なないために (日本旅行医学会)
なお、この記事やこの謹告をお読みになって為された行為により生じたいかなる事象や結果について、弊ブログと管理人は一切の責を負いません。
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スリレ塩湖の湖畔にあった集落跡近くの湖岸の草原は、葉が針状をしたハリネズミのような草は比較的少なく、リャマ等の動物達がその草を黙々と喰んでいました。
対岸の名もなき高峰は、眺める角度を違えるとこのような美しい三角形の稜線を見せてくれました。
動物たちが視界から外れると、唯一雲が浮かぶ空のみが表情を変える中、風の歌が静かに響き渡っていました。
何をするでもなく、ただ風景の一部となって佇むだけでこの上ない至福のひと時を与えてくれたスリレ塩湖…別れの時が来てしまいました。
これまで辿って来た道を引き返し始めます。
このままずっと佇んでいたい、戻りたくない思いで一杯でした。
対岸の峰の頂には、再び雲が湧き上がるようにかかってきて、こちら側の青空の方にまで垂れ込め始めました。
再び対岸は黒い雲に覆われつつありました。
本当に目まぐるしく変わる山の天候です。
後ろ髪を引かれる思いで、スリレ塩湖との別れを惜しんでいました。
往路に見たフラミンゴ達も何処かへと姿を消し、静寂の戻った湖面には対岸の峰と空に浮かぶ雲の姿が映り込んで、最後の幻影を見ているかのようでした。
アンデス山中深くにひっそりと佇んでるスリレ塩湖…街道からは二重にはずれている(国際道路とダートな一本道)立地の悪さから訪れる人も稀ですが、それだけに心に静かに語りかけてくるような印象は、この旅行の中で際立っていました。
手間と時間をかけて来た価値は充分過ぎる程にあったと心からそう思えた場所であり、そのようなスリレ塩湖に目を留めた自分を褒めてやりたくなりましたw
スリレ塩湖 "Salar de Surire"…是非機会を見つけて再訪したい、私にはとっておきの場所となりました^^
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スリレ塩湖からプトレへの帰路、アルティプラーノ真っ只中!という感じです。
少々車外へ出て休憩しています。
この帰路では、遂に高原上でいきなりの激しい豪雨に見舞われました!
それまで何ともなかったのに、急に目の前が暗くなったと思う間もなくバケツをひっくり返したような凄まじい雨となり、ワイパーを最速にしても全く見通しが利かず、雨自体から初めて恐怖を感じました;;
このダートな道中には途中何回か川を渡る箇所があり、当然橋等架かっておらず、川の流れを車でザブザブ横断するという野趣溢れる渡河の方法で、こんなに激しい雨で川を渡れるのか不安になりましたが、幸い数分でまた何事もなかったかのようにいきなり雨が止み、川も無事渡ることができました。
同道させていただいたガイドさんとスイス人のご夫妻はこの日直接アリカへ向かうとのことだったので、国際道路11号線のプトレへの分岐で別れました。
ご一同のご厚意なしに、スリレ塩湖行の大成功はありえませんでした!
篤く御礼申し上げ、ここでも名残惜しい別れの場面となりました(´-`)/~
私はプトレのホテルでもう1泊するので、前日から宿泊していたホテル「オステリア・ラス・ビクーニャス "Hosteria las Vicuñas"」に戻りました。
ダートな道を駆け抜け、川に入り、激しい豪雨にも打たれ、相棒のビターラ・グランデはドロドロ…;
本当に良く走ってくれて、「ご苦労さま」とその労をねぎらい、翌日の走行まで休んでもらいます。
2003年の初日の入りw
空に浮かぶ雲を幻想的な色彩の輝きに燃え立たせた夕日を背にして、建物や電柱等の構造物そして山の稜線も、それぞれが美しいシルエットとなって、この景色をより情緒豊かな雰囲気に盛り上げています。
スリレ塩湖で過ごした感動的な1日に相応しい、それは素晴らしいフィナーレでした。
山の天気は変わりやすいから、いつも用心が必要ですね。
一度高速道路を走行中に豪雨に見舞われ、心臓が停まりそうなほどの強い恐怖を感じました。
幸い豪雨はそう長くは続かないので、のろのろ運転でどうにか切り抜けましたが、見知らぬ山道での豪雨に遭われたtaろうさんの恐怖はそれとは比べ物にならないものだったのでしょうね。
この豪雨も今となっては最後の写真の夕闇と共に、感動の塩湖への旅の思い出の大切なアクセサリーとなりましたね。
平らな高原の地形で山の上というのを忘れていた中で見舞われた豪雨はワイパーも全く歯が立たず、辛うじて赤く滲んで見えた、前を走るガイドさんの車のテールランプだけを頼りに、ビビりながらのっそり走っていました。
高速道路での豪雨も視界が利かない上に、ブレーキも効かずにスリップしたらどうしよう、という恐怖を思うと、本当に遭遇したくありませんよね。
何とか無事にプトレへ帰着できたので、この豪雨もまた、スリレ塩湖行の貴重な記憶の一片とすることができました(^^;
いつの日かただ自然だけを求めて素直な心で受け止めることのできるtaろうさんのような旅をしてみたいと思いました。
私の場合、ある街に魅かれて色々調べる中で、その周囲の自然に目が留まるとその虜になってしまうようで、チリのスリレ塩湖やクロアチアのドゥギ島等はこのパターンでした。
関心の持ち方で旅の内容は大きく変わりますが、プー太郎さんも様々な地域に関心を持たれているとお見受けしますので、興味をお持ちになった地域をリサーチするうちに、感性にフィットする自然風景にもきっと出遭えることと思います^^