niiaの中庭。その隠れ家。

「今日は中庭でなにが起こるか。」

「生きづらさ」が遠くへ行く時間の過ごし方。

2025-01-14 02:50:00 | 日記




"あなたには不幸だったのですか?
貴男には迷惑だったのですか?"

引用「17歳/ガゼット」


昔の恋愛していた頃の「辛い記憶」が愛おしく感じる。

あんなもん(記憶)を、実に暗い歌詞を織り交ぜた音楽を聴きながら、
"甘く美味しい時間"として過ごしています。

お酒が進みます。絶対何倍も美味しく感じるだろうね。
(呑めるならの話)

煙草もより美味しく感じる。
煙はより美しい景色へ。
傍には、いつものお気に入りのハーブティーを横に。

あぁ。美味しい。

好きな夜の過ごし方のひとつです。

辛い記憶なんか、嫌いな食べ物から甘いデザートへ変化していく。
特に10年以上の時を超えた記憶ほど甘い。


若い時や学生時代に、うんと悩んだ大変不向きな恋愛という概念。

それは、想像以上に悩んで病んだ頃だった。

辛いだけで、目の前の景色は暗く見える。
そんな毎日の記憶の連続だった。

音楽も芸術も何一つ楽しくない。

耳にしたくない。目にしたくもない。
良い事がなにひとつ無いものそのものだった。

学業や仕事に影響は出るしで良いこともない。「一刻も早く"そんなもの"からは解放されたい」そう心から願っていた。あの遠き日々よ。

また相手が1人現れては1人で苦しみ、悩み、得体の知れない悪魔に囚われている気分にすらなった。

イベントなんて
記念日なんて
大嫌いだった。

世間一般の恋愛論。大嫌いだった。
というよりは訳がわからないものだった。

世間との擦り合わせに悩み、訳がわからなくなり、精神科の門を叩くきっかけになった。



あれから数年の時空を超え、

そして恋愛という概念を葬り去った現在。
私は第二の人生を謳歌していた。

私が性格の悪い人間やと思われればそれまで。
人間には合う合わないがある。




"だからそばにいさせて
がんばるから"

引用:「これで良かったんです…/ガゼット」

この歌詞の繰り返し。
まさに代弁されてるのだ。

「楽しい」だなんて一度も感じたことは無かった。
合わなかったんだろう。

ただ、ほんのり楽しい子は1人居ただけ。
それだけである。


打って変わって現在、
「遠き日の記憶に、ただただ思いを馳せる」
「辛い恋愛の暗い歌詞の楽曲で昔を懐かしむ」

変な人と思われても仕方がないような、けれども自分にとっては贅沢な趣味と時間がある。

時間はそのためにとっておくもの。

自分へのほんの少しかもしれない贅沢と、甘い時間のために。
そして癒しの時間となりゆく。

時間マトリックスの中では「B」事項に入る習慣(趣味)
(「7つの習慣」より)

辛く苦しかった筈のあの頃の情景を思い浮かべては、
「あんな辛いことあったな笑」
そんな自身へ愛おしい気持ちさえ思い浮かび、ふふっと笑えていた。


ところで、
恋愛って概念を捨て去った者同士が、
仲良く楽しくただ雑談などして時を過ごせる。

そんな人間関係。
世の中には難しいのかな。

「男女の友情は成立しない」
申し訳ないが、この言葉は今でも好きになれない。


まだ遠き日の辛い記憶を、暗い歌で洗い流して笑っていたい。

煙草と好きなハーブティーとともに、甘い時間を過ごしたい。
出来るならずっとそうでありたいから。

日々感じていた「生きづらさ」が軽減していく。
「生きづらさ」から遠くなる。
そんな時間だ。


手放したくない趣味の時間の話でした。


みんな。
おやすみ。