庄内川 アユ遡上 中日新聞
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長良川のサツキマスも今年は遡上が遅いようだ。
☆テキスト版
庄内川遡上アユ2匹だけ 昨年は800匹以上
2010年5月3日
アユの遡上調査をする会のメンバーたち=名古屋市西区の庄内川で
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庄内川で例年、この時期になると遡上(そじょう)してくるアユの姿が少なく、関係者が気をもんでいる。川の浄化に取り組む市民団体「矢田・庄内川をきれいにする会」(名古屋市守山区)が1、2の両日に調査した結果、昨年と比べてアユの数が激減。同会は「天候不順が原因で遡上が遅れているのでは」と分析している。
同会は昨年に続いて矢田川、庄内川が合流する西区の庄内川橋付近の魚道に網を仕掛けてアユの数を調べた。昨年は5月2、3の両日で800匹以上が網に掛かったが、今年は2日間でわずか2匹。
同会は、「アユ遡上100万匹大作戦」と銘打ってアユがすみやすい川づくりを目指しているだけに、「どうしたことか」と心配する。
木曽川や長良川などでもアユの遡上が例年に比べて遅れている。アユは川が暖かくなると海から上ってくるとされるが、会のメンバー原彰さん(67)は、「4月が寒かったため、庄内川でも水温が上がらない状態が続いている」と指摘。「今後も調査を続けて原因を明らかにしていきたい」と話している。
(吉光慶太)
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