猛暑の“怪” 気温、エアコン記録更新も… 消費電力量は2位(産経新聞) - goo ニュース
電力需要はどのようにして算出されるのか?
そのあたりが判然としていないということが、如何にも「怪」である。
ダムを造るときに、さまざまな需要が算出されて、ダム建設が合目的化されるのだが、電力というメーターで管理されている需要さえこんな状態なのだ。
そうすると、実際に使用しなくて、垂れ流してもわからない農業用水やら、川に流れている水を一旦ダムに貯めてから戻す?という維持用水なんていうのは、果たして本当の需要といえるのか?
あぁ。恐ろしい。まさしく怪である。
☆テキスト版
猛暑の“怪” 気温、エアコン記録更新も… 消費電力量は2位
産経新聞2010年9月30日(木)15:15
■省エネ型普及? 検針日違い?
すっかり秋めいた今も、いまだ体に染みついているような今夏の猛暑。8月の平均気温は各地で過去最高を記録し、エアコンも飛ぶように売れた。ところが、最近明らかになった全国の家庭での電力消費量は、意外にも過去最高とはならず、気温が平年並みだった平成20年の“後塵"(こうじん)を拝する”結果に。「省エネ型エアコンの普及」「検針日数の違い」などの推測はあるが、はっきりとした理由はわからず謎を呼んでいる。
気象庁によると、今夏(6~8月)の全国の平均気温は、統計を取り始めた明治31年以降で最も高かった。
猛暑を反映し、エアコンも増産ラッシュに。日本電機工業会によると、8月のエアコンの出荷台数は、データが確認できる昭和47年以降で最高の84万7千台にのぼったという。
ところが、全国の電力会社10社が加盟する電気事業連合会がまとめた8月の家庭用電力販売量(速報値)は273億1800万キロワット時で、前年同月を9・5%上回ったものの、20年8月を1・7%下回り、過去2番目となった。
気象庁によると、20年8月の気温は「平年並みで、特別暑かったわけではない」という。なぜ、猛暑の今年に記録更新がならなかったのか。
関西電力の担当者は「省エネ型のエアコンが普及したことが要因かも」と推測。ある大手電機メーカーによると、省エネ型エアコンは、10年前の機種に比べて3~5割の消費電力削減効果があるという。ただ、同連合会の担当者は「2年間で急速に省エネ型が普及したとは考えにくい」と指摘する。
これに代わる推論として浮かぶのが「8月分」の定義だ。検針する日の違いで、世帯によっては7月~8月上旬の使用量を8月分に算入するケースもあるといい、必ずしもすべての世帯の8月使用量を反映した数値ではないという。
だが結局のところ、確たる理由が判然としない“猛暑のミステリー”。関係者は首をかしげている。
電力需要はどのようにして算出されるのか?
そのあたりが判然としていないということが、如何にも「怪」である。
ダムを造るときに、さまざまな需要が算出されて、ダム建設が合目的化されるのだが、電力というメーターで管理されている需要さえこんな状態なのだ。
そうすると、実際に使用しなくて、垂れ流してもわからない農業用水やら、川に流れている水を一旦ダムに貯めてから戻す?という維持用水なんていうのは、果たして本当の需要といえるのか?
あぁ。恐ろしい。まさしく怪である。
☆テキスト版
猛暑の“怪” 気温、エアコン記録更新も… 消費電力量は2位
産経新聞2010年9月30日(木)15:15
■省エネ型普及? 検針日違い?
すっかり秋めいた今も、いまだ体に染みついているような今夏の猛暑。8月の平均気温は各地で過去最高を記録し、エアコンも飛ぶように売れた。ところが、最近明らかになった全国の家庭での電力消費量は、意外にも過去最高とはならず、気温が平年並みだった平成20年の“後塵"(こうじん)を拝する”結果に。「省エネ型エアコンの普及」「検針日数の違い」などの推測はあるが、はっきりとした理由はわからず謎を呼んでいる。
気象庁によると、今夏(6~8月)の全国の平均気温は、統計を取り始めた明治31年以降で最も高かった。
猛暑を反映し、エアコンも増産ラッシュに。日本電機工業会によると、8月のエアコンの出荷台数は、データが確認できる昭和47年以降で最高の84万7千台にのぼったという。
ところが、全国の電力会社10社が加盟する電気事業連合会がまとめた8月の家庭用電力販売量(速報値)は273億1800万キロワット時で、前年同月を9・5%上回ったものの、20年8月を1・7%下回り、過去2番目となった。
気象庁によると、20年8月の気温は「平年並みで、特別暑かったわけではない」という。なぜ、猛暑の今年に記録更新がならなかったのか。
関西電力の担当者は「省エネ型のエアコンが普及したことが要因かも」と推測。ある大手電機メーカーによると、省エネ型エアコンは、10年前の機種に比べて3~5割の消費電力削減効果があるという。ただ、同連合会の担当者は「2年間で急速に省エネ型が普及したとは考えにくい」と指摘する。
これに代わる推論として浮かぶのが「8月分」の定義だ。検針する日の違いで、世帯によっては7月~8月上旬の使用量を8月分に算入するケースもあるといい、必ずしもすべての世帯の8月使用量を反映した数値ではないという。
だが結局のところ、確たる理由が判然としない“猛暑のミステリー”。関係者は首をかしげている。
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