京都府の「自然200選」に選ばれたアユモドキ生息地の近況です。
1990年代初頭からこの地でアユモドキは確認されていません。
写真説明 (小さい場合はクリックすると拡大します)
1.水路とアユモドキ生息地の銘板
2.水路は整備され、アユモドキ護岸、アユモドキ魚巣ブロックが設置してある。
水質等の条件は良好の様だが、冬季、渇水時での水位については、わからない。
3.水路から下流の用水路までの道路沿いの水路は全面コンクリート化されている。
4.水路と用水路の合流部。落差は80cmある。(平水時)
かって生息した水路にアユモドキを呼び戻すとして、さしあたりの障害は、水域の連続性となる。水路から、農業用水への連続性は80cmの落差で阻害されている。
80cmというと、前提ブログの佐渡島の千鳥魚道のある水路と同程度。コンクリート製の大規模なものの建設は現実的とは思えないが、コルゲートパイプを使用した魚道(佐渡島 パイプ魚道)であれば、設置は可能なのではと思う。
ただし、アユモドキの泳力がどの程度か、とか、農業用水自体にアユモドキが棲めるかとか。問題は多いのだけれども。
文責 にいむら
1990年代初頭からこの地でアユモドキは確認されていません。
写真説明 (小さい場合はクリックすると拡大します)
1.水路とアユモドキ生息地の銘板
2.水路は整備され、アユモドキ護岸、アユモドキ魚巣ブロックが設置してある。
水質等の条件は良好の様だが、冬季、渇水時での水位については、わからない。
3.水路から下流の用水路までの道路沿いの水路は全面コンクリート化されている。
4.水路と用水路の合流部。落差は80cmある。(平水時)
かって生息した水路にアユモドキを呼び戻すとして、さしあたりの障害は、水域の連続性となる。水路から、農業用水への連続性は80cmの落差で阻害されている。
80cmというと、前提ブログの佐渡島の千鳥魚道のある水路と同程度。コンクリート製の大規模なものの建設は現実的とは思えないが、コルゲートパイプを使用した魚道(佐渡島 パイプ魚道)であれば、設置は可能なのではと思う。
ただし、アユモドキの泳力がどの程度か、とか、農業用水自体にアユモドキが棲めるかとか。問題は多いのだけれども。
文責 にいむら
ボクの住む地域にはアユモドキがいます。水路で、フナの群れの後ろについて泳いでいるところや、水路で独泳しているところを目撃します。4月頃から10月頃まで、ときどき、適当な腕章を付けて、夜回りしています。
「アユモドキが泳いでいた」という記念碑、心痛む写真ですね。用水路にはまだいますが、改修されて、いなくなってしまった川では、橋にアユモドキの浮き彫りを飾っています。何かの折に、それを見ては保全や保護の大切さを思い出しています。