リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

結局 浜岡原発2基廃炉へ

2008-12-17 14:51:38 | ダムの穴
中部電力、浜岡原発2基廃炉へ 耐震工事費かさみ(朝日新聞) - goo ニュース
 浜岡原発2基廃炉されることになったようだ。二基は停止して久しいが、ともかく稼働中に大地震がなくて良かった。そのことには、とりあえず喜びたい。

 あんな場所にあんなものがある。その他の原子炉でも問題はあるけれども、あの場所はまず、ありえねぇと思う。稼働中に地震があったらと思うとゾッとする。

 その昔、30年くらい前、一度だけあの場所に潜ったことがある。
 水深2mで波高が1.5mという気象条件のなか、稼働していた原子炉の排水口の前に温度計を格子状に設置した。四国の潜水工事の会社から逃げ出して、東京の環境調査のダイバーになって、初めての現場だった。

 いまはとてもできないことだけれど、波が来ると水中に沈み、波が引くと膝までは空中にでる浅場で、水温計を付けた50kgのおもりを持って泳ぐ(歩いて)いたことがある。

☆テキスト版

中部電力、浜岡原発2基廃炉へ 耐震工事費かさみ

2008年12月13日23時17分


 中部電力が、耐震強度を高める工事のため運転を止めている浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の1号機と2号機を廃炉にし、大型の6号機の新設を検討していることが13日わかった。1、2号機の耐震工事費や主要部品の交換費が数千億円と、原発1基分の新設費用に匹敵するまで膨らむ見通しとなったためだ。来年3月末までに判断する。

 浜岡原発1、2号機はそれぞれ1976年、78年に営業運転を始めた。70年代は耐震技術が進歩していなかったため、耐震強度を高めるための点検・工事に入っていた。1号機は01年から、2号機は04年から運転を停止している。

 しかし、目標とした1千ガル(ガルは加速度の単位)の揺れに耐える強化費用が当初見込みよりかさむ見通しとなった。炉心を覆う主要部品、隔壁(シュラウド)の交換費用も膨らむ可能性が高まり、原発を新設した方が安上がりとの見方が有力となった。

 最新の原発は1基で130万~140万キロワットの出力がある。一つで、1号機(54万キロワット)と2号機(84万キロワット)分をまかなえる。

 新設を検討している6号機の運転開始は18年以降になるとみられる。ただ、浜岡原発では市民団体から1~4号機の運転の差し止め訴訟が起こされており、6号機には周辺住民の反発も予想される。

 国内にある55基の商用原発のうち17基は運転開始から30年を超え、「高齢化」時代を迎えつつある。しかし、廃炉となったのは98年に運転を終えた日本原子力発電東海原発(16.6万キロワット)のみ。日本原電敦賀1号機(35.7万キロワット)も10年に運転を終える予定だが、両者とも初期の小規模な原発だ。一般の電力会社が2基同時に廃炉に踏み切る影響は小さくない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ムツゴロウ訴訟は敗訴したが | トップ | トキの死 その1 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ダムの穴」カテゴリの最新記事