リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

農薬と水生生物

2010-10-15 14:58:35 | アユの流し目/雑記帳
ニホンミツバチ大量死防げ 佐世保の養蜂家 COP10で発表へ(西日本新聞) - goo

農薬は昆虫を対象として影響を行使するものだから、水棲昆虫には何らかの影響があると考える方が妥当だろう。
もしかしたら、水中の甲殻類にも影響があるのではと、ボク個人としては考えている。
先に紹介した
アメリカザリガニ アユモドキの記事も、もしかして農薬の使用を減らしたとかという影響があるかもしれない。

ニュース

☆テキスト版
長崎県佐世保市でニホンミツバチの研究、繁殖に取り組む久志冨士男さん(75)のグループが、18日から名古屋市で始まる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の展示ブースで、昨年から続く全国的なミツバチの大量死について「ネオニコチノイド系農薬の影響が大きい」との調査結果を発表する。

久志さんはニホンミツバチを二十数年にわたって飼育、研究。同県の壱岐島や五島列島で、絶滅した在来種の復活、繁殖にも成功した。しかし、昨春ごろからミツバチの大量死が相次ぎ、久志さんのニホンミツバチも110群れから3群れに激減したという。

久志さんは昨年11月に県内の養蜂(ようほう)家や市民と「ミツバチたすけ隊」を結成。昨年から水稲の害虫駆除に使用されるようになったネオニコチノイド系農薬「ダントツ」が原因と考えて調査した結果、農薬が散布されなかった離島を除き、ほとんどの場所でニホンミツバチが壊滅。県内で500以上を数えた群れが数群れに減っていた。

久志さんはCOP10での発表を「農薬の危険性について考えるきっかけにしてほしい」と訴える。独立行政法人畜産草地研究所(茨城県つくば市)の木村澄主任研究員は「農薬の影響が疑わしいのは間違いない。ただ、複合的な要因が多くさらに研究が必要」と話している。

=2010/10/15付 西日本新聞朝刊=
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