リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

マンブローブ回帰 リバーリバイバル

2006-02-22 21:34:52 | リュウキュウアユ研究会/奄美大島
昨年 Gijie とう釣り雑誌に書いたリュウキュウアユに関する原稿。

gijie

この原稿の中で紹介している
マングローブ林が発達する河口は、海水と川の水の交換が緩やかで、揺籃期の高水温から仔アユを守っている。そんな研究か先頃発表された。が掲載さているのが、これだ。

日本魚類学会 最新号 目次

 この研究をしたKさんは、3年?住用に滞在してリュウキュウアユの研究をした方だ。
 この内容が、論文になる前。学会の口頭で聞いたときから宇検村の河内川の河口が気になっていた。
 ほんとに宇検村のリュウキュウアユは産卵するのに、帰ってくる稚魚は少ない。そして、河内川河口は未利用も含めて、干拓された広大な農地が広がっている。

 奄美大島に知古を得てリュウキュウアユの産卵場整備は順調に進みつつある。
今年から、気になっていた河口のマングローブの再生について下調べをしようと思っている。

 ニイムラ


嘉徳にて リバーリバイバル研究所 奄美支部

リュウキュウアユ研究会
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リュウキュウアユ 亜熱帯のアユ 

鹿児島県奄美大島。亜熱帯の島には、年間を通じて澄んだ流れを保つ川が何本かある。その川のほとんどには、アユがいて、地元の人は「やじ」と言っていた。以前は多量に捕獲され「ウルカ」まで作っていたそうだが、現在は生息する川も限られ、鹿児島県の条例で採取は禁止されている。
 このアユが本州などのアユと異なっていることから、亜種、リュウキュウアユとされたのは、1988年のことだ。
南のアユは、その後の研究で奄美大島内でも太平洋側と南シナ海側では、遺伝的に少し違ったタイプであることが明らかになっている。南シナ海側のアユがこのところ、数を減らしている。頭首工に魚道を造るなどしたものの、その効果はあまり無かった。
 宇検村、河内川というその川の河口は広大な農地が広がっている。改憲派で名高い代議士が2代かけてマングローブ林を干拓した。
マングローブ林が発達する河口は、海水と川の水の交換が緩やかで、揺籃期の高水温から仔アユを守っている。そんな研究か先頃発表された。
奄美大島、亜熱帯のアユは、マングローブの林に抱かれて育つということだ。
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1 コメント

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復活 (masa)
2006-02-26 00:16:37
河内川河口にマングローブを復活できれば.....とてもすばらしいことですね。その一歩のお手伝いができる、僕にとっては幸せな話です。
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