リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

大きな一歩

2006-02-23 18:04:10 | 異人録 外来生物を巡って
岐阜県がコクチバス調査に67万円、昨日の記事について。

 記事にもあったように、岐阜県が当初計上していない予算を急遽組んだのは、ブロック紙として、中部地区での発行部数が多い中日新聞の1面に掲載されたことは大きいと思う。
 たまたま昨日。地元漁協で議員の方が、県に予算化を働けかけたと話しておられたから、それも奏効した事と思う。また、昨年開かれた宮様をお招きしてのさる魚類研究会で、伊自良湖のコクチバスについて話題提供して、岐阜県の担当者に働きかけたとおっしゃている先生もいる。

 みなさん。本当にいろいろな手を尽くして下さったのだと改めて思う。
でもね、県財政苦しき折、予算の多寡を言うべきでは無いかも知れないが、それだけやって67万。この金額。いかが考えるべきか。

 『人類の一歩としては小さいが、岐阜県の一歩としては大きい。』 借剛腕

 でも、ボクにとっては、大きな金額だった。もちろん、今回の調査は県が直接行うもので、ボクがお金を貰うわけではない。


 今年の春には、自前での調査をする予定でいた。
 報道による県の調査とほぼ同じ範囲の調査を計画していて、必要な許可の申請書を漁協の理事会に計り、漁協組合長名で申請をするばかりだった。
 調査には特別な器材がいる。例えば、電気ショッカー。生物を殺さずに効率的に捕まえることができる。そのような器材の使用には、県知事の許可、特別採捕許可が必要だが、個人ではその許可を取得できない。
 そこで、調査費用を請求しないことを条件に、漁業組合として調査の申請をすることにしていた。

 そんなわけで、今年の春には、それなりの金額と、時間を伊自良川の調査に投じなくてはならないことを覚悟していた。
10日間はかかるなあ。かなり痛い出費でもあった。それが必要で無くなった。

 低予算で調査をする担当機関。思わぬ出費をすることになった予算部局。皆渋い顔をしているかも知れない。
 でもホントのところ、一番喜んでいるのはボクだと思う。にかく 岐阜で寿司でも食おう(*^_^*)
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2 コメント

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Unknown (ブラ汁)
2006-03-02 01:51:20
本当に乙であります。
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へい (ニイムラ)
2006-03-02 09:14:01
乙様、すいません。深読みしました。
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