リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

「おんこりんかす」な日

2011-10-19 19:41:05 | サツキマス研究会/長良川調査会
サクラマスの調査をしている。
日本海側の河川なので、列島を横断していくのだが、なぜ、サツキマスの代表的な河川 長良川に住んでいて、この季節に他の川に行かなくてはならないのか?

 むかし、サイモンとガーファンクルのアート ガーファンクルが
「人生における成功とは 5月と10月に働かないことである」というようなことを言ったらしい。

 ある時、ボクはそんな成功者のような生活をしていた。
 5月は遡上するサツキマスを長良川でさわり。 
 10月は産卵するサツキマスを水中で愛でた。
 他の月に忙しかったわけでもないが?

 しかし、いつの頃からか、この季節、ビワマスを撮影に琵琶湖に通ったり、
 サクラマスを調べに日本海側の河川に泊まったりしている。

 友人の日本海側住人を平日のサクラマス調査に誘って、職業人だから休みの日ならばと言われた。
 そのとき、ボクが「ほんとはオンコリンカスが好きなんだ」
 と言ったら、彼は「エー」と驚いてみせた。
 たしかに、リュウキュウアユだの、アユモドキだの、はてはメコンオオナマズである。その前に、ミツバヤツメ、なんてのもあった。
 メジャーなオンコリンカスよりも確かに、希少淡水魚とのかかわりが深いといえなくもない かな。


 そんな、夕方、朝からお互いに電話がつながらなかった。ぼーさい研のTさんとやっと連絡がつく。

 曰く、文科省のかけん費を申請するから「オンコリンカス」の研究者を紹介してくれという。
 ボクは民間人で無職(所属がない)だから共同研究者として予算をくむことが出来ないのだな。

 しばし、考えて、農水省系独立法人研究者のYさんに連絡をした。
 まだ、決まっていないが、良い感触だった。
 かれら、TさんとYさんは互いに名前は知っているということだった。
 面識はないという両人だったが、首尾良く科研費を獲得してオンコリンカスの研究がすすめば、
 ボクは「オンコリンカス」業界から
 月下氷人 ならぬ
 鱒下水人 とは 呼ばれないか!

 まあ、オンコリンカスな日だった。
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