あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

介護な日常に突入か?

2023-09-05 | 半径30メートルの事件

週2回のデイケアをすごく

楽しみにしているのか、

そうでもないのか微妙な母。

帰って来たらハイテンションで

「ま~ろちゃんっ💛」とルンルンだ。

かと思えば「色々あるんだ」と

意味深長な言葉を吐いて

行くのがおっくうそうな日もある。

「どっちやねん」とあたしは

翻弄される。

どっちも母には本心なのでしょう。

揺れるのは乙女心だけじゃない。

週に2回の契約なのに

「そが~にいかりゃ~せん」

(そんなに行かれない)と

月6回と決め込んでいる母。

木曜は行くが月曜はまびくと

決めている。

月末に翌月のスケジュールを

出さなくてはと言う。

出したはずだがどう決めたか

忘れたのでしょうね。

「いつ行くんか」と何十回も

私に聞いてくるが知らない。

木曜日に行けばいいでしょ。

月曜日は行きたくない日に

行かないと連絡すればいいと

何度も言うけれど前もって決めて

自分の手でメモした紙切れを

施設に提出しなくてはいけない

と思い込んでいる。

そのメモが無くなったと言う。

メモとは別に日記帳に〇印や、

「行く」と記入しているのに。

そのことだけを3日も前から

気にしていた母は

日記帳を半日もめくっていた。

もはや何を確認しているか

自分でも分からなかったはずだ。

こっちがイライラしてくる。

「もういい加減にしたら!」と

声が大きくなる私に

「静かにして」と抵抗した母は

その晩ついに具合が悪くなった。

夜の間にめまいと吐き気に

見舞われたと言う。

かわいそうに階上の私に

知らせられないので

自分でトイレに行って吐いて

めまいに耐えたようだ。

その日、楽しみだったのか

楽しみではなかったのか

とにかく行くだの行かないだの

一人で考えあぐねたデイケアに

行けなかった。

私が電話しようとしたが、

自分で連絡した。

「体調が悪いので休む。

行けるようになったら連絡する」

と電話したが、

その内容を2時間後に忘れたようで

「何と言っていたか」と聞く。

母は年齢の割に元気でこれまで

あまり病院には掛からなかった。

それは我々、娘息子には

有難いことだったが、

ついに「介護な日々」が始まったかも。

「行かない」と固辞した歯医者に

先週連れて行った。

たまたま歯茎が腫れていた。

タイムリーで良かったが

歯茎の腫れか虫刺されか

自分で分からないってどうなの

とつっこみ入れたくなる。

ありとあらゆる事に対して

本当に母は「分からなくなった」

ようだ。

歯医者へは行き始めたら

しぶしぶでも治療に協力する

と思ったが嫌だの~と言うばかり。

連れて行ったのが恥ずかしいが

先生に伝えると最低限の治療に

して下さるそうだ。

本来ならば半年くらい掛けて

治療する必要があるのだろうが

3回に超短縮。

後は手が付けられなくなるまで

経過を見守るしかない。

で、明日はやっとデイケア。

「明日はお母さん行くんだの?」

と、何回も念を押してくる。

それでも忘れる可能性はある。

「私が前日に教えてあげるから」

と言うのだが当方も実は

あれまなことが多発してます。

忘れる可能性あり。

あれま~な母娘で

あれま~な介護的生活の始まり。

ちなみに美容院へ予約を入れた。

前もって言うと「いつだったか」と

何十回も聞いてくるか

「行かない」とごねるからね。

これからは万事、

母をだまし討ちすることにした。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 9月・新しい自分に出会う | トップ | リアルな夢 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿