歌の力～大合唱！

いくぶん復調ながら

ちょっとチリチリ痛む喉で

牛田中学校の合唱祭当日を迎えた。

保護者会主催のPTCで

長年続けてこられている。

保護者の方々がおそろいのウエアで

受付から何から仕切っておられた。

役員の皆さんには何から何まで

細々としたご配慮を頂いた。

有名なシンガー的使いに

あたくし恐縮しました。

 

１、２年生を聞かせてもらったが

レベルの高い合唱で、

聞きごたえがあった。

練習は大変だったと思うが

運営のノウハウがあるのと

保護者間では評判になっているらしく

平日昼間にも関わらず

多くの人で、

生徒数６００人と保護者で

体育館はほぼ満席。

１０００人近い人だったと思う。

 

生徒入場までに音響機材を組み立てて

音出しを完了。

合唱祭に支障ないようにばらした。

１１時半、吉野妙さん到着。

お昼休憩の３５分間で

リハーサルをして再びばらす。

午後２時、セットアップして本番

という流れで

音響担当の大崎さんと

そのサポートをかって下さった

Ｋさんのおかげで滞りなくできた。

 

妙さんとの練習はかなり前に１度だけ。

それ以降に私の思いが変わり

前日に！変更を多数繰り出した！

曰く「手紙～拝啓十五の君へ」を

このリズムで・・

「マリーゴールド」はアルベジオ

じゃなく和音に変更。

アクセントは1拍目、2拍目、4拍目に。

という「文章」をラインしたのみ。

おほほ～ぉ。

さすがな妙さんは「了解しました」

とだけアンサーをくれた。

 

リハでは音響バランスの調整が

万全ではなかったが、

時間切れで最終確認ができなかった。

体育館に多数の観客という状況は

音響的にどうなるのか

大げさに言えば「未知の領域」。

そしてカバー曲は明らかに練習不足。

更に喉が不調。

不安要素はたくさんあった。

バタバタと音響機材の

セットアップをしては

ばらしてで合唱祭が進む。

最後に先生方の合唱があって、

ヤンヤヤンヤの歓声と手拍子。

生徒が大喜びで会場がいっきに和んだ。

「僕たちはいっしょうけんめい

生きている」という歌詞が特に

良かった（笑）

 

時間が10分押していた。

通常ならば１曲カットだ。

出番一分前になって、

「島人の宝」を3コーラスから

2コーラスに減らすと

舞台袖で妙さんに言う。

そのままステージに上がると

体育館後方まで人で埋まっていた。

１、２年生の発表が終わったら

保護者はいなくなるかと思ったが

増えた？くらいな圧。

生徒もきちんと正面を凝視している。

さすがに緊張で最初のＭＣは

舌がもつれた。

 

2曲目「希望のメロディー」で

手拍子をもらえてからリラックス。

リハではかすれていた声も復活。

緊張することなく歌えた。

「本校の生徒はおとなしいです」

とのことだったが

リアクションが素晴らしかった。

「島人の宝」では

「エンヤササー」の掛け声をくれて感激。

が、これなら行けるかもとねらった

「牛田中の～ぉたーから～♪」には

冷ややかだったな（爆）

今回一番の勝負曲は「マリーゴ－ルド」。

タイトルコールで「おおっ」と

小さなどよめきがあったが

あんなに盛り上がるとはね。

みんな一緒に歌ってくれた。

 

今回のゲスト出演の話は

卒業生のＫさんから頂いた。

Ｋさんのメンツが立たなくては。

そのミッション完了したという、

手ごたえを感じて袖に引っ込んだら

想定外のアンコールの声。

「えっ？？？どうする？？」と焦る。

妙さん曰く「2秒で決めましたネ」。

「マリーゴールド」しかない。

アンコールはこれこそ想定外の！

大合唱となりました。

手を繋いで立ち上がる生徒もいて

会場は騒然となった。

1コーラスで終わろうかと思いながらも、

あまりの盛り上がり方に

フルコーラスいくしかない。

私はマイクから離れて

ギターを弾くことに徹した。

 

「マリーゴールド」は凄い。

歌ってスゴイ。

あいみょん←（歌手名）おそるべし。

中学生たちの熱気と、

それを支える保護者と教職員の方々。

あの一体感はなかなか味わえない。

活動20年が走馬灯のようによぎり、

泣きそうになった。

 

保護者の方、

校長先生や教頭先生には実に

丁寧に扱って頂いて

この日はスター的気分を味わえた。

一瞬のきらめきの為にまた、

粛々と進むのみ。

「まりさんは幕の内弁当だ」

「自分は丼物」と迷言？を放った大崎氏にも

音響でお世話になった。

「幕の内弁当に例えますか」

と笑った妙さん、集合写真に不在です。

ごめんなさい。