あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

お犬様との日々

2022-02-06 | 半径30メートルの事件

昨日から積もった雪は10センチ少々。

このあたりでは「大したことない」

というレベルだが気温が低い。

午後8時でマイナス4度。

路面がスケートリンク状に

固まっていて怖かった。

いつぞや雪がなかったので

快調に飛ばしていた。

カーブに差しかかったら

ブレーキもハンドルも制御不能で

「私は終わった」と覚悟した。

道の横に除雪された雪の壁に

ガガガガ~っとしながら停まった。

以来、気温がマイナスかどうかを

気にして運転する。

今日は速度40キロで無事に帰った。

帰るなり麻呂が飛び出してきて

踏ん張る。

「今朝から何回も何回も外へ

出るんで」とばーちゃん。

踏ん張っても出ないのは

会陰ヘルニアのせい。

ホルモンの関係なのだそう。

お尻の穴がま横を向いているから

ウンチが溜まってしまう。

あまりに酷かった時期は

指をつっこんで掻き出そうとしたが

うまくいかない。

お医者さんはそのあたり容赦ない。

断末魔の叫び声を上げた麻呂は

かわいそうだった。

もうあんな思いをさせたくない。

発酵食品を半年食べさせたら

改善した。

安心していたが何故か急に

食べなくなった。

ヨーグルト在庫は麻呂用だ。

ほかに腸に良い食品を食べさせて

何とかしのぐが、今回は苦戦中。

最近ではリードなしで庭に出せば

おしっこを済ませて勝手に

帰ってくる。

ウンチが出ないとトボトボ帰って来る。

そんな時はシッポが後ろ脚の下に

きゅっと入り込んでしまい

気分の落ち込みが分かる。

快腸の時は上に跳ね上がった

しっぽの毛が誇らし気に風に

なびいているからね。

人間にしっぽがあったら気分が

バレバレだ(笑)

犬ごときの話題で恐縮です。

犬嫌いの方は飛ばしてください。

晩ごはんに私がいれば

何か食べさせるうちにふりがついて

おいしくないカリカリご飯を

食べられるが

今晩は何ももらっていなかったようだ。

かわいそうにおなかを空かせていた。

ばーちゃんはおねむで

「家の中にウンチを出しても

仕方ない」と21時に就寝。

麻呂はそれからも外に飛び出して

何度も踏ん張った。

私も外で何度かつきあったが

雪がちらちらと寒い。

お風呂に入った。

ゆっくり入って戸を閉めて階上に行く。

30~40分経過した。

麻呂はリビングの様式こたに

ひがな入っている。

本当に何気なく、

そこにいるか気になったのだった。

確認して良かった。

まだ外に居た!!

心細かったらしく

飛んで帰るやこたつに。

マイナスの屋外。

朝まで気づかなかったらと思うと

ぞっとする。

実は2度目だ。

たまたま家人が夜帰宅して

外に居る麻呂を見つけた。

その時間に家人が帰宅するとは

めったにない。

ラッキーだったがその時

1時間近かっただろう。

彼は寒がりで心臓が悪い。

殺すところだった・・。

私にまとわりつく麻呂が

時に鬱陶しい。

連れて出かけて後悔もする。

さりとて置いてけぼりも辛い。

車を見送る彼の姿に涙がじわっと

にじむことがある。

物言わぬ彼。

空腹でもおしっこ行きたくても

寒くても寂しくても、

じっと我慢する。

私の帰りをひたすら待つ彼を

憐れだと思うことがある。

「命は悲しい」と思う所以だ。

それでも彼がいる空間には

笑いがあり。

彼が気もち良さそうに眠っていると

幸せを実感できる。

「命は喜びだ」と心から思えるように

麻呂が私を訓練中ってとこかな。

 

 

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