あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

Respect

2023-01-12 | 私が歌手

(3) 【Alba Lab】Mari Niya"Respect" / Singer-songwriter × Alba Design - YouTube

 

広島市の公共交通機関に

アストラムラインというのがある。

高架を走る姿は電車だけれど

タイヤがついている。

この10年ほどは乗る機会が

なくなったけれど

東京からUターンして直後は

妹宅に車を置いて

広島市中心部へのお出かけに

しばしば使っていた。

 

乗り物、特に電車に乗っていると

人はたぶん独特な脳波を

出していると思う。

周りに他人がいるので

適度な緊張感を保ちながらも

小さな振動が心地よくて

リラックスしている状態に

違いない。

 

ある日のこと。

アストラムラインの席に座って

ぼ~~っとしていたら突然

「見上げた空 満天の星

幾万年の光をいま 私の元へ

届けてくれる」

という言葉が胸に降りて来た。

「浮かんだ」というよりも

あまりにはっきりとした言葉。

「え?何?何?」と思いながら

心の中でリピートしたら

感動的な美しい言葉だった。

急いでメモに残した。

 

後にこの歌になった。

再デビューされた早苗ねねさんが

ご自身のアルバムに使いたい

ということだった。

レコーディングの時に

泣けてきて歌えないほどだった

と聞いた覚えがある。

「この歌は自分を浄化しないと

歌えない」と言われた。

その頃の私にはその意味が

分からなった。

 

アルバムに入れたのはだいぶ前

のことだ。

今聞くとボーカル力が不足していて

やり直したいくらいだが、

歌に対しての姿勢や動機が

今よりピュアだったな~と思う。

 

宇宙から降ってくる言葉は

短くて美しい。

そこには言葉の羅列とは違って

哲学・真理のようなものがある。

今まで何回か、その言葉を拾って

歌にしてきた。

映像の前に自分が立っている

感覚がくることもある。

この数年は体験できていない。

狙ってみた時期もあるが、

陳腐な歌にしかならない。

「老化」と諦めた部分もある。

ソングライターに拘らないで

シンガーとしての力量を上げようと

してもみた。

焦りや残念さを少なからず感じて、

思うのは自分の何かが疎外

しているのだろうと。

以前、ねねさんが言った「浄化」が

必要なのかもしれない。

 

まず自分を許そうとしている。

まず自分を「Resppect」(尊重)

したい。

自分に厳しい自分ではどこかに

緊張が生まれる。

アストラムラインで経験した

リラックスするともなく

リラックスしているあの状態だ。

そして「動機」にまとわりつく

不要なモノからスルリ抜けて、

身軽になろうと思う。

一人が丸ごとひとつの

「宇宙の主」なのだから

自分の宇宙は自分でデザインしたい。

無限に広がる宇宙だ。

無限なる可能性を持っている

自分を認めてあげれば

これからの人生はワクワクだ。

 

 


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