UNIVERSE SMU

MODEL:UNIVERSE SMU

MADE IN U.S.A.


前回の記事に続き、今回もMr.LINDYからの依頼でシュータンスポンジ組み込み・ソール剥がれ直し・インソール洗浄のリペア。

この靴を手に入れた時、酷いカビの臭いがしていたそうで、それを抑える為に香水をつけてしまったそうです。

香水の強烈な臭いは凄まじく、一番浸潤しているインソールをまずクリーニングしました。

完全に臭いが消えた訳ではありませんが、これで若干収まりました。


次にシュータンのスポンジ組み込みですが、6mm厚のスポンジを使用。

生地は表裏ともにオリジナルを流用しております。



最後にソールの剥がれ直しですが、必要最低限の補修で止めました。


シュータンを縫い付け完成です。ご依頼ありがとうございました！


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MODEL:UNIVERSE SMU

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今回ご紹介は、Mr.LINDYからの依頼でソールレストア・シュータンスポンジ組み込み・アッパークリーニング。

まずソールを解体します。作業を開始するとアウトソールの至る所にヒビが入っており、また通常のワッフルソールに比べ

このスパイク用のアウトソールは厚みが薄く、難儀な修理になりました。

ソールを各パーツに分解したら古いボンドを除去します。

スパイクのプラパーツ部分ですが、この靴自体かなり使用されていたようで、傷や汚れの付着と金属部に錆も見られます。

そこでヤスリにて傷部分の研磨と汚れを落としていきます。最後にコンパウンドで仕上げました。

◆左：AFTER 右：BEFORE◆

完全な新品状態とはいきませんが、その差は一目瞭然ですねー。

次にミッドソールですが、元々あったソールは経年で痩せて収縮してしまっており、そのせいで全体的なビジュアルも貧相にみえます。

今回、たまたま私物でカスタムベースにストックしていたユニバースがあったので、それを流用しました。

◆左：ドナーのソール　右：痩せて収縮した元々のソール◆

これでミッドソールの厚みと幅が元に戻り、ビジュアル的にも格好良くなりました。


次の作業はアッパーのクリーニング。洗剤を使用して汚れを落としていきますがナイロン部のくすんだ色は改善されませんでした。

インソールも一度外しクリーニングしましたが、黒ずみがとれないので漂白しました。

陰干しにて十分に乾燥させた後、レストアしたソールとアッパーを接着。


最後に、シュータンのスポンジ組み込みですが、USA製なので6mm厚のスポンジをチョイス。

生地も表と裏、両方ともオリジナルを使用しをアッパーに縫いつけ完成です。

ご依頼ありがとうございました！



＊＊＊＊＊　追　記　＊＊＊＊＊

本日で、LIMEもスタートから丸２年が経過しました。

２年目の所感としましては、国内外のカスタマーも増え、自分の仕事について認知して頂けて大変嬉しく思います。

その反面、経済状況の一変により靴修理資材の価格高騰、一人で拘って作業を行っている為、効率化が図れないという事、

営業・宣伝活動が殆ど出来なった事など、経営面で色々と悩んだ１年でした。

しかしながら、ご依頼下さるお客様方、当店をご紹介下さるショップ様方のおかげで何とか無事３年目を迎えられました。

まだまだ未熟ではありますが、皆様方のご期待に応えられるよう更に精進したいと思います。

今後とも何卒宜しくお願い致します。

2013.11.1　ライム店主


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