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連載第三回:世界のお菓子【ロゼットクッキー】 | ニキズキッチン英語料理教室

2015-01-07 02:41:00 | 世界のお菓子
連載第三回:世界のお菓子【ロゼットクッキー】
 | ニキズキッチン英語料理教室





英国では「ロゼットクッキー(rosette)」と呼ばれるこの揚げ菓子は

世界いたるところで昔から食べられています。



何年か前からニキズキッチンに来る人々の間でも

「同じお菓子が異なる国のオリジナル郷土菓子として存在している!」

と話題になっています。



コロンビアのカミラさんはスペイン発祥のお菓子よと唯一自分の国の

お菓子ではないことを知っていましたが



それを除いては、自分の国のオリジナルのお菓子だと思っていて

他の国にも同じお菓子があるよ!

というと、みんな鳩が豆鉄砲を食ったような顔になるので面白い。




調べてみると、ロゼットクッキーの発祥の説は2つあって、

1つはペルシャの宮廷菓子、もう1つはスカンジナビアの伝統菓子。



ドルマやフムスがオスマン帝国の影響でアラブ圏に広まったり

パンやクッキーやワインがキリスト教の教会を通して世界に広まったように

宗教が絡んで広まった可能性が高いですが



同時に「うわ~その型おもしろい」「このお菓子どうやってつくるの?」と

地道に各国に広まったんでしょうか。。。

謎は深まります。



■スウェーデンでは「ストラヴァ(struvor)」。クリスマスに食べます。




■メキシコやコロンビアでは「ソルテリタス(solteritas)」

オレンジ色は食紅をつけてます。クリスマスに食べます。





■スペインでは「お花のカーニバル/フローレス デ カーニバル(Flores de carnaval) 」

チョコレートやシナモン味もあるんですよ





■マレーシアではココナッツの味がする「クイ・ロス(kuih ros)」




■スリランカでもココナッツ味で「コキス(Kokis)」

新年の祝い菓子です。




■南インドは米粉とココナッツで「アチャッパム(Achappam)」 

ケララのクリスチャンがクリスマス菓子として作ります。




■トルコでは「デミル・タトルス(demir tatlısı)」

鉄のプリンという意味です




■南ドイツのシュヴァーベン地方のローゼンキューヘレ(Rosenküchle)

薔薇のフリッターという意味です




■イランではハートゥーン・パンジェレ( خاتون پنجره )

「貴婦人の窓」という意味です




■アフガニスタンではクルチャエ・パンジェレ( پنجره )




他にも、モロッコでもありますが 日本、ロシア、中国、ギリシャにはありませんでした。






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